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先生

「じゃあ、クラス委員の日高明奈さんのニセモノが裏垢で夏希をイジメるように指図して、

横断歩道で殺しに来た訳?

それ信じられるの?」サキが疑う。

「いや〜人格者なんだよ。私は密かにリスペクトしてた彼女じゃないと信じるよ!(パイは正義)」

「じゃあ、一体誰なんだろ?」ヒロが頭をかく。

しかし、日高明奈で無ければもう夏希は満足なのだ。

ずっとモヤモヤしていたのが、晴れた。

色恋があんな清廉な女性すら堕落させてしまうのもセクシーだ。

おかげでおっぱいに埋もれられた。

やはり優等生は大好物だあ〜


日高明奈の話を聞いて、ずっと黙ってた楊世が口を開く。

あのさ、夏希の担任の先生にポケットに個人的なメルアド入れられた事あるんだよね。

「先生、落としましたよ。」ってとぼけてすぐ返したけど…

皆、顔を見合わす。

「なんで、そんな大事な話をすぐしないの?」サキが楊世を叱る。

珍しいが情報屋としてのメンツなのかもしれない。

夏希も言われれば担任の言動に違和感あるかも?

吹石先生は、ベテランでキツいと定評があったので気にしてなかった。

「うーん、じゃ日高さんの濡れ衣のためにも明日聞いてみるよ。

吐くか分からないけど。楊世へのメルアドで脅せると思う。」推し活でスッカリ心がレオンに浄化されてたが、夏希は元々こういう人間だった。

幼い頃の自分を思い出せば、ムー好きのエログロ好きのクソ野郎だった。

世界中の拷問器具調べたり処刑方法調べたりとヤバい奴だった。

推し活ハマったのも心の浄化を願ったからかも?

楊世が好きなのも姿も心も美しいからかも?夢まで持ってるなんて!眩しすぎる!

が性癖には疑問がある。

まあ完璧な人間なんていないか。


翌日、体育祭の応援団長に投票で決まった。

クラスメイトの恨みのこもった目が痛い。

吹石先生も嫌そうだ。

日高さんも困った顔してる。

「うう〜自業自得だけど面倒くさいよ〜体育祭当日休もうかな?」夏希の性根はとことん腐ってる。

まあ、吹石先生と二人っきりになれそうだ。

裏垢と背中押した犯人に辿り着けるかも?


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