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逆行
厳しい感想お待ちしております。
朝、目が覚める。
いつも同じことをするのは退屈だ。
だから、今日はいつもと違うことをしようと思う。
そう胸に誓い、学校とは逆方向の電車に乗り込む。
しばらく、景色を眺めていると海に出た。
潮の風と匂いが肌に触れる。遠くで、イルカが泳いでいるのが見えたような気がした。
制服のまま浜に座り込んで、 ーー について考える。
考えることは意味があるのか。そんなことを何度も考えた。
波を眺める。空飛ぶ鳥を眺める。その鳥は、僕を置いてどこかへ行く。
気がつくと、日が沈み始めていた。
夕日に辺りが照らされる。やがて、日は完全に沈んだ。
スマホには母からのメッセージが溜まっていた。
「遅刻するぞ」
母の声で、目が覚めた。
いつもと同じように学校へ行った。
微かに残る潮の匂いを無視して。




