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かでんポータブル  作者: today
第三章
33/35

体育館!

そんな大騒動(健二にとって)も、先生方が整列するようにと言う発言をすると、あっという間に解散し、春先とは言え暑苦しい密集隊形になった。

春休みの間、体育座りなどしていなかったので、久々の木の板の感触はちょっと痛い。

校長、及び教頭が学生全体に対する話を二十分以上話して、生徒のみんなは熱気に体力を消耗する。


そんでもって、こう言う時になると、学年担任の先生が何かと言いたいらしく、中年のいわゆるビール腹なる物の男が出て来る。


「一年の諸君。君たちは、当学校に入学し…(長いので中略)…、よって、この宿泊学習を通して人間としてもう一つ上の段階に成長してほしい。」


内心、人間以外の何に成長する可能性があるのか問いたいのだが、まあ、そんなことで(一人勝手に)気持ち良く喋っている先生の気分を害すれば、後で何をされるか知れたものではないのでノータッチ。


この間、なんと三十分。

合計で開会式らしきものは、一時間ちかくかかり、その間みんなの体温で上昇した室温は多分三十度後半に突入しているだろう。

正直、熱中症になりそうで水が飲みたかった。


  そんなことを考えていると、窓を全開にしている訳でもないのに、爽やかなヒンヤリとした空気が流れ始めた。

「…これは。」

エアルの奴か。

あいつ意外にこんな力を持っているはずが無い。最近は、忘れがちだがあいつは本来エアコンであり、その使命(?)に燃える多機能家電なのだ。おそらく、室温が上がりすぎたから、変な使命感から温度を下げようとしたのだろう。

 振りかえって睨みつけてやると、何が言いたいのか分からないととぼけた表情でこっちを見て来る。

 ( 『ばれないようにしろっ』て、言ったのに。)

 これ以上、睨みつけていると、里川さんが心配そうに見て来るのでやめておこう。

 視界の端で、松尾マッちゃんが挙動不審になっていたが無視して視線を前に戻した。

 (まあ、あいつは敏感だから風の流れが不自然なのに気付いただろうな。)


 おかげさまで、違う意味で体が冷えた状況で、これからの日程を確認する羽目になった。


更新が遅れて申し訳ありません。

楽しみに待ってくださっていた方がいらっしゃったら、本当にお待たせいたしました。

 今後、バックアップをとるなどの対策をしますが、学校やそのほかの理由で更新が遅れる場合がございますので、かでポを書き上げたいという思いはまだまだ途切れておりませんので、しぶとく書きたいと思っています。


 なので、暖かく見守っていただけたら幸いです。 today

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