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1.勇者に選ばれちゃいました

初めての投稿です、感想とかあったら泣いて喜びます、、、!





「お先に失礼します!」


退勤の声かけと共に家路に着く俺。

名前は草野ユウヤ、歳は17歳。

高校生なのにバイトかよって?

あいにく今は諸事情で登校してないからね、実質フリーターみたいなものさ。


夜の街の背伸びした匂いと初冬の肌寒さを感じて早足で歩き、交差点に差し掛かったとき————






ーーーーーーーーーーーーーーーー



「目を覚ましましたか?」


聞き覚えのない、頭に直接響かせるかのような女性の声を聞き目を覚ます。


「……? ここは…?というか、貴女はいったい…?」


目の前に広がるのは全体的に眩しいただひたすら、白い部屋。

そこでおそらく先ほどの声の持ち主である女性に見下ろされている。

…ということは、俺は寝ていたのか。


「良いニュースと悪いニュース、どちらから聞きたい?」


「いや!そのセリフ貴女みたいな綺麗な方が言うやつじゃないですから!洋画の筋肉ゴリゴリでイケてる黒人にぃちゃんとかから聞きたいセリフだから!!!」


「あらあら、そちらではこのように会話を始めると聞いていたのですが…」


どうやら少し変な知識を植え付けられてるらしい。

というか「そちら」?なんのことやら…


「何はともあれこれで話が進まないですよ?本題に入らせていただきますね」


(いや、話が進まないのは貴女のせいでしょうが…)


心の中、ひとりごちるも状況が掴めないため声には出さずあくまで冷静を装う。


「貴方は不慮の雑魚…フフッ失礼。不慮の事故によって亡くなりました。」


「今アンタ雑魚って言ったよな!?不慮の事故にあったのに雑魚ってなんで俺そんな馬鹿にされてんの!?!?」


「あら、そんな聞き間違いするほど取り乱してしまうなんて…でも安心してください、貴方は|《祝福されし仔羊》《ギフテッド》でしたので元いた世界ではありませんが、別の世界で新たに生を受けることを赦されました。」


「聞き間違いじゃn……ん?ぎふ…なんだ、それは?つまりどういうことなんだ?」



「要するに貴方のいた世界で流行りの、言うなれば『異世界転生』ってことですよ♪」


「断じて流行ってない!いや、まあ一部界隈では流行ってるけど…知識の偏り方がすごくないですか…?」


ネットでいろんな人が小説を投稿したり読んだりするサイト「小説の輪を広げよう!」では確かに異世界転生モノが流行っていると妹が熱弁していた気がする。

なんか話によればユーザー数も多くて…って、いやそんなこと考えている場合じゃないな。


「異世界転生は分かりました。俺の行く世界って、どんなとこなんですか?」


焦らないでと嗜める女性


「いちいちツッコミを入れないと気が済まない思春期の男の子のせいで遅くなりましたが自己紹介しますね、私は女神ソール、貴方のような魂の派遣業務を行ってます♪」


なんか選ばれし者とかちょっとテンション上がっちゃってたけど割と同じような人多いみたいだな、コレ。


「貴方には剣と魔法の世界へと行っていただき、来たる人魔戦争で人類、そして世界を救う勇者となっていただきます!」


「俺が…世界を救う勇者に…!?」


「はい。貴方が、世界を救うんです。安心してください、ただ異世界に飛ばすのではなくてその辺の人たちよりもよっぽど強いスキルを持たせますから」


「ちなみに、その異世界で死んだら…」


「死にますよ?魂の使い回しをしすぎてしまうと穢れてしまうので♪」


「拒否権とかは…?田舎でスローライフでも楽しみたいかな〜なんて、ハハハ」


「はい、かイエスしか選択肢はありません♪」




こうして俺は、俺の異世界冒険譚が始まると思っていた…

ぴえんっていう女の子がやばいと噂だけど周りに女の子いないからぴえんって自分で言ってる……

あ、私女の子だった!w

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