その背中はやりきった男の背中であった……
あの騎士達から瞬間移動で魔法大国内のどこかに転移した
街道を歩いていた人達はいきなり現れた俺に驚いていたが
無視して、人混みを掻き分けなから宿を探した
俺が転移した場所はどうやら商店街らしく賑わっていた
それにしても……
すっげぇ混んでる、
歩けない!ってレベルではないが、混んでいる
話が変わるがいい匂い……、所々漂ってくる肉の匂い
俺の食欲がまさに爆発しそうだ、
俺は匂いに釣られユラユラと身を任せるのだった
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「ウマァァァァァァァァイ」
おっと、宿を早く探せと思っているそこの奥さん
食事は大事だよ??
俺は例えるならネギまを買った
10本マイル、日本で言う10円
安いし、美味い!
なんて言ったってこの肉よ、これなんの肉なんだろうな……
「ウワッ、あの人ゴブリンの肉食べてる」
ウム、なるほどな、
だからこんなに安いのか、なるほどなるほど!……
ビチャッ
ゴブリンの肉を投げ捨て、俺は人混みの中に紛れて行った
その背中は正しくやりきった男の背中であった……
それにしてもゴブリンの肉はないわぁ……
いやいやマジでないわぁ……
ゴブリンってあれだろ?あの緑でギィギィ言ってるアレだろ?
この世界で雑魚中の雑魚、のアレだろ?
そこで俺は嫌な記憶を思い出した……
前世の俺は騎士とゴブリンの孕ませ日記、というエロゲを持っていたことに……
そして、そのエロゲを親に見つかってしまったことに、、
今思えば恥ずかしすぎた、1週間は親と喋らなかったわ、いやマジで
おっと、すまない、話がズレた
ゴブリンとはいえ、飯は食べたんだ、次こそは冒険者ギルドに行くとしよう、