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3時のおやつはママの味

作者: 鉄鉱石

 家のママはお菓子作りの名人なの。

だから学校からまっすぐ家に帰って3時のおやつを頬張るのは私の日課。

でも、その日は違ったの。

「ただいまー!」

「ママ、今日のおやつは?」

私は帰ってすぐ台所に向かう。

とかとそこにママの姿はない。

「お帰り!」

そこに居たのはハパだった。

専属主婦のママとは違ってハパは毎日夜遅くまで仕事で帰って来ない。

でも、その日パパは家に居た。

「ママは用事があって出かけているんだ!」

「パパは働き過ぎだから今日は休んだんだ!」

「おやつはもうすぐ出来るから!」

パパが運んできたおやつはミートボールだった。

「おやつなの?」


「甘くしてあるから!」

パパはそう言った。

ミートボールはおかずだから。

いくら甘くしたって、おやつと呼ぶにはどうかと思うし。

それに、なんか変だ。


そういえば、昨日の夜中にパパとママは何か言い争いをしていた。

帰ってきた時にママがいないと思わなかったのは玄関にママの靴があったからだ。

もしかするとこれはママの?

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