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0話 不思議猫ダスト

 まだ素人の私ですが、これからも更新していきたいと思っております。

 でも、更新の仕方がいまいちわからない。

 更新する前に更新の仕方を見ておかないと…

 あと、この話はフィクションです。私のHP関係の者の名前を使っていますが実際は違います。でも、ダストたちと会えたらいいかもなぁ。管理者(大家)ってのもいいかもなぁ。

 背の高いビル

 

 ビルより低いマンション

 

 庭付きの住宅

 

 

 その間を通る道路

 

 自動車やバイク

 

 自転車や歩行者

 

 と多くの人が行き交う

 

 そんな都会の街のなか

 

 

 まわりの建物に隠れてしまうような、長屋のようなアパート『破棄所』。

 

 そんなアパートの大家『村松 真』がゴミ捨て場で不思議な猫と出会ったことから始まるちょっと不思議な物語…

 

 

 

 

 

 

 

 

 見た目からして古そうなアパートの前に男性が二人。

 

「ごめんね、大家さん」

 

 大きなバックを持っている方の男性が、もう一人の男性に言った。

 このアパートの住人と大家、いや、元住人と大家といったほうが合っている。

 

「いや、こっちのことは気にしなくて良いから…」

 

「でも、俺でもう…」

 

「大丈夫さ!」

 

 そう、このアパートの住人の最後の一人であるこの男は出て行ってしまうのだ。

 

「そんなことより時間がないんだろ?」

 

「そうだな…それじゃあ、もう行くな…」

 

 そういって住人は去っていった。

 

 

 

 このアパート『破棄所』は築三十年、部屋以外はほとんど共同とあまり良い環境ではない。

 それが原因で…いや、ほかにも理由はある。

 まあそれぞれの理由で今までいた住人は一人ずつ減っていき今では最後の一人がいなくなり自分ひとりだけ。

 

 見送りを終えアパートに戻ると、この時間に聞こえていた声や物音、そのもととなる住人たちの姿がなく、静かで、さびしい感じになっていた。

 

「…掃除をするか」

 

 気をまぎらわせるために掃除を始める。

 

 

 

 ・・・

 

 

 

「ふぅ」

 

 最後のゴミ袋の口をしめ、ひと息つく。

 

 そとはもう暗くなり月が綺麗に輝き始めていた。

 

「もう、出しておくか」

 

 本当なら朝に出しておくのだが…まあ、いいだろう。

 

 

 そう考えているうちにゴミ捨て場に着いた。

 ゴミ捨て場はこのアパートの近くにあり、そんなにかからないのだ。

 

 

「ん!?」

 

 ゴミ捨て場に何かあった。

 普通のごみならいつものことで気にしない。

 でも、そこにあったのは…

 

「…ごみ、箱?」

 

 いや、バケツ?と言ったほうがいいのか?

 

 そう、そこにあったのはごみ箱に使われるような蓋付きのポリバケツであり、大きさが普通のバケツくらいのものであった。

 

 

 まだ、それだけならごみ箱として使ったんだなとそんなに気にはならないだろう。

 

 しかし、それはただ置いてあるだけではなかった。

 

 

 ガタガタ

 

 

 ガタ、ガタ、ガタ

 

 

 

 それは動いていたのだ。

 

 

 

 ガタ、ガタ、ガタ

 

 

 しかも、うまい具合に進んでいた。

 

 

 ガタ、ガタ、ガタッ

 

 

 何かの前で止まった。

 

 気になり見てみると、そこには誰かが捨てたごみがあった。

 

 

「ニャっ、これは良いものを見つけたニャ」

 

 

 突然きこえてきた声。

 まわりを見渡しても誰もいなかった。

 

 

 いったいどこから…?

 

 

 そう考えていると…

 

 

「ニャニャッ!?こっちにもあったニャ」

 

 

 またきこえてきた。

 

 また見渡すがやっぱり誰もいない。

 

 もしかして…

 

 さっきの動くバケツに視線を戻す。

 

 それはさっきの場所から横に動いていた。

 

 

 んん!?

 

 

 さっきは死角になっていて見えなかったが、蓋が少し開いており、そこから何か出ていた。

 

 

「…猫?」

 

 

 そう。

 そこから少し出ていたのは白い猫の顔と前足だった。

 

 

「ニャニャッ!?」

 

 

 こっちに気がついたのか驚き、こっちに向いた。

 

 

「人間に見られてしまったニャ…。いニャ、まだ見られただけニャ。大丈夫ニャ」

 

 

 なにやら小声でしゃべっているようだがまるきこえである。さっきもこの猫がしゃべっていたのだろう。

 

 

「ニャァー、ニャー」

 

 

 もうばれていることに気づいていないのかごまかすために猫の鳴きまねをしているようだ。

 

 

「本当に…、猫?なのか?」

 

 

 見た目は猫だが…、

 

 

「そうニャー。ただの野良猫ニャー」

 

 

 もうごまかすことを忘れてしまったのか、無意識なのか、このようにしゃべるという猫としては不自然なこと…だよな?

 まあ、普通の猫とは違う。

 

 バケツに入っていて人間の言葉をしゃべる猫と大家、真は出会った。

 


 やっと始まりとなる序章を書き終えました。

 

 これから一話二話…と書き進めていく予定ですが、いつ書き終わるかわかりません。

 

 こんな僕の作品をこれからも読み続けてくれる方は『破棄所 in PC』というHPに訪れ、感想や意見を掲示板に書いていただけたらうれしいです。

 

 もし、意見をいただけたら、その意見を参考にしていきたいと思います。

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破棄所HP
http://hakidokoro.iinaa.net/

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