鞄の恨み
進藤は得たいの知らない者が、草むらで音を出したことに気付きながらも無視をした
「どうせ、強い奴なら気配位消せるだろ。」
そんなことを考えながら無視を決め込んだ。案の定、角生えたウサギはから生えた魔物であった・・・その姿を見て
「これは雑魚だろ」
と、呟いた進藤はなめていた
「まぁ~いいや。ちょっとこの世界での力も試し・・・」
と、進藤が喋っている途中で兎は信じられないスピードで迫ってきた
「えっ!?速っ!!なんだ今の!!」
間一髪避けることはできたが、進藤の世界とは違い、こちらの兎は速いんです・・・
「もしかしてこれは、まずいんじゃないか?」
そんなことを考えている間にいつの間にか10羽程の兎に囲まれていた
「いや、ちょっとまて初めての戦闘で詰むとかないだろう!」
進藤は必死に逃げ出した!!
しかし、兎に囲めれ逃げれない!!
「マジかよ・・いきなりの戦闘でこれかよ・・・うん?」
あれ?進藤は自分の服装も会社帰りの服装・鞄しか持っていないことに気付いた
「ミント・・!!お前は伝説とかいわないとしてもそこそこの装備は準備する!とか言ってたよな?」
ミントに話しかけるも返答はなかった・・
「ふざけやがって・・今度会えるかわからないけど、覚えてろよ!」
と呟いたところで、兎が進藤の鞄を噛み千切っている光景が見えた
「おい!それ中々値段張ったんだぞ!!お~い聞いてますか~?」
遠慮なく鞄の外側を噛み千切っている兎に意味のない声をかけた。
進藤には声をかけた兎がこっちを向いて嘲笑うような表情を見せたように思えた。
そこで、進藤の頭の中で何かが切れる音が聞こえた。その手にはいつの間にか地面に落ちていた木の棒が握られており、進藤は誰にも聞こえないような声で呟いていた
「こら・・いい加減舐めてるんじゃねーぞ?まぁまぁその鞄気に入っていたんだぞ?」
進藤のいきなりの変化、何よりも異常なまでの殺気の塊をぶっ蹴られた兎達は鞄を口から放して一歩もうごけなくなった
初めての投稿ですので暖かい目で見てもらえると幸いです。何かご指摘ありましたら、ご教示何卒よろしくお願い致しますm(__)m