83話 「オーロラ」
「生きている?母さんが本当に?」
「ここのお墓に名前がないという事はお母さんは今もあの研究所にいるはずなのじゃ」
「なんで今まで今まで隠していたんだ?」
ここからはラピズが実際にあったことを説明された話だ
ラピズは母さんと日本を目指していた。
しかし.............
「見えたぞ.....日本だ!!」
1人の団員が大きな双眼鏡らしきもので外の景色を見ている
「まさかこの建造物の中がこんな設備が整っていたとは」
「おいあれを見ろA級ブリザードだそれも滅茶苦茶でかい規模!!あんなものが島に直撃したらひとたまりもないぞ!!」
月見は建造物内のシステムをみてある決断をした。
「この建造物内にあるシステムのうちの一つに島を守っているシールドと同等な物がある、それを展開して防御壁にすれば島への被害を軽減できるはず」
「そんなあと少しで日本にたどり着くのに...」
「残りの食糧を考えればいずれどこかで島に引き返す事になっていたは....これは仕方ない事」
「私たちは平気だからいきてあの地に帰って!生きてあなただけでも......」
「でも.....私だけじゃ...」
「エアーダガールには何かあったときに自動で島まで戻れるようプログラムされている。これであなた一人だけなら何とかなるは残りの食糧を中に入れておくわね」
「でも...でも...」
「どうか....あの子に....貴方は私の愛するもう一人の子供。どうかあの子にあったら二人で幸せに暮らしてね?」
...............
「お前は今日までずっと一人で抱え込んで生きて来たんだな?」
「しかしここ最近で急激に島に直撃するA級ブリザードが増えて来たとなると....」
「施設そのものの電力が足りなくなってきていると見ていいわね」
「助けに行こう!二人のお母さんを生き残った旅団の人たちを!!」
ミディールは再びアクセルを勢いよく踏み込む。猛吹雪の中をエアーダガールは猛スピードで走り続ける
「GPSがまた切れた!!このままでは!!」
理人はPCの画面を見て思わず叫ぶ!!
「く!!!!ここまで来て!!!」
「おい!!オーロラだ!!見ろ!!オーロラだ!!」
オーロラの光がはるか遠くの建物を照らす
「ミディールさん!!たぶんあの建物だ!!!あの建物目掛けて走るんだ!!! 」




