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家事手伝い

結構アクセスして貰ってるみたいでありがたいです。拙い文章の作品ですが頑張ります。

よろしくお願いします。

今日も無事、学校を終えて帰ってきた。今通っている小学校はだいたい16時には終わる。時間割を見ると多少前後するが15時30分から16時30分には終わる。まあ下の学年はわからないが6年の終わる時間はそんなものだ、でもいつも俺が家につくとだいたい妹のリサは先にいることが多い。リサは一学年下だが俺より先に家にいるということは各学年によって時間割はバラバラなのかもしれない。

家に帰るといつもすかさず、リサが声をかけてくる。


「お兄ちゃん!、お帰り」


「おう、ただいま」


とやり取りをするとリサはすぐ自分の部屋へ戻ってしまう。

多分、思うに家にひとりでいることが寂しいのかもしれない、そして俺が帰ってきてすぐ声をかけるのもその現れかもしれない。そうすることによって安心して自分の部屋で過ごせるのかもしれない。

俺達、兄妹の両親は最近、二人とも遅く帰ってくることが多い。

父親は大手企業の製造課長という役職の為か、帰ってくるのが21時過ぎぐらいが多い。それプラス、いわゆる休日出勤で土日も出たり出なかったりしている。

母親の方は、デイサービスの介護で帰ってくるのは19時前後が多い。今のご時世、高齢化社会と言われているから介護の仕事の人は物凄い大変だろう。

こうした両親の姿を見ていると、前世で元社会人の俺としては、なんとかして両親の負担を少しでもへらせればいいなと思ってしまう。

そこで俺は両親がいない間は家の家事を全部やることにした。

だいたい遅くても17時ぐらいには帰ってこれるし、学校から出る宿題も俺からしたら30分ぐらい、あれば全部終わる。


「よし、早速、始めるか」


と、気合いを入れ行動を開始した。まずは掃除からだな。

俺は前世では職を転々としていた為、色々な職業を経験してきた、そしてハウスクリーニングの仕事も一時期していた為、家の掃除はお手のもんだ。まずよく汚れるところと汚れないところを見極めて効率の良い掃除のローテーションを考える、そして曜日ごとに掃除をする場所を決めてやっていくことにした。


ふー、と今日の分の掃除はこれで終わりだな。時間を見ると18時ちょっと前ぐらいだった。次は洗濯だな、そう思い少しいつもより大きな声で俺は呼びかけた。


「おーい、リサ、洗濯するから、先、風呂入っちゃえよ」


もちろん風呂は準備済みだ。しかし追い焚き機能っていうのは便利だな、当然、前世ではまともなとこに住んでいなかった為、風呂の追い焚き機能なんて知らなかったし、使ったこともなかった。


「えー、なに、お兄ちゃんが洗濯するの?、いったいどうしたの?」


「ほら、最近、母さんも仕事始めたろ、だからさ色々大変だろ、だから少しでも手伝えないかと思ってさ」


「ふーん、まあ、わかった、でもお風呂の準備出来てるの?」


「ああ、出来てるよ、ゆっくり入ってきな」


準備が出来ているとわかったリサは風呂場の方へ歩いて行った。

まあ女性の風呂は長いし、リサが入っている間に洗濯と夕食の準備をするか。

リサが風呂に入ったのを確認するとカゴの中に入っていた洗濯物を洗濯機入れる。


よし、あとは夕食の準備だな、前世でひとり暮らしが長かった為か料理はある程度できる。

多分、よく料理を作る主婦ぐらいは出来ると思う、まずは食材チェックだな。

おもむろに冷蔵庫を開けて中を確認する。


「えーと、鳥のモモ、油あげ、白滝、あと野菜室にはなにがあるんだ、ふーと、人参、小松菜、トマトまあめぼしいものはこんなものか」


今、確認した材料で作れるっつたら、あれしかないな。

まずは米を研いで浸水させておく、次に大きめの鍋にお湯を沸かす。

その間に、材料を切り分ける、人参は5センチぐらいの千切り、油揚げ、小松菜もだいたい同じぐらいの大きさに合わせる。白滝も軽く切っておく、それらを全部まとめて沸いているお湯の中に入れる。

だいたい5分ぐらいで取り出しザルにあげ、そのままあら熱を取る為、置いておく。

次はメインだな、トマトを一口だいのぶつ切りにする、そして鳥モモ肉も同じように一口だいの食べやすい大きさに切り分ける。

鳥モモ肉の場合は切り分けたら全体に小麦粉をまぶす。

フライパンの中に軽く適量、油を入れ温まってきたら、一口だいに切り小麦粉をまぶした鳥モモ肉を入れる。

鳥モモ肉の色が変わってきたら今度はそのフライパンに切り分けていたトマトを入れる、その後10分ぐらい煮込むとトマトがちょうど良い感じに崩れてくる、そのタイミングで味付けを行う。

味付けは塩と胡椒のみ、そしてフライパンの中に二つぐらい窪みを作りその中に生卵を二つ落とす。フタをして火を止めて3分ぐらい蒸らす。その間にアクセントで青じそを細い千切りに切っておく。

待っている間に、ザルにあげてあら熱を取っていた小松菜、人参、白滝、油揚げの方に取りかかる、まずは残っている水分を手でつかんで搾る、水分を取ったらボウル入れて味付けをする、本当は調味料を使って細かい味付けをしたいがあんまり時間もないので今回は麺つゆにする、適当に回し入れて最後にいりごまを振って完成だ。

そしてフライパンに入っているメインも仕上げいく、フタを取ると湯気と共に半熟になった卵が良い感じになっている、卵を崩さないように皿二つに取り分ける、その上に切ってあった青じそをのせて完成だ。

あとは最後に味噌汁を作る。鍋の中にダシの素と水を入れ沸騰直前になってきたら適当にあった具材、油揚げの残りとなぜかあった乾燥ワカメを入れる。そして再度、煮立ってきたら味噌を入れて完成だ。

それと同時に炊飯器の音が鳴り、すべての準備ができた。


家族でいつも食事を取っているダイニングテーブルの上に出来上がった料理を眺める。


「ふーん、我ながら見栄えもいいし、栄養バランスも良い、自画自賛だな」


でもここで俺はふと思う。よく考えたらたかだか小6の男の子がこんな料理作れるだろうか?、いや多分作れないだろう。

どーすっかなー、ちょうどその時リビングにある小さめな棚の中に10冊ぐらい料理本があるのが目に入った。

よしこの料理本を見て作ったと誤魔化そう。おそらくだが世間一般の小6ぐらいの年代だったら、料理、掃除、洗濯なんて興味を持たないだろうし、ましてや家の家事をやるなんて有り得ないだろう。

まあその辺は、あれだなお母さんの役に立ちたかったから!とでも言えば多分大丈夫だと思う。


母親が働き出してから帰るのが遅くなりいつもはひとり千円、俺と妹の分を合わせて計二千円を渡してくれていた。

でも俺はずっと思っていたのだがもし毎回二千円を貰うんだったらそのお金で食材を買って自炊した方が全然安上がりなんじゃないかと。


まあ前世の俺からしたら一食、千円だって高いと思う、ましてや新築マンション、そしてこの俺こと天野真が今まで入院をしていたことを考えると金銭的にはだいぶ厳しいんじゃないだろうか。

母親がすぐ働き出したことから考えても多分そうだと思う。

だから俺からしたら両親の負担を少しでも減らしたいという気持ちが強い。

まあ前世で元社会人っていうのもあるからその辺は大変さを少しは理解してると思う、多分。


まずはこれからどんな反応をするかわからないが、妹、そして両親の様子を見よう。ちょっと不安なところもあるけど。


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