冬至のこと ~ クリスマスの小人妖精のみなさん
ユールは冬至ですが、二十四節気の冬至と同じで日ではなく期間も指します。
地域にもよるのですが、古い時代では冬至前の最後の新月から冬至後の最初の新月だったようです。ですので、ちょうどクリスマスの時期も含むため現在はクリスマスがユールと呼ばれます。
さて。
アイスランドやイタリアでは良くも悪くも魔女さんがやって来るクリスマス時期でしたが、北欧でもサンタクロースではなく小人妖精がやってきます。
トムテ(主にスウェーデン)
トントゥ(主にフィンランド)
ニッセ(主にデンマークやノルウェー)
三人とも、それぞれの国の民話や伝承に出て来る家妖精で、いたずらをしたりお手伝いをしたりしてくれます。
ちょっぴり気難し屋ですが、みんな働き者で、大切にしてくれる人たちや心正しき人たちの家事を手伝ったり幸せを運んでくれたりします。
ミルク粥が大好きで、お礼にミルク粥をこっそり置いておくともっと沢山の幸せを運んでくれるとか。恥ずかしがり屋なのでこっそりが絶対です。
元々はクリスマスとは何の関係も無かった三人ですが、クリスマスのサンタクロースが世界的に浸透した今では三人はサンタの手伝いをしている、のだとか。
そんなわけで、少々先ですがクリスマスのデザートはミルク粥です。小麦が食べられないから…というのもあるんですけどね。
お米で作るのですが、我が家では私の個人的な好みでオートミールを牛乳で煮て、温かいうちに蜂蜜とシナモンをかけていただきます。大人の方なら蜂蜜とシナモンの代わりにラム酒やアイリッシュクリームをかけるのもよろしいかと。キルシュも良いですね。甘酒も以外と合います。
残ったら小鍋で置いておきますが…今の所減っていたことはありませんね。
【冬の童話祭2026】に参加します。
三人の小人妖精たちのお話です。
ゆるーい物語ですのでよろしければだらけたい時にでも温かい飲み物と一緒にぜひ。




