表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

01

 小鳥遊飛鳥(たかなしあすか)異世界人(トリッパー)である。

 元は日本人であり、フリーターであった。

 今は何の因果か彼曰く異世界……と言うよりは平行世界でアスカと名乗り冒険者をやっている。

 いわゆるチートは持っていない、言葉が通じるだけである意味ではチートだが。

 アスカの居る世界は彼曰く、よく滅亡しないなと思う程に()()()()いる。


 かろうじて残っていた文献や、各地の人々から聞く限り世界は幾つかの要因で実際滅亡してると思われる。

 但し人類は生き延びているし、最低限の生存圏は確保されている。


 曰く、天から数多の星が落ち文明は滅びた。

 曰く、自然が想定の規模を越えた災害を起こし文明は滅びた。

 曰く、神を名乗る存在が審判を降し文明は滅びた。

 曰く、科学により生まれた存在が反乱を起こし文明は滅びた。

 曰く、地獄の門は開き文明は滅びた。


 文献や、話から察するにこれかまほぼ同時に起きたらしく、実質文明が()()()()()にしても、()()()()()()のは不思議な程だと嘯く。

 人類はその環境に適応し、種族としては六つに別れた。

 獣の遺伝子を取り込んだ獣人(アニマ)、自然環境に適応した森人(エルフ)、審判の火に焼かれ続ける咎人(ブラム)、機械に身体を置換した機人(マキナ)、悪魔と契約した魔人(デモナ)

 そしてある意味では全てに適応し、取り込んだ人間(ヒュマ)

 六の種族が少なくとも表面上は生存圏の確保の為、生き延びる為に協力しあっている。


 これはそんな終わった世界の物語、終わりしかない幻想譚、故にこの物語の主人公は言う。

 終わる世界(ポストアポカリプス)の物語(ファンタジー)だと。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ