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Never Island  作者: 阿久津ゆう
 6章 Episode of Another Japan~悲しみの亡国もう一つの結末へ
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82話 「洞窟の中は?」

 道中で洞穴を発見しそこに車体を入れ一時的な休憩地点とした理人たちであったが。



 ..........あれから二日たった。

吹雪はA級ブリザードとして急速には姿を変え彼らを襲う事となり立往生を余儀なくされた。


 「ねえ?どうするの?」


 GPSがうまく機能せず地図が上手く表示されないため下手したら遭難してしまう。

最初の目的地である研究所とやらまではそう遠くはない距離だが......

せめてGPSが上手く機能してくれればなんとかなるのだが


 「ねえ?この洞穴なんか奥の方に進めそうじゃない?」

よく見たら確かに奥の方まで進めそうだ


 「進んでみる価値はありそうね」

ミディールはアクセルを前進する。


 「なあ?これ洞穴というより洞窟じゃないのか?」

言われてみれ洞穴というより洞窟だ


 「GPSが復活したみたいだわ」

GPSが復活し地図が表示される。とりあえず一番奥の方に進むことにした。

しばらく進むと遺跡みたいなものが発見した。

一行はエアーダガールから降りて周囲を探索する

 「何これ?」


 「これお墓じゃないのか?」

よく見たら墓石が何十体もたてられている。

日本語で名前が書かれている。


 「こんな洞窟に何でお墓が?」


 「あ?.....」

ラピズはお墓の名前を見て一瞬取り乱したような表情を見せる。


 「どうしたんだ?」


 「な...何でもないのじゃ」

ラピズは顔をフルフル!と顔を動かす


 まさかこのお墓は?......

ラピズは妙な胸騒ぎがした。


 「おい!これみろ焚火の後だぜ?」

よくみたらこの焚火は最近使われた新しいものだ。てことはつい最近までここに誰かがいたのか?

まさかこの洞窟は人の手で作られたものなのか?


 「ねえ?これ国旗みたいなものが落ちてるよ?」

ユウキが何か旗?みたいなもの見つける


 「こ!!これは!!」

隆太がいきなり慌て始めながら旗を見つめる


 「使節特使旅団の団旗じゃないか?何でこんな所に」


 「まさか旅団の生き残りが近くにいるのか?」

一行は周囲に誰かいないかを確認する


 「ラピズ、お前何か心当たりあるんじゃないのか?」


 「お墓にかかれていた名前の中にわらわの知っている人の名前があったのじゃ...たぶんこの焚火は旅団のメンバーの誰かが使った物...」


 「それじゃこのお墓は?」


 「旅団のメンバーの物じゃ」


 「まさか...母さんは?」


 「大丈夫、この中に名前がないという事はたぶんお母さんは今も見参のはずじゃ.....この中に名前がないという事は」


 「生きている...母さんが?」

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現実世界〔恋愛〕
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