ぷろろーぐ
なんかいろいろカオスな作品ですが、趣味でハチャメチャでカオスチックに書く小説です。誤字、脱字等がありましたらお知らせください。
とある民家の一室。
少年は今後の対策を考えていた。
予想外の出来事が発生したからだ。
「落ち着け。落ち着け。」
自分に言い聞かせるように独り言をつぶやく。
自分の部屋の座布団の上、一人の対策会議を脳内で演じる。
予想外の出来事を作った張本人。
それは、足音を立てながら近づいて来る。
「洗浄は終了しました。」
そいつは、部屋の前で歩行を止め、ドアを開ける。
まあ、厄介な相手とはいえ、流石に無視することは出来ない。
振り返って、一声
「もう風呂から上がったのか。早かったなエアル…!?」
最後まで言えずに、首をものすごい勢いで別の方向へ向ける。
その理由は何かと言えば。
少女が立っていた。
まあ、それだけならいい。
と言うか、部屋に侵入してきたのが少女であることは分かっていた。
問題は、その格好だ。
何も着ていない。
そう、素っ裸なのだ。
彼女の素性を考えればある程度、納得するだろうが、どこからどう見ても可愛い女の子が何も身につけずにいるのを見て正常な判断をするのは、健全な男子高校生には酷な話だろう。
陶磁器の様に白い肌。
長く綺麗な髪。
小さく、整った顔に大きめの瞳。
そんな少女が近づき告げる。
「急いでと言われましたので。しかし、体温が上昇しているようですね、冷やしますか。」
全裸の姿を見て、しかも今も後ろに立っているのだ。
心拍数が跳ね上がり、血圧上昇。
体温が上がらない方がおかしい。
「どうかなさいましたか?」
「…着ろ。」
少年は意を決して言った。
「はい?」
「服を着ろ!」
そう言って、少年は振り返り、少女を部屋から追い出した。
なぜこうなったのか。
それは、一週間ほど前にさかのぼる。
読んでいただきありがとうございます。
プロローグをちょっとエッチに書いてみました。
今後、不定期ですが、書いていくので読んでいただければ幸いです。
追伸:できれば感想をお聞かせください。