エジソンの霊界通信機
前回、「オリンピックにつける薬」を一番前に割り込ませたら『更新された連載』欄にのらなかったよ・・・。
割り込み投稿は更新に含まれないのか。
なので、今回は普通に投稿。
読みづらくてすいません。
トーマス・アルバ・エジソンといえば言わずと知れた発明王。
白熱電球や蓄音機、活動写真を発明した人である。
その発明王が晩年に研究していたのが霊界通信機なのは、漫画やオカルト系の雑誌で紹介されているので、ある意味有名。
発明とオカルトはあまり結び付かないけど、エジソン本人もあまり騒がれたくなかったようで、開発中に自分が死んじゃったら研究内容を破棄してねって言ってたらしい。
だから、霊界通信機の資料は無い事になってますが、ちょっと怪しいよね。
本当にあのエジソンさんがそんな不思議系の研究してたのとか、資料を破棄したって言ってるけど、実は・・・とか。
考えられる事はたくさんありそう。
なのでちょっと考えてみる。
・マジで霊界通信機を作っていた
このお話にセットで出てくる人物がバード・リーズさん。
隣の部屋で書かれた文字やあらかじめ書いて部屋に隠しておいた文字をピタリと当てる能力を持っていたそう。
この人物との出会いでエジソンさんが霊界通信機の開発に着手したらしいけど。
・・・リーズさんの能力って千里眼系だよね?
何でリーズさんの能力を見て作り始めるのが霊界通信機?
普通、作り始めるのはテレパシー(通信する人同士が五感以外、例えば音声、身ぶり手振りなどを介さず意思を伝達する現象)系の機械じゃないの?
千里眼→心を読んでる?→テレパシーの機械開発→生者と通信できるなら霊界とも通信できるかも、ならわかるんだけどね。
この開発順だと途中のテレパシーの機械があるはずなのだけれどもなさそう。
エジソンさんがそんなミスするかな?
ラジオはもうあったので死者の声が空間に漂っていると考えたのかも。
だとすると、エジソンさんが作っていたのは感度の高いアンテナと受信機能が凄いラジオ。
エジソンさんが空に向けて機械を使用して、知り合いが霊能力者ではなく、天文学者だったら電波望遠鏡も発明品に加わったかも。
・死者と話せる機械を作っていた
死者と話せる機械? 霊界通信機と何か違うの? と思った貴方、今年の紅白で話題のあの方を思い浮かべて下さい。
AI美空ひばりを思い浮かべましたか?
残念! AI美空ひばりは去年の紅白です。
・・・ごめんなさい。
AIによる死者蘇生には賛否両論あるところですが、大量なデータがあれば本人と区別がつかない映像は作れるようになってきました。
エジソンさんがそれをやろうとしてたんじゃないか、というのがこの説です。
何て言ったってエジソンさんは蓄音機と活動写真の発明者。
なら生前に映像と音声を録っておけばその組み合わせでまるで死者と話しているような状況を作れたかも。
まあ、当時はCDみたいに頭出し再生できないから返事はYes、Noぐらいだろうけど。
それでも心を慰められる人はいたはず。
こんなの違うって怒る人も。
今のAIによる死者蘇生を取り巻く環境と一緒ですね。
魂はどこにあるのかが問題なのか。
人類が長年考えたり、棚にあげたりしていた疑問はAIによって解決するのか?
・・・しないだろうなぁ。
ーーーここまでがお話の枕ですーーー
ここから都市伝説を作ってみよう、と言うのが主旨です。
「うわっ! ぺっぺっ。・・・カビ臭い」
「悪いな、手伝ってもらって」
「お前ん家の倉って昔からあるじゃん。お宝ないかな~という興味が」
「いや、うち農家だから。出てきても農具ぐらいだろ」
「昔の刀なら欲しがる人がいても、鍬じゃな」
「鍬にもちゃんと刃がついてるのにな」
「同じ刃物でもえらい違いだ」
「で、そっちどうだ?」
「ああ、洗濯機ぐらいの箱だったか?」
「そう、じいさんが昔の知り合いから預かってたっていう」
「霊界通信機だって? エジソンの」
「まあ、眉唾だけどな。じいさん直筆の預り証を出されたら探すふりぐらいはしないと」
「面倒な事だよな」
「じいさんが生きてたらどの辺にあるのかか聞けたんだけどな」
・・・こっちじゃ・・・
「おい、何か言ったか?」
「な、何も・・・」
・・・こっちじゃ・・・
「奥、から聞こえるな」
「まさか、な」
・・・こっちじゃ・・・
「「うわあぁぁ!」」
・・・なんじゃ・・・人が・・・教えてやってるのに・・・探しにきたんじゃろうが・・・相変わらず・・・度胸が・・・
次回も週末に投稿予定です。