表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
主任と平社員の異世界転移  作者: 気まぐれ小説
5/29

旅立ち

「それで、俺は魔王?とかいう奴倒して勇者?助ければ家に帰れるんだな?」

いきなりの進藤の前向き発言に驚いた女は答えた

「帰れます!いや帰します!!時間も呼ばれた時間に帰してみせます!!!」

と決心したように強い言葉で返してきた

「わかった・・帰ってやるよ!!よく分からんがすぐ帰ってやるよ!!それで、娘の発表会行くわ!!」

もうヤケクソだ。魔王?知るか?そんな奴ただのあれだろ?世界征服とか言ってるバカだろ?そんな奴は大体いつか正義に負けるわけよ!!!

あれ?なんだこの気持ち?なんだか子どもに戻ったような・・・

「そうですよ!!魔王なんかちゃっちゃと倒しちゃって娘さんの発表会行っちゃってください!!ついでに何時でも私に連絡できる魔法も教えちゃいます!これまた特典で伝説とまではいきませんがそれなりの装備も用意致します!あいつをあっと言わせてやりましょう!!あっ・・・神様をです・・」

と、女は最後は聞こえるか聞こえないかという声で呟いた。

「どうせ顔も出さない奴が聞いちゃいないさ。それよりお前の名前は何て言うんだ?」

女はホッとしたような顔になりこう答えた

「ミントです。これからもよろしくお願い致します!進藤さん?」

「あぁ、好きに呼んでくれ」

「では、進藤さん1つだけご忠告させてください・・・決して死んではいけませんよ??死んだら終わりです・・・誰も助けられません・・」


進藤は真剣な顔に戻り答えた

「死なないさ・・俺もこう見えて3人のパパだ」

進藤は今まで色んな人間を見てきた。死んだら終わりだということも全て含めて・・・

「3人のパパなんですか!?発表会ばっかり言ってたから、てっきり1人娘のうるさい奴かと思ってました・・・まさか30歳で3人とは・・・」

進藤は笑いながら答えた

「うるせーよ。ほっとけ。じゃぁ、行ってくるわ!」

と、今度は確信したように光眩しい扉へと真っ直ぐに走って行った。


初めての投稿ですので暖かい目で見てもらえると幸いです。何かご指摘がありましたら、ご教示よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ