倒れていた者
そこには安らかに眠っている重装備の男がいた・・・
いや、これは眠っているんではない気絶しているんだ。
そして、進藤にはこいつの顔を見たことがあった・・・
新入社員の谷本だ・・・
さて、一回落ち着こう・・・
今、俺は兎と死闘を繰り広げ、そして近くに昨日?一回だけ飲み会で会った谷本が落ちている・・
いやいや、そんなわけがない。煙草残ってたっけ?近くに落ちていたボロボロになった鞄の中から煙草を取り出し吸おうとするが
「クソ・・あの兎ライターどこやりやがった・・!いやまてよ・・俺には魔法がある!
【燃えろ】」
煙草は灰となり消滅した
そんなバカなことを繰り返している間に谷本は目を覚ました。
「どこのどなたか知りませんが助けてくれてありがとうございます。あれ?スーツ?もしかして貴方も!?」
やっと火が付いたかと思いきゃ、恐らく谷本?が声を掛けてきた。進藤が振り返るとそいつは驚いた声で顔をガン見してきた
「主任!主任じゃないですか!!まさか主任もこの世界に!?」
間違いない・・谷本だ・・・
おい・・まさか他に転移した勇者って・・
俺が助ける勇者って・・
進藤は谷本の問いを全て無視して質問してみた
「お前が勇者なのか?」
「ハイ!!僕が勇者です!!3日前にこの世界に来て、近くの王都から森を探索して迷子になって・・色々な魔物から逃げ回っていたら、人の声が聞こえたので来てみたら、凄い勢いで逃げてきた兎に轢かれてしまって・・」
頼む・・その先は言わないでくれ・・・
「気絶しちゃいました」
進藤はその言葉で目の前が真っ暗になった・・
初めての投稿ですので暖かい目で見てもらえると幸いです。何かご指摘ありましたら、ご教示よろしくお願い致しますm(__)m




