面接‼︎
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中学三年生の俺こと齋藤 純一は進路の選択に悩んでいた。
俺の家は父さんが海外で働いていて、中学二年生の妹はスポーツ推薦で遠い学校の寮で暮らしてる。
なので俺は母さんと二人暮らしなだ。
そういうことで俺の選択肢は近い学校を受験するしかないのだ。母さんを一人にしたくないし。
………しかし自宅から近い学校は頭の良いエリートの涙香公立高校しかない。
俺は学力は低いわけではないが、到底そこの高校の学力には満たない。
………けれども俺がその高校に入る手段は一つだけある。
涙香高校特別科、定員35名の推薦枠5名。
…………それだけ。
普通科の推薦は頭が良い人しか受からないが、この特別科の推薦は面接しかやらないのだ。
だから俺にもチャンスがある!
受からなければ、自宅から遠い私立高校で寮で暮らさなければいけない。
だから悩むもなにも涙香高校特別科の推薦を受けるしかないのだ。
………ちなみに倍率は五十倍、五十人に一人、毎年約二百五十人ほどが受験しに来るのだ。
まあと言うことで面接本番。
俺は待っている間ここに来たる経緯を確認していたのだ。
ちなみに面接練習はしてない。
はっきり言って先生たちに受からないと思われてるだろうと思ったので、先生に面接練習はいらないと断った。
……なんか恥ずかしかったし。
そんなこんなでついに自分の番が来た。
『コンコン』
「失礼します!」
俺は大きい声で言い、面接官に深く例をした。
面接官におかけ下さいと言われ椅子に座る。
そして質問を待った。
……心臓は高鳴りがます。
面接官は三人いて一番目立ってたのは、年が若そうで美人な女先生だった。
「…………まずこの特別科は何をするところか知ってますか?」
…………………………………え??
そういえば特別科って何すんの?
てかなんで俺知らないの。
特別科としか思ってなかった。
一番最初に調べるはずのことをしてなかった。
………終わった。
とりあえず何か答えないと。
「……ええと…特別なことを勉強するところです。」
何言ってんだおれ!!
すると美人な先生は、肩を震わせて笑った。
「………ハハハハハハハハハハッ。
今まで面接官やって来て初めてだ。
そんな答えを出したのは。」
笑ったのもびっくりしたし、口調も少し変わったのにびっくりした。
美人な先生が一人して笑ってる。
よかったのか?
「ごめんごめん。じゃあ料理って何できる?」
料理!?そんなのほとんどやったことない………………ひとつあった!
「卵わりです!!」
「………………………ぷすっ。」
あれ?
「ハハハハハハッハハハハハハッ
卵わりだって。料理じゃないし!」
「………………この子気に入った。
私が責任持って育てるから合格。
……やっぱりこのエリート学校にも
こんなバカいないとね。」
何が起こってる?
合格?
まじで
「………あの?」
「いいよいいよもう行って。
あんた合格。」
「あとは合格通知待ってればいいから。」
「……あ、ありがとうございまし
た。
……しっ失礼します。」
俺は家に帰った後もずっと呆気に取られたばかりで数日後、合格通知が届いた時ようやくこれは現実なんだと自覚した。
ちなみに涙香高校特別科は料理科だった…………。
……………ってか料理できないし!
ここから俺の早速、高校生活に楽しみよりも何も、焦りしかなかった。