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Never Island  作者: 阿久津ゆう
 6章 Episode of Another Japan~悲しみの亡国もう一つの結末へ
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87話 「新たな謎」

 「もう少しで検査は終わるからもうすこしまっててね3人とも」


 「ありがとうございます」

ポルコは美亜とミナに腕の部分に吸盤のような機材を付けPCで3人の健康面をチェックしている。


 これは驚いたな。本当にこの子はホムンクルス生体から蘇生に成功している。全くと言っていいほど普通の人と変わりない。

更に美亜ちゃんの方はガーボンヒューマン性の臓器や皮膚やらが全体に移植されている。ぱっと見普通の人間だが生体スキャンをかけたらびっくりだ。


 問題はユウキ君とミナちゃんのアニマの繋がりだ。

魂というなのアニマが完全に精神事繋がっている状態で二人は常に一定距離範囲から離れることが出来ない離れれば体調不良をきたし精神に不調を起こす可能性すらある。精神そのものが繋がっているためどちらかが体調を崩せば片方も崩しどちらかが万が一のことが起きた場合.....。


 まさに双子効果という現象か?

団長のお子さんたちも似たような状態だと言うが大丈夫だろうか?


 「ふむ、これは摩訶不思議な状態だどちらかが一定距離から離れようとすると壁みたいなもので押されるような現象にみまわれるとは」


 「なんとかならんのかね?母さんや」


 「残念だけどいまの現代科学ではどうにもならないわね」


 「寝る時も一緒、風呂はいるときも一緒、この旅の最中なんかみんなにばれないように夜中にコソコソ風呂入ってんたぜ心の休まる暇ないじゃんよ」


 「あら、良かったじゃないのもう人生決まったようなもんだし」


 「おい!あんたそれでいいのかよこいつ一応俺の妹なんだろ?」


 「まあ、でも普通に見てて二人とも上手くやってて不幸にはなってなさそうだから。あんたはラピズの事大切に思ってんでしょ?」


 「裸のつきあいが長い分、結束力も強いのじゃ」


 「オイ!」」

2人の会話を聞いて月見はクスっと笑う


 「そこ母親としては笑うとこじゃないと思うぜ」


 「いや二人が幸せなら私はそれで結構だよ」

何てことのない3人の会話が続く。


 「そうなのね....。ならこの施設にあるメディカルマシンをあなた達に渡す事にするは。」


 「ここにもあるのか?あのカプセル型の機械」


 「傷や体調を治す作用だけでなくコールドスリープ状態にすることも可能なのよ。それに私たちの知識では解析できない領域も存在するわ」


 「なぁそれって兄ちゃんに見てもらえばなにかわからないか?」

3人はこの施設のメディカルマシンを理人に見てもらう事にする。


 「こ....これは....。」

装置を見て青ざめる理人。

 「これはグロウベルグシステムだ」


 「それって確か兄ちゃんがこの世界に転移してくる際に使用したという装置だよな?」


 「ああ、しかし何でこんな物がこの世界に?」

は!?まさか?

 

 平成2011年3月11日愛する者たち。ここに眠る。我々は世界を渡り同じ時間を経て再びあの災厄が来るとき同じ過ちを繰り返さぬことをここに誓う。


 理人はあの石碑が脳裏に浮かんだ


 色々あってあの石碑の事を忘れていたがまさかこの施設は?

そもそも俺の完全な勘違いだったのかもしれないこの施設は未来の時代からこの時代に飛ばされて来たのではなく。俺が元いた世界から施設ごとこの世界に飛ばされて来たのでは?


 理人は三人に自分の考察を説明する。

「つまりこの施設は君が元々いた世界から何だかしらの手段で飛ばされてきたと?」


 「この世界にこんなオーバーテクノロジーのレベルの施設が存在する事事態おかしいんだ。それにくわえこのグロウベルグシステムが存在するとなるとね」


 「なぁ、そうなるとこの施設と美香の失踪、なにか繋がりがあるんじゃないのか?そもそも本当に兄ちゃんが元々いた世界から飛ばされてきたとなると....」


 「施設ごと中にいた人も一緒にこっちの世界に移動してきてもおかしくわないわね」


 これは調べようがありそうだが..........このままココにとどまる事は出来ないし......。どうしたものか....。

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現実世界〔恋愛〕
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