そして、家電のせいで日常は崩れるⅤ
今日は、若干飛ばしてます。
フラストレーションを、小説にぶちこんでます。
誤字脱字など、ありましたらご報告ください。
いまさら、家電として紹介するのは難し過ぎる。
気を取り直して、小声の密談を終了し説明を再開する。
「この子は田平 枝或。前の学校の同級生で、遊びに来てくれたんだ。」
「遊びにだと!?」
このおやじは、何が何でもそっち方面に持って生きたいのか?
「違う!そういう意味じゃない。様子を見にきてくれたんだ。」
「はあ。甥っ子を気にかけてくれたのか。誠にありがとうございます。」
康雄はエアルに頭を下げる。
「それで、俺が、ジュースを持ったまま、階段でこけて、それを支えて助けてくれた時に服が汚れたから、風呂を貸したんだ。」
若干アレンジしたが、大体は事実だ。
「それは、失礼しました。いやはや、これはとんでもない勘違いを。」
とんでもなさ過ぎるわ!
叔父はやっと現実を(肝心なエアルの所を除く)理解した。
て言うか、さっきよりなんか理解良過ぎないか?
うーん、まあ、理解してくれているならいいか。
とりあえず、それでいいだろう。
しかし、なにか忘れている様な。
不意に、後ろからエアルが、突いてくる。
「なんだ?」
考えごとの最中に邪魔をされ少し不機嫌気味な返事。
「いえ、些細なことかもしれませんが。」
エアルは、かなり不安げな様子で質問する。
「今の話では、私がここの人間ではないように聞こえたのですが。」
実際そう言った。
前の学校の同級生が親戚でも無いのに、ここの、西藤家の人間と言うのはおかしい。
それが、今何か不都合を起こす問題とは思えない。
今は、そう、今だけは。
それじゃあ、これからは?
この先、…。
「ここの住人で無いとすれば、私はこの家に留まれないのですが。」
当たり前だ、他人がいつまでもこの家に留まるのは不自然。
当然、帰らなければならない。
帰る…?
「私、何処に帰ればいいのでしょうか?」
「…あ。」
「もしかして、私、遠まわしに拒絶されてる?」
天然だったり、妙なところで気を使ったり、こいつ馬鹿なのか、頭いいのか分からん。
「いや、拒絶はしてないが、考えてなかった。」
「もしかして、間抜け?」
「お前に言われたくはないわ!」
ひそひそ話のはずが興奮したせいで声が大きくなる。
1000pv突破記念についての話は、まだ期限が来てませんので、どんどん書いてください。できれば、4月1日までを期限にできればなと思っています。




