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第17話…廊下

久々ですみません、最近忙しいので他の作品はこれを書き上げてからの更新になるかもしれません…。

薬品臭い…。

病院のなかは気分がおかしくなるほど薬品の匂いが充満していた…。

まさに今も医師や看護士が周りにいるような新しい匂い…、

なのに人は誰一人としていない…。

どうもこの感じは苦手だ…。暗い廊下を歩いていると自らの足音が反響する…。

これでは後ろから襲いかかられたらおしまいだ。

そのため俺は摺り足で進むが、やはりどうしてもこれだと時間がかかる…、

結局どのように歩いてもリスクが伴うようだ…。

廊下の周りには病室…、

すべて4のつく部屋は排除されており、いかにも病院らしい…。

しかし俺にとってはそんなことどうでもいい…。

俺が欲しいのはあの本にあった男の手がかり、そして怪物の正体…。なによりそれによって灯が失踪した理由が分かるはずだ…。

本来ならばこんなことしていないで灯を捜すのが、あの鐘突堂を目指すのが先決のはずだ…。

しかしもし鐘突堂に灯がいなかったら?

もし灯がここに来た理由があのCD以外にあるとしたら?

なにも知らずに俺は灯を救えるだろうか?

俺にはなにができるだろうか?多分なにもできない…。

だとすれば今はまず助ける方法を探すのが先決だろう…。

それが俺の出した結論だった…。

しばらく行くと手術室の前に来ていた。

こういう重要な所なら何か名医の残した記録があるかもしれない…。

俺はスライド式のドアを開いた…。

一層薬の匂いが増す…。

様々な道具や薬品が陳列されており、部屋の真ん中には青いシーツを被された車輪付きのベッドが置いてある…。

しかし残念なことに手がかりになりそうな日記やカルテなどは何一つとしてなかった…。

仕方ないと俺が部屋を出ようとしたその時…、

あの鐘が動き出した…。







コーン、コーン…。

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