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File009.パーティ

 「お姉様はいつから依頼を受けるの?」

 依頼かぁ~・・・依頼はゴブリン討伐でも受けるとして・・・まずはレベルアップかしら?スキルをしっかり取っておかないと危ない物ね・・・

 「とりあえずゴブリン討伐くらいは受けるけど、本格的なのはしばらく先ね。まだやりたいこともあるしね。イリスはもう誰かと一緒に行く約束でもあるの?」

 「えっ?」

 「なに?」

 「お、お姉様は・・・」

 「私?ソロでやるつもりよ。」

 TRPGはパーティプレイが基本ですが、パソコンゲームとかはソロが基本ですからね・・・最近ソロばかりでしたから・・・べ、別に友達がいなかったわけではないんですよ・・・


 「お、お姉様・・・もしよければ私が一緒に・・・」

 イリスの魔法ってすごく不安定みたいだし・・・かえって危ないんでは・・・一応自分でも魔法使えるし・・・

 「ありがとう、イリス。でも大丈夫よ。1人でなんとかするわ。」

 「お、お姉様・・・」

 ひょっとして一緒に行きたいのでしょうか・・・

 「イリス・・・一緒に行く?」

 「はい、お姉様にずっとついていきます。」

 私と一緒に行きたかったんですか・・・最初から言えばいいのに・・・ツンデレですか・・・それにずっととか言いましたね・・・いつまで、どこまで付いてくる気でしょう・・・ストーカーにだけはならないでくださいね・・・



 「それじゃあ、イリスとパーティーを組まないとね。」

 「はい、お姉様が前衛で、私が後衛ですね。」

 私が剣士で前衛職ですからね・・・支援魔法をかけてもらいつつ、魔法で援護って感じでしょうか?そういえばイリスって支援魔法は何が使えるのでしょうか・・・先日スピードは使っていましたが・・・


 「イリス、支援魔法は何が使えるの?」

 「えっ?イリスは支援系はほとんど覚えてないですよ?この間使ったスピードくらいです・・・」

 スピードだけってどういうことですか・・・シールドとかブレスとか・・・色々あるでしょ?


 「イリス・・・一緒に行く話は無しにしましょう・・・」

 「えっ、どうしてですか?イリスは攻撃魔法特化ですごい火力なんですよ・・・」

 オークに焦げ目だけですよね・・・攻撃魔法特化でアレでは先が思いやられますね・・・

 「でも、オークを倒せなかったよね?」

 「そ、それはちょっと調子が悪くて・・・」

 「ギルドではもっと悪かったわよね?」

 「それは・・・」

 本当に前世も賢者だったのでしょうか・・・疑わしいところです・・・まだ能力覚醒前とかでしょうか・・・




 イリスとの話はいったんお終い。お母様に呼ばれてしまいましたからね。夕飯のようです。

 イリスの目が死んだ魚のようになってます・・・私に一緒に行くのを断られたのがまだ尾を引いているのでしょうか・・・



 「イリス・・・ちょっといいかな?」

 「何ですか・・・お姉様・・・」

 まだうつろな目をしてますね・・・

 「イリスは私と一緒に行きたい?」

 「はい、お姉様と一緒に冒険したいです。」

 転生前も賢者だったのでしょ・・・賢者って感じがしませんよ・・・転生に失敗してるのでしょうか・・・


 「はぁ~~~、仕方ないわね・・・でも、支援魔法も覚えてね・・・」

 「ううぅ・・・わかりました・・・お姉様がそう言うのであれば・・・」

 支援魔法も覚えてくれるというので、一緒に行きましょうか・・・剣を使いながら魔法を使うくらい出来ると思いますが、イリスがちゃんとしてくれるならそれはそれでありがたいですから。


 「それじゃあ、明日は冒険者ギルドに行ってみましょうか。」

 「早速依頼を受けるのですね。」

 「・・・見に行くだけよ?」

 「ええぇ~~~」



 イリスは賢者と言うよりバトルジャンキーでしょうか・・・攻撃魔法を極めたそんな賢者・・・そんなのが前世でないことを祈ります・・・

 本当に支援魔法とか覚えてくださいよ・・・さすがに支援無しで戦うのは辛いのですから・・・

少しでも面白いと思った方は評価をお願いいたします。

ブックマークもして頂けると嬉しいです。

次回への励みとなりますので、よろしくお願いします。


https://ncode.syosetu.com/n4941hk/

にて「ドールズ ~ドールマスターとなった少女は異世界で娘達と旅をする~」を連載中です。

こちらもよろしくお願いします。

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