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世界は終わりを告げている。  作者: 現実みかん
1世界目
16/16

お転婆娘 イアン

イアンの家を捜すのに、かなりの時間がかかってしまっている。

とりあえず、誰かに聞くしかないな…

あれほどのお転婆娘だ。顔が知られてるだろ。きっと。


「あの……すみません…赤髪でショートカットの女性の家知りませんか?」


俺が話を聞いた男はニカッと笑って、案内してくれた。


ついていくと、そこは俺がついさっきまでいた家と同じ家だった。

ここがイアンの家か。


「それにしても君、イアンの知り合いかい?

彼女、付き合うには少しアレだよ?」


は……?え、いや、そういうことじゃないんだよなー。


「いえ、少し用事があるだけなんで…ありがとうございました。」



絶対あらぬ誤解をされた気がする。

お転婆以外で顔が知られてるって、相当なやつだな……

イアン……

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