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世界は終わりを告げている。  作者: 現実みかん
0世界目
6/16

白い映像

「いや…おい、あのな…」


女神という存在に対してこんな言葉を使っていいのか定かではないがこの人が女神だと確定したわけではないので、スルーする。


ずっと映像は切り替わらなかった。

永遠に白い背景のまま。


「女神、これって一体……」


「まだ続いていますよ」


まだ続くと促されたのでみてみるが、これといった変化はない。


「あの…」


「今、あなたが見ている映像が全てがなくなった時のこと」


え……?


「地球がなくなり、さまざまな因果関係があってこの世界は全てなくなる。

宇宙系と呼ばれるものなんて、もう無くなってしまうというわけ。」




「だから……、だからあの映像には何も映らなくて…」


「そう。何も映らないんじゃない。"何もない"の。」

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