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Never Island  作者: 阿久津ゆう
 6章 Episode of Another Japan~悲しみの亡国もう一つの結末へ
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85話 「一つの真実」

 この日俺は一つの真実と事実を知る事になる。

何故この世界に転移してくる日がずれ込んでしまったのかを


 


 その後、二人のお母さんと話し合い双方の知る限りの情報交換をすることに。


 「そうそれであなた達は日本に行かないといけないのね」


 「母さんたちも一緒に来るだろ?」


 「それは無理だわ私たちはここに残らないといけない。ここの施設が展開しているシールドは島を守るためには必要な物だわ。あちら側のシールドが「そのような状態」になっているならば少しでもあちら側の防壁のダメージを軽減させなければいけないのだから。私たちはこの施設に残って個々の施設のシステムを監視して操作しないといけないわ。」


 「月見さん。ここ最近、A級ブリザードが島に直撃する頻度は日に日に増しているような感じがする。ここの施設のエネルギーは無限ではないはずだ。それすなわち.......。」


 「流石に気づいたわね理人君さすがはあの御方のお孫様。ここの施設のエネルギーはもってあと一週間ってとこかしら」


 何てことだ島に現在展開されているシールドは計算上では1カ月はもつと予測していた。しかしこの計算がここの施設のシールドからの影響でのダメージを軽減してのものだったとするならば......。


 もって4週間......。

これは想定外だった。


 「考えても仕方ないわもう遅いから皆そろそろ寝て頂戴。」

一行は月見の案内された部屋で寝る事にする。久々にふかふかのベットで寝られる


 「ちょっとまって理人君、あなただけは少しこの場に残ってくれる?あなたとは少し二人で話したかったんだけど少し時間いいかしら?あなたに話さなければいけない事があるの」


 「話とは何ですか?」


 「先ほどのあなたが説明した話の中であなたがこちらの世界に転移してくる時期がずれ込んだ可能性があるといっていたわね?」


 確かに情報交換する際にこの話はした。

「実はいうと転移してくる時期がずれ込んだ原因に心あたりがあるのよ」


 「その原因とは?」


 「原因はあのオーロラ、というより磁気嵐ね。あのオーロラが現れる原因は磁気嵐が原因なのまずそこを理解しないと説明できないわ」


 「ま...まさかその磁気嵐が原因で転移時期に設定されていたプログラムに誤作動が生じたと?....」


 「あら...説明する必要がなかったかしら」

たしかにそれなら転移してくる時期がずれ込む原因にはなるし納得いく。

磁気嵐は様々な機器や事象に影響を与える。それはあのグロウベルグシステムでさえも例外ではない。


 まさかこんな事が原因で俺と美香は.....。





 

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現実世界〔恋愛〕
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