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世界は終わりを告げている。  作者: 現実みかん
1世界目
9/16

赤の世界

目が覚めると、俺はどこか知っているようで知らない世界にいた。


「ここが…」

俺は今まで起きてきたことを必死に頭の中で整理する。


まず、ここは俺が救わなければならない第一の世界、「赤の世界」である。

そして、ここはあと2時間で無くなってしまう。


以上の二つだ。


ここで俺は、幾度もこの世界をやり直し、確実に成功へと導いてこの世界を終焉を迎えないようにしなければならない。


それが、俺に課された任務。


そうしなければ、今まで俺がいた世界はもうすぐ終わりを迎えてしまう。


そんなことになってしまえば、俺の命はともかく、この世界の始まりも終わりも無くなってしまう。

つまるところ、"この宇宙ができていた"という理が消えてしまうというわけだ。


そうなれば、ここには宇宙空間なんてものも存在しないし、生物という存在もない。

何の存在もなくなるのだ。


俺は、宇宙の女神である彼女に全てが無くなってしまった時の映像

を創造上で見せてもらった。


何とも言えなかった。


最初は女神に見せてもらった映像がおかしいのかと思った。

何も映らない。何も無かった。しかし、それは真実だった。

"何もない"

それが俺たちが後に歩む未来になっているから。


それを食い止める為に俺はここにきた。

あと何個もある世界を全て救い、その理にかなって宇宙は晴れて終わりを迎えることを阻止できる、というわけだ。


前置きが長くなってしまったが、俺はまずこの世界の状況を知らない限り手の打ちようがないと考え、とりあえず世界を歩いてみることにした。


まぁ、俺にはあの女神にもらった時間遡行を使えるので一度この世界の終わりをみるのも手かもしれない。


何がどのように起こってどうなるのか。

これを知らない限り何も起こすことはできない。


ということは…!!

2時間暇になったわけである。


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