正義
進藤はその場からゆっくりと離れながら深呼吸をしながら、先ほどとは違い独り言のようにゆっくりと喋りだした
「ミント・・なんなんだこの状況は?」
「恐らく進藤さんがこの世界に順応してきたのだと思います。この世界は弱肉強食です。そうゆう意味合いでは進藤さんの行動は間違っていません。また、この世界では魔物を倒すことが【正義】です」
「そうか・・俺の世界とは違うな。いや、同じか・・俺たちの世界にも【勝った方が正義】とかいう言葉がある」
「その通りです!!頑張って魔物を・・」
進藤はミントの言葉を遮るように呟いた
「だったら、魔物・・いや、魔王に負けたら魔王が【正義】というわけだ」
ミントは思いもよらない言葉に言葉を詰まらせた
「悪い。困らせちゃったな。大丈夫だよ、魔物は倒すさ。俺も死にたくないからな。この話しはまた今度にしょう」
「はい・・そうしましょう。とりあえず、初めての勝利おめでとうございます。まさか、ただの木の棒で勝ってしまうとは思いませんでした!」
・・・!!
「伝説まではいかない武器は?それに、お前・・俺が呼んだとき無視したな?」
進藤の問いにしどろもどろ答えた
「武器はですね!!只今問い合わせ中でしてもう少しお待ちいただけませんか!?本当に!本当にごめんなさい!」
もしやこいつは、あの時ノリで言いやがったな!
それにしてもどこの業者だよこいつは・・
「ふ~ん?まぁ~いいや!そのうち頼むぞ?あと、呼び出しに関しては?」
「それは、本当に分からないんです!何故か強い力がいきなり現れて空間が乱れたかと思ったら、コンタクトできなくなってしまって・・。あっ・・!!」
「!!」
二人はそこに倒れている人物を見て絶句した
初めての投稿ですので暖かい目で見てもらえると幸いです。何かご指摘ありましたら、ご教示よろしくお願い致しますm(__)m




