表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アリバイつくります  作者: 山口 佳
16/25

アリバイつくります 16

結局、空音は、休みを取った。

仕事が休みにくい事より、亮に頼まれた事の方が気になって仕方がなくなったからだ。


Lineで、休みを取った事を亮に伝えると、旅行に行くから一泊の荷物を支度をしておいてほしいと返事が来た。



わざわざ出かける旅行に少し不安を抱きながら、旅行当日は、昼過ぎに出発となった。

亮は相変わらずの黒い上下の服。空音は、水色のワンピースを着ていた。

二人で、並んでスーツケースを引き、駅前まで歩き、レンタカーのお店に入った。


「亮、運転出来たんだね!」

「出来ないと思ってた?」

「免許持ってないと思ってたよ。ドライブして旅行いけるなんて、うれしいな。」


空音の不安な気持ちが少し和らいだ。

スーツケースをトランクに入れて二人は車に乗り込んだ。


「ねえ、どこにいくの?」

「茨城。」

「茨城?!へ〜、茨城かぁ。行ったことなかったな…。」


レンタカーに乗り、二人はナビの指示通り茨城に向かった。

亮が設定した目的地は、カレー屋だった。

茨城に来てわざわざ、カレー屋?

カレー屋?

「なんか、有名なカレー屋さんなの?」

「いや、ネットで検索して、行ってみたくなっただけだよ。美味しそうなんだ。」

「そうなんだ!楽しみ。」

カレーが目的でもいっかと思ったが、わざわざ休んで欲しいと言われたくらいの用事かと思って居たのは何だったのかな、と考えて口数が少なくなっていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ