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政治そして…宿命の対決へ

墓参りが終わり、帰ろうとすると、「スカーフェイス!!」と呼びかけられた。


タケシだった。


「お前、いつの間にここに…それに俺がここにいる事が分かったな」


「ああ、ダマトジムの人から聞いて、もしやと思ってな…そんな事より、ジムに来てくれ、テレビを見るんだ! 大変な事になっている!」


テレビ? ああ、きっと昨日のロジャー逮捕の事だろう。

タケシに急かされ、車に乗る。


「ダマト、フォゲットさんも早く、早く」


「えっ、私も」


「そうだ、ああもう、テレビじゃなくていい、車のラジオを聞くんだ」


※※※

車内のラジオにて


『次、ロバート・アルゲリッチ君』


『議員のロバート・アルゲリッチです、総理にお尋ねします、1、件のユースティティアと与党との関係、2、1の事を踏まえて関係を断つと言った以上の事を以前、国会内で発言されたのですが、ユースティティア幹部、ロジャー・セラノ容疑者は、昨夜の取り調べによるとここ1ヶ月以内に総理との3日間、ゴルフを興じていたと自供しているじゃないですか 、総理、いや、与党内にいる議員の中にもいるんですよ、この反社会的勢力に社会的に認められるような、お墨付きを与えられるような、行動をどう思いか! それを総理に問いたい』


『内閣総理大臣、ジョー・ホリー君』


『ロバート議員の答弁の通り、私は、以前、ユースティティアとの関係を断つと答弁しました、しかし、ロジャー容疑者とは、ユースティティアとか関係なく《《個人》》として、会ったまでであります』


『では、ユースティティアの幹部と会った事はお認めになるんですね? 』


『一般論から申しますと、大勢いる知り合いの中から、反社社会勢力である者とそうでない方を見破るなんて事は、神でもない限り私には、出来ない事をここでお伝えします…それにしても、我が党ばかり言われますが、野党にも少なからず、いるではありませんか、我が身を省みて発言されてはいかがですか?


『我が党は、既に除名処分にしております、総理の指摘には当たりません、何度も拝聴しますが、総理は合ったことをお認めになられるのですか? 』


『まるで、私が極悪人に印象操作しようと必死ですね、ですから、私自身では判断が及ばない―――――』


タケシはラジオを切った。


「どうよ、中々の見ものだろ? 」


「政治には、期待してないが…この国の総理大臣も中々の腐敗ぶりじゃないか、ロジャーは隣国ズィクタトリアにも会ってきてるんだ、この国の代表にも会ってない訳がない」


はぁ、とため息をつきながらタケシに「そんなに、権力が欲しいのかね? 」と聞くと「欲しいに決まってんじゃん、権力者って奴は、特権だってあるんだし」


特権ねぇ…


※※※


車はダマトジムに着き、俺は足を踏み入れるのを躊躇った。

ユースティティアを壊滅させる為とは、言え、1次的でも、その組織に身を置いてたからだ。

そんな、俺をダマトのおっさんは、「何をしておる、来ないのか? 」と俺を迎え入れるように、手招きをしている。


「でも、俺は…」


「確かに、お前は破門したが、ジムに来るなとは言っとらんぞ」


それでも躊躇する俺の様子に、アムールやタケシが後ろから背中を押した。


「今更なんだよ、見知ったジムだろうがよ、スカーフェイス」


「そうよ、貴方の帰る場所でもある筈よ」


彼等の後押しもあって、俺はダマトジムに足を踏み入れる事が出来た。

ジムに入ると、「スカーさん!」「スカーフェイスさん!!」「スカーフェイス!!!」と練習生やら同期のプロと出迎えてくれた。


「お兄様!」


アザレアもダマトジムで、預かってくれていて、俺を見るや真っ先に俺に抱きついてくる。

その様子に、アムールが「お兄様? 」と疑問符付けながら、近づいてくる。


「ああ…この子は俺の腹違いの妹なんだよ」


「あら、そうだったの…私は…」


「知ってる!! フォゲット・ミーノットさん」


流石、有名人、妹も知っていたのか。


「でも、何でお兄様と一緒なの? 」


「お墓参りよ、大切な人のね」


「ふ~ん、そうなんだ〜てっきり恋人同士だからかなっと思ってたのに 」


我が妹ながら鋭い…。

俺の顔が赤面しているのを見て、「やっぱりそうなんだ~、このモテ男〜」とからかってくるではないか。


「おっほん!!」


タケシが咳払いをし、その場の緩みきった空気を一掃してくる、どうしたんだろ?


「スカーフェイス…実はだな、俺がここに来たのは、ユースティティア関連だけじゃねぇ」


何事かとタケシを見ると、1枚の書類を提示された。

それは、次の対戦相手についてだった。


「ダニエル・J・コーベット、再戦だ」




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