『我こそは勇者!!』
「谷本・・一回その王都に戻って情報を集め直さないか!?」
「そうですよね!進藤さんが言うとおりかもしれません!しかし、その前に僕は勇者として進藤さんが魔王討伐の仲間に相応しいかどうか力を試させてもらいたいのです!!」
・・・?
勇者様(谷本)?いきなりどうした??
「僕と一騎討ちをしてください!!」
・・・??兎にやられたヤツが?
いや、待てよ・・仮にも勇者だ・・
もしかしたら、さっきのは辺りどころが悪かっただけかもしれない・・
仲間の提案に乗ることは一つのコミュニケーションになるかもしれない・・・
「よし、やろう!!」
「では、どちらかが参ったというまでの勝負ということで・・・死なないでくださいよ?進藤さん?」
ヤバい・・イチイチ腹が立つ・・
「あぁ、わかった」
「行きますよ!!」
谷本は気合いを入れた大きな声で堂々とこう続けた
『我こそは魔王を討つ勇者!!いざ尋常に勝負!!』
進藤はあっけにとられていると、谷本は大層な剣を持ち進藤に剣を振るった!!
えっ?遅っ!?剣を持っているだけでフラついているぞ!!
イラついていたこともあり、思わず進藤は谷本の顔を殴り飛ばしてしまった・・
谷本は2メートル程宙に浮き、またしても気絶してしまった・・・
「ミント・・・お前の上司(神)はとんでもない人選ミスをおかしたんではないか?」
谷本が気絶したらミントと話せるようになるらしく、ミントはこう答えた
「そのようですね・・どうしましょう・・??」
「俺が聞きたいわ!!」
進藤は気絶している谷本を見て何故だか涙が出てきた
初めての投稿ですので暖かい目で見てもらえると幸いです。何かご指摘ありましたら、ご教示よろしくお願い致しますm(__)m




