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主任と平社員の異世界転移  作者: 気まぐれ小説
16/29

戦闘開始!!

谷本の声で村人は全員一目散に逃げ出した

結果オーライといえばそうだが、後で谷本は説教だ・・・

「谷本・・お前は馬鹿か?」

「何でですか!?こんな状況を黙って見てろっていうんですか!?」


アイコンタクトとは時間をかけ、信頼しあった仲間同士で力を発揮する。進藤はこれで難しい仕事を何度も成功させてきた。

それを20歳、しかも僅かな時間しか関わっていない谷本に求めた進藤のミスだ


「話しは後だ・・くるぞ!!」

「ハイ!!」


二人の後ろには数にして50以上にもなる魔物が陣取っていた・・・


「多すぎだろ・・・」

『我こそは勇者だ!!いざ尋常に勝負!!』

大群に突っ込みそうになる谷本に軽く【痺れろ】と呟き動きを止めた。

「えっ?進藤さん!!魔法使えるんですか!?スゲー!!」

「もう、いいから黙れ!!どこまで効くかわからないけど、今から俺があいつらに魔法かけるから、お前はうち漏らした奴を頼むぞ。俺の武器はただの木の棒だからな!」

「わかりました!!」


流石に言葉のキャッチボールはわかってくれたらしい・・


「じゃぁ、いくぞ!!【燃えろ!!】」

瞬く間に魔物は半分以上が燃えながら戦力を無くしていった

谷本は横で目を輝かしながら

「スゲー、スゲー僕も魔法使いたい!!」

と、はしゃいでいた


えっ?まさか谷本・・勇者なのに魔法使えないの??


いやいや、今はこの場を集中しよう・・・


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