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File041.パンケーキ

 キティお姉ちゃんもエマお姉ちゃんもお肌がつやつやですよ・・・私とイリスは・・・別につやつやではないですね・・・やつれてもいませんが・・・

 きっと、キティお姉ちゃんとエマお姉ちゃんが特殊なのでしょう・・・


 「マーキスお兄ちゃんとロッドお兄ちゃんはまだ寝てるんですか?」

 「ああ、2人は飲んだ翌日はこんな感じよ。」

 潰れるまで飲んでたんですね・・・ダメな大人の見本ですね・・・私はそうはなりませんよ。

 「イリスは大丈夫ですか?」

 「何がですか?昨日の夜のことはよく覚えていないのですけど、やたら気持ちよかったように思うんです。」

 「イリスちゃん、それは私が抱っこしてあげてたからよ。」

 エマお姉ちゃん、嘘は良くないと思いますよ・・・ただ単に酔っ払っていただけです。


 「ところでこれからどうするんですか?」

 「そうね、しばらくはお休みかしら?」

 「依頼も終わったし、休むのも必要だからね。」

 なるほど、働き過ぎはブラックですから、いいことだと思いますよ。それはそれとして、今からどうするのでしょうか・・・

 「それじゃあ、今日はこのまま宿屋で過ごすんですか?」

 「それでもいいんだけど、町中を散策でもしない?」

 「お洋服はもういいですよ・・・」

 「残念・・・もっと色々着せたかったのに。」

 キティお姉ちゃん、着せ替え人形はもうやめて下さい・・・お願いします・・・

 「それじゃあ、美味しいものを食べに行きましょう。」

 キティお姉ちゃん、あんまり大きな声で言わない方がいいと思います、宿屋の女将さんが睨んでますよ・・・



 結局4人で町中の散策です。美味しそうなものが売ってたら食べようって話です。あんまり食べ過ぎは良くないと思うのですが、甘い物なら別です・・・少しくらいならいいかなって思ってしまいます。


 「イリス、そんなに食べているとお昼が食べられなくなるわよ。」

 「お姉様、大丈夫です、お昼ご飯は別腹ですから。」

 デザートは・・・とか甘い物は・・・なんてことは聞いたことがありますが、お昼ご飯が別腹だなんてイリス、あなたはいくつ胃袋があるのですか?

 「イリス・・・太るわよ・・・」

 「えっ・・・」

 手が止まりましたね・・・やっぱりこの言葉は効くのでしょうね。太るのはいやですからね。

 ところで、キティお姉ちゃんもエマお姉ちゃんも手が止まってますが、そんなに食べていたのですか?私ですか?たいして食べていないので、今持っている串焼きはちゃんといただきますよ。鳥でしょうか?タレも甘くて美味しいですよ。



 「キティ、あそこのお店に入りませしょうか。最近話題の店よ。」

 「オシャレなカフェですね。あそこでお昼にするのもいいですね。」

 串焼きを食べてから少し早歩きで結構な距離を歩きました。3人とも結構気にしていたんですね。悪いことを言ってしまいましたか・・・


 「お姉様、このまあるいパン、すごく柔らかいですよ。」

 パンケーキですか。ここにもあったんですね。基本小麦粉ですから簡単にできますよね。後はいかに柔らかく焼くかだけです。

 「このくらいでよかったら私が焼いてあげるわよ。」

 「「えっ・・・」」

 キティお姉ちゃんもエマお姉ちゃんもどうかしましたか?いきなり声を出したりして、周りの人も驚いてるじゃないですか。

 「アリスちゃん・・・このパンケーキを焼くことが出来るの?」

 普通のパンケーキですよね・・・小麦粉と砂糖と、玉子・・・あと重曹を入れれば焼くだけのはずですが・・・

 「焼けると思いますよ?どうしてですか?」

 「ここのお店はまだ出来たばかりで、この柔らかいパンケーキが売りなの。誰にも焼くことが出来ないってね・・・」

 そうなのですか?味わって食べてみますが、別に変わったところはないですね・・・ホットケーキミックスを使ったときよりちょっと硬い感じです。もう少しふんわり出来る気もしますが、ベーキングパウダーもないですしこのくらいでしょうか・・・

 「このくらいでしたら誰にでも焼けると思うのですけど・・・まぁ、材料もそれほど特別な物ではないですし。」



 周りがざわざわしてきましたね・・・私・・・まずいこと言っちゃいましたか?誰にでも焼けると言ったのがまずかったのでしょうか・・・だって、仕方ないじゃないですか・・・ホットケーキなんて誰でも焼けるんですから・・・

 あっ・・・奥から料理人らしき人が出てきましたね・・・早く逃げましょう。面倒ごとになりそうな気がします。

 「キティお姉ちゃん・・・そろそろ出ませんか?」

 「まだ食べてる最中よ。ゆっくりしていきましょう。」

 ダメですね・・・料理人と対決なんて事にはなりたくないですが・・・何かなりそうな雰囲気です。

 「キティお姉ちゃんも、エマお姉ちゃんも、何かあったら助けて下さいね。」

 ねぇ、美味しそうに食べてないで3人とも助けて下さいよ・・・本当にお願いしますよ・・・

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