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犯人は誰だ?

 自宅にて、阿川は推測に没頭する。


「考えろ~。考えるんだ……」


 まず、操り直した犯人は政治家か否か。

 政治家の一員なら、施行発表の前に修正するハズだ。

 消費税廃止&ベーシックインカムなどと、ぬか喜びさせる真似をわざわざさせるとは思えない。

 一度宣言した事を「やっぱやめた」と取り消すことだって非常に面倒くさい事だ。

 そんな事を事前に阻止出来るのなら、する方が妥当だろう。


「う~ん、そう考えると犯人は政治家の一員ではない気はするなぁ」


 では、次の問題。

 犯人はいつ阿川が操った内容を知って、元に戻したのか?

 公に発表するのを阻止できなかった辺り、政府関係者とは考えられない。

 ならば、一般人と同じくテレビなど、公的な媒体で知ったと考えられる。


「犯人は政府ではないけど、政府を操って自分だけオイシイ思いをしている奴? 要はフィクサーなのか?」


 そう考えれば合点のいく。


「自分だけイイ思いしたい奴なら、平等に幸せになる世の中を嫌悪する。政府を操って民を苦しめるという、ゲームが楽しめなくなる。相当悪趣味な野郎だなこりゃあ」


 範囲は絞れた。しかし、まだ問題があった。


「問題はそいつをどうやって探すかだよなぁ」


 さて、どうしたものか。阿川は苦悶するのだった。




続く











 

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