11月16日夜 カーテンのおはなし
虫のお話です。注意。
11月半ば。最低気温はすでに一桁台。
もう夜はだいぶ暖房無しでは暮らせない状況になって来ました。
今、カーテンに綺麗な赤に黄色+黒の斑点のある2cmほどの虫が。
あれ、これ、確かこの辺にいちゃいけない子では…?と思い、Googleレンズさんに相談したところ、やはり思った通りの検索結果に。
アカギカメムシさん。
キンカメムシ科の大型種なのですが、これ、亜熱帯に分布するカメムシなのです。日本でも南や西の方では良く見るようになったのですが、まさかこんな北にやって来ているとは…。
15度を下回るあたりで越冬場所を探すようになるんですが、そんなのはとうの昔。ここの所温かかったのであらためて冬の住処を探しに来たんでしょうか。申し訳ないけどうちは駄目だよ…。
におわない子なのでうちで保護しても良いのですが放し飼いは精神衛生上厳しいですし、ある日ころりと転がられると悲しい。
なので寒くて気の毒なのですが、明日の朝には外に出て行っていただきたく。せめて日が出るまではうちにいればいいさ。ただし、そこから動かないように(言っても分からないでしょうけど)。
これ、電気消したら移動しちゃいますかね。
万が一、朝目が覚めて横で潰れてたら泣きます。色々な意味で。
どうしましょう。せめて箱に入れましょうか。でも下手なことをすると愛着が湧きかねない。
あまねく、いきものは可愛いと思うのです。同居して害が出る子は早々にお外に御退場いただくんですけどね。
確認したところ、明日の天気は晴れ。最高気温は久々に見た!20度です。これなら生きて次を探せますね。安心してお外に出せます。
カメムシの寿命は一年から二年弱と言われます。この子は若い個体なのかな。
こんな寒い地域に辿り着いてしまった子だけれど、強く生きて欲しいところです。
そんなこんなで、箱詰めしてきます。
おやすみなさいませ。
結局なんとなく箱詰めできなくて一晩、一緒に過ごしまして。
翌朝、寒くないよう箱に入れて蓋を開けてお外に出ていただきました。
帰ってきても見える範囲にいたらうちで一緒に冬を越そうと思ったのですがもういなくて。
可愛かったなぁ…少し寂しい。




