表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いつだってあなたが私を強くする  作者: 泥んことかげ
【第2部~はじまりの物語】
111/111

第15話【再戦と構え】


挑発はしたが私には持ち合わせた物がない。


只、虚勢を張るしかなかったのだ

守りたい人のためだとか、プライドだとかが有ったのかもしれない。


師匠がいつも弟子に教えていた基本的な【型】を見よう見まねで構える。


武器はない。

だけど、師匠がいつも言っていた


「無から有を、想像はやがて創造となり、己を守る刃となる。」


姿勢は低く

視野は広く

視線は相手を見据え

ただゆっくり深呼吸をし


相手の攻撃に合わせて...


【基本壱の型】

それは、単純な動作だった。

ただ、両手を下から上空へあげるだけの技だった

それだけだったが、確実に潰せる相手だと手加減した自分へのダメージは動揺を誘い見た目以上の怪物を脳裏へ生んでいた。



当てるはずでいた

否、先刻の彼女なら当たっていたその攻撃を

自分自信で上空へ衝撃を逃がしたのだ。


鈍い音がドーム内に響き渡ったが、全くもって傷がつかない。


依然、お互いの距離は15Mと離れている。


「面白い技を使うわね...ならこれはどうかしら...この前のより強くてよ。」【暴風雨(テンペスト)


私は、目の前に起こった事に対処ができなかった


吹き荒れる風はドームを縦横無尽に駆け回り

横殴りに降り注ぐ雨は小さな体を鞭のように痛め付けた。


あくまで【型】は対人相手に発揮するのであって規模が大きいと対処は至難の技だった。



それでも尚、構えを解かない私に痺れを切らしたのか


「あら、どうしました?弾くだけでは私は倒せませんわよ?」


「そうだそうだ!早く楽しませろ~☆」



挑発には目まもくれず、相手のペースに呑まれぬ様に必死にそれでいて冷静に物事を考えた。


「1つ聞くけど、どうしておじいさんを殺したの?」


ほんの少しだけ間が空いた。


「それは....どうゆう事ですの?殺したのはあなたでは?」


「あわわわわ...お姉さま、一体どうなってるの~☆?」



その瞬間、ドームの一部が崩れ、大きな音と共に天井から小さな【なにか】がくるくると回転しながら降ってきた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ