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Never Island  作者: 阿久津ゆう
 6章 Episode of Another Japan~悲しみの亡国もう一つの結末へ
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84話 「再会」


 「ここがその場所なのか?本当に間違いは無いのか?」


 「間違いないのじゃこの建物じゃ」

一行の目の前には大きな建物がっている。

一言で言うとガラス張りの建物の研究施設のような見た目だ


 建物の入り口らしき場所に理人が立つと扉が「ビシュ!」と音を立てて勝手に開いた。

おかしいなこんな文明レベルが高い施設の建物この世界に、しかもこの時代に存在する筈が....。


 「みんなついてきてほしいのじゃ特に理人には覚悟して見てほしいものがあるのじゃ..」

ラピズの案内の元建物の中を移動する


 「この石碑をみてほしいのじゃ」

ラピズに言われた通り彼らは石碑を調べる。石碑にはこう書かれてあった。


 平成2011年3月11日愛する者たち。ここに眠る。我々は世界を渡り同じ時間を経て再びあの災厄が来るとき同じ過ちを繰り返さぬことをここに誓う。


 理人はこの石碑と石碑にかかれている内容を身とゾッとする

この建物は明かにこの時代もの物ではない。

まさか....どうやってこの時代に?


 「この建物と建造物はおそらくは遠い未来に生きる人々がこれから起きる大災害を伝えるためにこの時代にSOSとして送って来たと私たちはそう見ているは...」


 「か....母さん!!」「お母さん!!!」


 「二人とも.....立派になったわね」

月見は思いっきり力いっぱい抱きしめる。


 「ほかのみんなは?生き残った人は?」


 「あなたを逃がした後、何名かは残念ながら...だけどほら...ね?」

ぞろぞろと旅団の人々が現れる。


 「ポルコ...みんな!!!」


 「姫さん!俺の事ちゃんと覚えていてくれたんだな...」


 「隆太のぼっちゃんもよくぞご無事で....」

彼らは数年ぶりの再会の喜びを分かち合った

 

「申し訳ないが、感動の再会なのはわかるのだがあまり時間がないんだ話を聞いてほしい」

理人が間に入り月見や旅団の人たちに現在の島の現状を手短に説明する


 「まさか...島がそんなことになっているとは」


 「やはりここの施設のシールドだけでは守り切る事は無理だったようね」


 「島全体を覆っていた封魔陣衛はこのままではいずれ完全に消滅してしまう。俺たちはそれを阻止するために日本に行かなければならない。


 「話はわかったは、なら私たちにも協力させて頂戴。」

2人のお母さん月見さん。彼女の配慮により数日分の食糧物資の補給が提供され。さらにA級ブリザード対策としてエアーダーガールの装甲を強化することを月見から打算され理人はこれを了承し数日間この建物に滞在することとなった


 「まさかあんたたちがそんな関係になっていたとは」


 「もうお互いの裸を見せ合う中にまでなったのぜ!」


 「おい!お母さん!!これにはいろいろと事情があってだな!!」

隆太はラピズと出会った後の一連の出来事を母に説明する


 「な!!なんだってぇぇ!!それじゃあんたたち片時も離れることができない状態にあるってことなの?」


 「いゃー寝る時も風呂入るときも密着し放題なのぜ」


 「だからその言い方!!!」


 「別にわらわはかまわないのぜ!むしろ隆太で良かったなのじゃ」


 「おまえなぁ~」


 「これだけは聞きたい隆太、あんたはラピズの事どう思ってるの?」


...............


 「好きだよ、心の底からね」

隆太は顔を赤らめながらはっきりとした口調で母に言葉にする


 「はぁ~なんてこったぁぁ~」

月見は頭を抱える


 私の中ではこいつらはカワイイ息子と娘だ。それがちょっと離れていたすきにトンデモナイ関係になっていた 


 「隆太!!あんたラピズを悲しませるようなことがあったら絶対許さないからね!」


 「わ!!わかってるよ俺はもう覚悟を決めてんだ!!このままの状態でもなんとかやってくつもりだよ!」


 「いい?これだけは言わせて?ラピズは私とは血は繋がってはいないけどそれでも大切な娘なのあんただって大切な息子なの、言ってることわかるよね?」


 「わかるよ俺の友達にも似たような関係のやつがいるからさ、おれあいつらみたいにうまくは出来ないかもしれないけどそれでもあいつらとは違うやり方でラピズとうまくやっていくよ」


 「まったく....あんたたち兄と妹なのよ...ははは....たく...」


 まったく....母親ってもんはつくづくいろいろと背負わされる立場になる。

それでも、

それでもこの二人が私の子供で良かったと心からそう思うわ。

母親とはつくづく強い存在ですね

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現実世界〔恋愛〕
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