表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/92

嵐の前の静けさ

春のそよ風が頬をよぎる。

デーモスクラトス、ジョージアナ区には、賑わっていた。

会場である、マジックガーデンには、スカーフェイス対ダニエル・J・コーベットの2人の対戦を観に大勢の客が、会場を埋め尽くしている。

控え室にて。

セコンドには、ブレンダンジムの面々に頼み、来てもらった。

俺、一人では、心細かったから助かったぜ。


「なあ、スカーフェイス、試合は大丈夫なのかよ、勝ったとしても…」


「タケシ、勝負の前に勝負の後の事を考えてもしょうがないぜ」


「だけどよ」


「俺はあの男に勝つ、先ずはそれからさ」


バンテージを巻きながら、スカーフェイスは言った。

バンテージを巻き終え、グローブを紐で締めながら紐の周りをテーピングテープで巻いていき、試合の準備を終えた。

モニターでは、試合はまだ、続いてるようだ。

いや、TKOだ。

レフェリーが試合を止めた。


「スカーフェイス選手、出番です」


そう呼ばれ、俺達は試合会場へ、足を進めた。

スカーフェイスは青いガウンを纏い

通路を進むと、会場の客が賑わっている。

カメラが俺達を撮り、フラッシュがたかれリングへ進む。


『青コーナより、スカーフェイス選手の入場です』


リングアナウンサーが紹介し、リングへ上がっていき、スカーフェイスは会場の客に手を振った。


「赤コーナーより、ダニエル・J・コーベット選手の入場です」


赤いガウンを纏ったダニエル・J・コーベットは、セコンドを引き連れ華麗にリングインした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ