表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/20

第2話…登校

「行ってくるぞ〜!」 俺はあえて明るく声をだした…

「…いってらっしゃい」 コイツは暗いままか…

「おう!じゃあな!」



俺はボロボロの車に飛び乗り、大学へ向かった…



俺の大学は家のすぐ近くにある…

しかし自転車や歩きでは遠いうえ、小さな大学のため電車は通っていない…

全く…不便な学校だ…


しばらく進むと、雨が降ってきた…

「ついてないな…」




そういえばあの日も雨だった…


母から妹の様子がおかしいと連絡があり、俺は実家へ車を走らせていた…

そしてその時も今のように

「ついてないな…」

そう言ったのだ…

「何があったんだ…」

家に着くと俺はあえてゆっくりと鍵をあけ、扉を開けた…

「久しぶり…」

返事はない…

焦る気持ちを圧し殺し、俺はリビングへ向かった…

「おい…」

そこにあったのは心配そうに見守る両親と、

ぐったりとした灯だった…

「灯!」

俺は悲鳴と雄叫びの混じったような声を上げた、

「……」

「灯!どうしたんだ灯!」俺は灯の肩をガクガクと揺らした、

「返事をしろ灯!言うこと聞かないとおしおき…

お尻ぺんぺんだぞ!」

子供のころふざけあっよくて言っていた文句を言った

「…お…にい…ちゃん?」

「…灯!?灯!」

「お兄ちゃん…」

灯は喋ってくれた…

なんとか喋ってくれた…

ただ妹は俺にしか喋らなくなった…

そのため俺の家に住むようになり、数日後高校も中退した、


「…着いたか」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ