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グランドサファリーアイランド(カンボジア編)もしレベルギガマックスの俺が初心者ギルドに参加したら!

作者: マジュリー西瓜

第一話 「ようこそグランドサファリーアイランドへ」


ここはグランドサファリーアイランド、略してグーラ。広大な森や川に囲まれた市街地で、九州ぐらいのサイズである。人口は約1000万人、町は販売業や漁で栄えており、活気がある。


デリブシャーコントリア北反国民革命自治区から勇者外伝丸がやってきた!


外伝丸は今年で17で、勇者レベルはタイガー賞の次に最大のブラックスライザー賞である。

ハンター資格を取得しており、デリブシャーコントリア北反国民革命自治区のコウデリサンドラー地方・ブライザーグリテンホウ地方・魔軸シャーバイパス地区での猟が認められている(国営)


外伝丸「ガリリンスザルペーラを倒してぇ」


外伝丸は戦意を抱え、グランドサファリーアイランド北部のバリ区にある洞窟へと向かった。


洞窟のサイズは香港の3倍はある大きな迷宮で、各所に即死のトラップが仕掛けてある。ゴールには6000グリー(日本円で約200万円)相当の宝があるそうだ。


しかし、外伝丸は勇者レベルがタイガー賞の次に最大のブラックスライザー賞なので、すぐに宝が手に入った。


外伝丸「これでいい感じにラーメン屋を経営できる!」


そう叫ぶと、外伝丸は帰っていった。



第二話「絶望のトラバサミ」


何度続けても上手くいかない、上手くなれない、普通に出来ない。

誰も笑ってくれない、周りは自分を嫌っている、代わりはいくらでもいる。

楽しいことはあっても、それはただの自己満足。

周りは誰も笑ってくれないし、興味もない。



第三章「香港に行きたい」


晩ごはんの時間だ。

今日はお母さんがカレーを作ってくれている。

僕はさっそく晩ごはんを食べにリビングに向かった。

今日のカレーは中辛である。

席に着くと、さっそくカレーをスプーンですくい上げ食べた。

「すごくおいしい」いつものカレーではあるが、いつもよりおいしく感じる。

僕は食事中にふと思いついた!

「香港にいきてぇ」

そうである、今香港は大規模なデモにより、ツアー代金は安く、予約も取りやすいのである。

つまり格安で海外旅行に行くチャンスである!

「こらーいくしかねぇ!」

僕は声を張り上げた。

さっそく目の前にいるお母さんに相談した。

しかし、そんな旅行をする休みや資金があるはずもなく、答えはノーだった。。。



第四章「あばる~君は帰ってこない」


僕はいつものように、パソコンの通話グループに参加する。

しかし、そこに彼はいない。

彼がいなくなって1年以上がたつ、通話グループのみんなも忘れているだろう。

彼とオンラインゲームで遊んでたのが昨日のようである。

「彼はいつ帰ってくるのか。」

俺はそう通話グループのメンバーのステーキガイジに問いただした。

そうすると彼は言った…


「返ってこねーよ!ガイジ!」


俺は絶望した。

もうあの楽しい日は帰ってこないと確信したのである。

たった一人の横暴によって仲間を失ったのである。



第五章「カンボジアへの募金」


市街地の駅や商店街に行くとよくカンボジア人が開催する募金大会を見かける。

その募金大会は、カンボジアでの戦争孤児や貧困層への寄付を募っているそうだが、実態は不明である。

僕はこの日、中古の安いHDMIケーブルを買うために、駅の近くのジャンク屋に向かっていた。

向かっている途中、突然カンボジア人が僕に近寄って来て喋りかけてきた。

「ボキンヲオネガイシマス」

片言の日本語で募金を募ってきたのである。

僕は10円を入れた。

カンボジア人は嫌な顔をした。



第六章「返すお金がない」


そういえば、借金鳥類の1000円とステーキガイジから借りた3000円?をまだ返していない。

「そうだ!早く返さないと!」

しかし財布の中は空っぽである。

「あっ、そうだった…」

そうである、昨日の住民税と国民保険料の支払いで有り金全部持ってかれたのである。

僕は彼たちに言う言い訳を考えた…



第七章「終戦」


勇者外伝丸は炎の館のブッチャーアルカポネ型怪獣のバーバリアを倒した。

今まで人々を苦しませていたブッチャーアルカポネ型怪獣のバーバリアがいなくなったのである!

グリデントサファリーアイランドに光が戻った。

外伝丸は語った。


「世界は再び平和になったのだ。」

「しかし、まだカンボジアには多くの孤児や貧困者が苦しんでいる。」


彼らを救うため、カンボジアのプノンペンに向かった。

外伝丸の戦いはまだまだ続くのである。


終わり

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