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File046.身の危険

 「イリスちゃん、次の町でエマ達の昇級試験の納品をするからその時にタレを手に入れような。」

 「はい、ロッドお兄さん。」

 イリス・・・とっても良い笑顔なのですが、あなたの笑顔は食べ物関係が多かったように感じるのですが私の気のせいですか?

 「イリス、美味しいものを食べるのがダメとは言いませんが、食べ過ぎると太りますよ。」

 「えっ、でも食べた分動けばいいって・・・」

 エマお姉ちゃん、そこで顔を背けないでください・・・確かに食べた分動けばいいとは思うのですが、その前に太らないようにする方がいいのではないですか?

 「アリスちゃん、イリスちゃんや、キティの楽しみを奪っちゃダメよ。」

 2人の楽しみは食べ歩きなんですか・・・イリスの楽しみが食べ歩きなのは分かりますが・・・キティお姉ちゃんもなのですか・・・エマお姉ちゃんはちがいますよね?

 「お姉ちゃんは私より多く食べてるのに・・・」

 「キティ、魔法って言うのはすごくカロリーを消費するの。仕方ない事よ。」

 エマお姉ちゃんもですか・・・私も別に嫌いなわけじゃないんですが・・・それだけというのはちょっと・・・

 「うちの女性陣は食べることばっかだな。」

 マーキスお兄ちゃん、今の言葉は聞き捨てならないですよ・・・女性陣全員から総スカンを食らいますよ。もちろん私も含めてです。

 「エマお姉ちゃん、今日はお米が少ないので、食べ物に興味の無さそうなマーキスお兄ちゃんの分はおにぎりじゃなくてもいいですよね?」

 「そうね、マーキスは食べることにあまり興味が無さそうだものね、アリスちゃんの美味しいおにぎりは私達だけでいただきましょう。」

 「お、おい・・・そう言うわけじゃなくてだな・・・」

 どういうわけでしょう・・・私達は食べることばっかり何ですよね?

 「アリスちゃん、悪かった・・・俺の分のおにぎりも頼む・・・」

 仕方ないですね、ちゃんと作ってあげますから大丈夫ですよ。



 今日の夕飯はおにぎりをにぎりましょう。と言っても普通のおにぎりじゃないですよ。先日立ち寄った村で見つけちゃったんですよ・・・醤油・・・あるんですね・・・あまり沢山作ってないようなので少しだけ分けてもらいましたが、お願いしたら作ってくれるでしょうか・・・

 今日は醤油を使って焼きおにぎりですよ。こんがり焼いた醤油の匂いがたまりません・・・

 「アリスちゃん・・・今度は何を作ってるの?おにぎりじゃないの?」

 「ちょっと味付けをかえてみました。この間の村でいい調味料を手に入れたのでそれを使ってみました。」

 「やけにいい匂いがするわね。すごく香ばしいわ。」

 良い感じに焼けてきましたね、そろそろ食べてもいいでしょう。

 「焼けてきましたし、エマお姉ちゃん食べてみますか?」

 「それじゃあ、私が一番にいただいちゃおうかしら。」

 「お姉ちゃんずるいよ・・・私も早く食べたいのに・・・」

 「お姉様、イリスの方が先じゃないんですか。」

 2人の分もありますから大丈夫ですよ、順番ですからね・・・


 私だって焼いてるから食べてないんですからね、仲良く食べてくださいよ・・・おかわりはありませんからね・・・お米は本当に少ないんですよ・・・

 「なぁ、アリスちゃん・・・俺の分はちゃんとあるよな・・・」

 マーキスお兄ちゃんですか・・・ちゃんとあるので安心してください、その代わりあんな事言わないように気をつけてくださいね。

 さて、やっと私の分ですね・・・お醤油を二度塗りしましょう・・・美味しいんですよね、香ばしくって。ちなみにみんなの分は一度しか塗ってませんよ。お醤油も少ないんですから・・・


 「本当に、お米って美味しいのね・・・また精米だっけ?手伝うから食べさせてね。」

 「もちろんですよ。キティお姉ちゃんは毎回手伝ってくれてるので少し大きいのをあげますね。」

 「お姉様・・・私も手伝います。キティお姉さんよりたくさん手伝いますから・・・」

 「はいはい、大きめのをあげるから・・・」

 大きめのをあげますから恥ずかしいこと言わないでください・・・


 精米をしないといけないので2日に一度くらいですがおにぎりを作ってます。最近はキティお姉ちゃんもおにぎりをにぎるようになったのですが、上手く三角に出来ないようです。慣れもありますからね・・・そのうち上手くなりますよ・・・


 「そろそろ次の町に着くぞ。」

 馬車の中でウトウトしていたら声を掛けられました。キティお姉ちゃんの膝枕で寝てしまっていたようです。

 「もう少し寝ててもいいのよ?」

 言葉は優しく言ってくれてますが、押さえつけて離さないのはどうかと思いますよ・・・もう起きますから離してください・・・

 「え、エマお姉ちゃん・・・助けてください・・・」

 「助けたら、今度は私の膝枕で寝てくれる?」

 いえ、自力でなんとかします・・・

 なんとかエマお姉ちゃんの手を借りずにキティお姉ちゃんから脱出できました・・・馬車の中でウトウトするのは止めましょう・・・身の危険を感じます・・・

 

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