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かでんポータブル  作者: today
第二章かでんがとどいてから
13/35

そして、家電のせいで日常は崩れるⅤ

今日は、若干飛ばしてます。

フラストレーションを、小説にぶちこんでます。

誤字脱字など、ありましたらご報告ください。

 いまさら、家電として紹介するのは難し過ぎる。

 気を取り直して、小声の密談を終了し説明を再開する。


「この子は田平たびら 枝或えある。前の学校の同級生で、遊びに来てくれたんだ。」

「遊びにだと!?」

 このおやじは、何が何でもそっち方面に持って生きたいのか?


「違う!そういう意味じゃない。様子を見にきてくれたんだ。」


「はあ。甥っ子を気にかけてくれたのか。誠にありがとうございます。」


 康雄はエアルに頭を下げる。


「それで、俺が、ジュースを持ったまま、階段でこけて、それを支えて助けてくれた時に服が汚れたから、風呂を貸したんだ。」


 若干アレンジしたが、大体は事実だ。


「それは、失礼しました。いやはや、これはとんでもない勘違いを。」


 とんでもなさ過ぎるわ!


 叔父はやっと現実を(肝心なエアルの所を除く)理解した。

 て言うか、さっきよりなんか理解良過ぎないか?

 うーん、まあ、理解してくれているならいいか。


 とりあえず、それでいいだろう。

 しかし、なにか忘れている様な。

 不意に、後ろからエアルが、突いてくる。


「なんだ?」


 考えごとの最中に邪魔をされ少し不機嫌気味な返事。


「いえ、些細なことかもしれませんが。」


 エアルは、かなり不安げな様子で質問する。


「今の話では、私がここの人間ではないように聞こえたのですが。」


 実際そう言った。


 前の学校の同級生が親戚でも無いのに、ここの、西藤家の人間と言うのはおかしい。

 それが、今何か不都合を起こす問題とは思えない。

 今は、そう、今だけは。

 それじゃあ、これからは?


この先、…。


「ここの住人で無いとすれば、私はこの家に留まれないのですが。」


 当たり前だ、他人がいつまでもこの家に留まるのは不自然。

 当然、帰らなければならない。

 帰る…?


「私、何処に帰ればいいのでしょうか?」


「…あ。」


「もしかして、私、遠まわしに拒絶されてる?」


 天然だったり、妙なところで気を使ったり、こいつ馬鹿なのか、頭いいのか分からん。


「いや、拒絶はしてないが、考えてなかった。」


「もしかして、間抜け?」


「お前に言われたくはないわ!」


 ひそひそ話のはずが興奮したせいで声が大きくなる。


1000pv突破記念についての話は、まだ期限が来てませんので、どんどん書いてください。できれば、4月1日までを期限にできればなと思っています。

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