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Never Island  作者: 阿久津ゆう
5章 島の守り神
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57話 シェルターの中は

 手続きを済ませた3人は職員に指示された部屋にはいりとりあえず荷物をまとめる事とする

大きなモニターとテーブル式のキーボウトとマウスが置いてある。ベットは3人分置いてあり扉は自動式となっており指紋認証式となっている。


 「施設に入ったときから思ったんだけど随分とハイテクノロジーな環境だな」


 「島全体が未曾有の大災害に陥る危険性があるときに使用するシェルターなんだからそりゃこれだけの環境が整っているのは当たり前だよ」


 「そういえばシェルター内は自由に出歩いて良いみたいだし一通り見て回ろうぜ」

三人はシェルター内を見て回る事する。


 ----自然環境エリア-----

「すっごーいいろんな植物の木と植物類が植えてあるよ。」


 「あれバナナじゃね?」


 「あ!!あれはリンゴじゃないかじゃ」


 「パイナップルも植えてあるぞ」

パッと見たところ植物系の食糧制作エリアみたいなところか?一応見学も自由みたいだ。


 ----公園エリア----

 たくさんの子供たちがはしゃぎながら遊んでいる

ブランコやシーソー滑り台などが置いてある。


 「ていうか滅茶苦茶広いし絶対に迷うぞ」


 ---飲食エリア----

 「まるでレストランじゃないか」

床にはお掃除型ロボットが徘徊している


 理緒は入り口付近に立っている看板を目にする


朝食時間=7時00-9時00  昼食時間=12時00-14時00 晩食時間 18時00-0時00(深夜)


 「今、何時だ」


 「15時00ぐらいだね」


 「ちょっとまだ早すぎるな」


 「隆太、あれなんなんのじゃ?」

ラピズは「住宅街エリア(工事中)という表札に指する


 「工事中だから入れないみたいだぜ」

様々な建物が建設途中でいまもなお工事されており作業が進められている


 「すごいなのぜ」


 「ここ最近の吹雪やらブリザードやらの被害でついに行政が動いたんだな」

その後三人は私室に戻り晩食時間まで暇をつぶす事にする


 隆太はモニターの画像をオンにする。

島の天候に関するニュースや様々な事件などに関する内容が取りざたされている。


 

  ぱり!

ラピズはお菓子型のレーションを食べている

「おまえ晩飯前にそんなの食って大丈夫なのか?」


 「もうすぐ賞味期限が切れるのじゃちゃんと食べないともったいないのじゃ」

隆太はラピズのリュックサックを目にする。

「そう言えばすっかり忘れていたがあの祠の中にこのリュックサックが倒れていたおまえの側に置いてあったんだがやはりお前の私物で間違いなかったんだな」


 「ほれ、せっかくだから二人も食べるのじゃ」

ラピズはリュックサックからレーションを出して二人に差し出す


 「お前これ好物なのか?」


 「癖が無くて食べやすくてわらわにピッタリなのぜ」


 「これ賞味期限が10年近くあって長持ちだからお得な気持ちになれるんだよね」


 そういえば母さんもこのレーション好物だったんだよな。




.....................


 



「母さん、昼飯は俺が弁当作るからいい加減レーションですませるのやめろよ!!」


 「ガキの癖にませたこといってんじゃないわよ!!私はこれじゃないと力が入らなくて仕事がはかどらないんだ!!!」


 「せめて長期の調査に出る時以外の出勤時ぐらいはちゃんとしたもん食えよ」


 「いいか息子よ私はこう見えて食べるものはちゃんと栄養素などをちゃんと考えてえらんで食べているのだよ」


 「そんなこと言ったってレーション何て全部同じだろ?」


 「んなわけあるかレーションにもいろんな物があるのだよ。たとえばこれは魚などを加工した状態の者。んでもってこれは様々な肉を加工した者。あとはこれはゼリー状タイプのもの。ちゃんと工夫してたべれば健康面もコントロールできるのだよ」


 隆太の母はリュックサックからさまざまなレーションをだして説明する

流石は観測隊、旅団の一員。こういう事にはほんとに詳しい。ていうか俺まいにち朝飯作ってんだけど意味あるのか?

 

 「ところで息子よ、次私が帰って来たらあんたに面倒を任せたい子がいるんだわ」


 「いきなり何言ってんのあんた」


 「最近、隊のなかで面倒見ている子が一人いるんだけどね。まぁちょっとした訳アリってわけよ」


........................


 だがその子と母さんも含めて旅団は二度とこの島に帰ってこなかった



 隆太は手にしたレーションを見ながら昔の事を思い出していた。


 「俺も............」

..........................



 「こいつは嫌いではないな食べやすいし」


 「これはわらわにとって思い出がつまっているのじゃ」


 「そんなに好きなら今度同じの買ってやるよ.....おれもこいつは切っても切れない縁があるしな」


 ていうかどんな思い出がつまってんだ?


 隆太はラピズのリュックサックを手にして何となくそれとなく見回すように注視する。

あれ?なんかこのリュックサックどこかで見たような気が?それに真ん中についているマーク......どこかで?...



気のせいかな?

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現実世界〔恋愛〕
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