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Never Island  作者: 阿久津ゆう
5章 島の守り神
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56.7話 「オーロラ」

 島から旅立ってから2日が過ぎた頃である。


 「月見よ!!あれを見るのじゃ空が何かおかしいのじゃ」

ラピズが指をさした方角の空に虹色に輝く光が。あれはオーロラの様である。

「これは?オーロラ?」


 ジジ!!!!ガガ!!!

突然エアーダーガルが変な音を出し始め機能不全をし始める


 「隊長!!電子機器のあるゆる全ての部分に異常が起きてます。全車両を一時ストップさせて調べたほうが良いと思われます」


 すぐさま全ての機体が止められその場で機体の点検が始まるが....


 「どういうことだ?何処も以上があるような個所はどの機体にもまったくといって見つけられなかったぞ?」

旅団の整備士の青年が首をかしげる


 「もしかして「あれ」に原因があるんじゃないのかじゃ」

ラピズは整備士の青年に虹色に輝くオーロラを指さす

「あれってあのオーロラの事かい?」


 「そうなのじゃ!「あれ」が現れると同時に全てのエアーダーガルがおかしくなったのじゃ」


 「君は本当にあのオーロラが現れた直後に全機同時におかしくなったのを見ていたのかい?」


 「わらわはちょうどその時、こいつ(エアーダーガル)の上からのお星さまを見ていたのじゃ。だからしかとはっきりと見ていたのじゃ」


 「うーん、ということはあのオーロラからエアーダーガルに不具合を起こす電磁波が発生させられているのかもしれないな」


 全ての団員がエアーダーガルから降りとりあえずその場で話し合う事となる。


 「嬢ちゃんマジであのオーロラが現れたと同時に全ての機体がおかしくなったところを本当に見たのかい?」

この男は旅団の中でも高年齢にあたる人物である


 「本当に見たのじゃ!」


 「チョット!私の娘が嘘言ってるとでもいうのかい」


 「そんなわけあるわけないじゃないすか。大体この子はあの時唯一全ての機体を確認できていた状況にあるんすよ」


 「ん?」

ラピズは何かただ寄らぬ何かを感じ取る


 「ぎょ!!!!」

狐耳と尻尾を逆立てて慌てだす


 「あのオーロラから何やら不吉なアニマを感じるのじゃ」


 「何だって!!嬢ちゃんそんなことがわかるのか?その耳と尻尾を見た時ただ物ではないとは思っていたが...」


 「当たり前だ私の娘だからね(えっへん)」


 「しかしそうなるとあのオーロラが消えない限りしばらくの間立ち往生という事になりますよ」


 「嬢ちゃん君の力であとどれくらいであのオーロラが消えるかわかるかい?」


 「感じられるアニマはすこじづつではあるが少なくなってきているのがわかるのじゃ。すくなくとも1時間や2時間というところだと思うのじゃ」


 「流石はわが娘 (えっへん)」


 「でも養子だろう?」


 「もんくある?」


 「いえべつに...」


 その後、かれらはその場でオーロラが消えるまで休息をとる事となりついでに晩食につくこととする。


 「すげーなその耳と尻尾マジで本物なのか」

食事をとりながら団員たちはラピズと談笑する流れとなった


 「わらわは長い間あの島の神をしておるのじゃ今回は月見のサポートという役割でついてきたのじゃ」


 「さっきの以上の感知と言いその耳と尻尾と言い疑う余地はないが神様が島の守りをほっぽりだして俺たちに付いて来ていいもんかね」


 「わらわは長い間あの島に引きこもっていたのじゃ......外の世界を見て見たかったのじゃ」


 「神様が団長の養子になるとか......神様が旅団の一員とかなんかすごい事になってきてるな」


 「日本についたら君と団長(おかあさん)がこの特使書を代表に手渡すんだ。そうだそのほうが良い!!!島の神様まで来たとなれば大義名分もまとまるぞ」


 わいわいがやがや!!!!!

 


...........................

 

 仲間たちとのなんてことのない会話。

わらわにとって初めて普通の人として見てくれた人たち。

わらわの対等な仲間。


 ............

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現実世界〔恋愛〕
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