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『週刊 都市伝説をつくる』  作者: さくそう★ぶらっく
6/11

ヴォイニッチ手稿 五号

 ヴォイニッチ手稿、写本とも呼ばれる謎の本。

 ネットで検索すれば、全ページ無料で見れる素敵な本です。

 異世界、都市伝説関連だと、あるページに描かれている、風車のような赤と緑と白の図柄が有名です。


〈都市伝説〉

 ある日、普通に町を歩いていたら、突然見たことの無い(違和感を感じる)建物の並ぶ場所へ。


 携帯電話は通じたり通じなかったり。


 看板の字は日本語っぽいけど(一部文字化けで)読めない、通行人が話している言葉もわかりそうでわからない。


 ここでヴォイニッチ手稿の風車マークが登場。


「ここ、あなたの世界と違うから帰りなさい」と警告して、現実世界に帰してくれるオジさんの服の胸とか手の甲に共通して、ヴォイニッチ手稿の風車マークが描かれている。


 無事にこの(・・)世界に帰ってきてから異世界で体験した話を知人に話したり、ネットで広めると、「あ、俺も同じような体験した」、「夢だと思ってた」と、同様の体験をした人がいて、最後に「赤緑白の風車マークの人! 俺も見た! 俺たちの迷いこんだ場所は一緒だったんだね」となるお話です。


 あの世界なんだったの?

 オジさんの言う事を聞かなかったら・・・。

 また(私も)、迷いこむかも。


 という、恐怖(ホラー)系の異世界モノですね。


 まあ、それはそれとして。

 このヴォイニッチ手稿は面白い本です。

 最初に『無料で見れる』と書きました。『無料で読める』では無いんですね。

 日本語版が無いので読む事は不可能です。

 ちなみに英語版も出てません。

 それどころか翻訳が一切されていない。

 オリジナル言語オンリーです。


 発見されてから今まで誰も読めて無い(・・・・・・・)

 異世界モノに登場するのにふさわしい本なのです。


 本は1912年にポーランド系のアメリカ人のヴォイニッチさんがイタリアで発見。

 日本人が発見したなら『鈴木手稿』とか『佐藤手稿』になってたかも。


 サイズは23.5 cm × 16.2 cm × 5 cmで、今は約240ページあるそう。

 そう現在は、残念ながら完本ではないそうで・・・。

 読めるようになって、ラストが切れてたら嫌だなぁ。

 

 羊皮紙製で、使用されている羊皮紙は15世紀の物、カバーに挟まっていた手紙から色々な来歴が判明。


 有名な人だと神聖ローマ皇帝のルドルフ二世が600ドゥカートで購入したそう。


 600ドゥカート、日本円でいくらだろう? ドゥカート、検索。

 1ドゥカート金貨が98・6%純度の金で一枚3・5グラム。

 今日の金相場が六千円なので1ドゥカートが約二万千円。掛ける六百。


 一千二百六十万円!


 これが、無料で見れるからネット時代ってありがたい。


 本の読み方は不明だけれど、挿し絵があるので内容は想像できるそうで。

 「植物」「天文」「生物」「十二宮図」「薬草」「レシピ」の六つの章があるらしい。


 暗号学の専門家、各国の暗号担当の部署でも解読できた、となってはいないので暗号では無さそう。

 まあ、暗号は軍事部門なので、読めても「読めました!」と発表はしないですよね。

 

 専用言語で書かれている未知の文章だと言われています。

 

 今日は既存の物ですが、都市伝説は書いちゃったので作者(自分)の考察を。


 写した人が間違ってない?


 今はヴォイニッチ手稿って呼ばれてますが、以前はヴォイニッチ写本だったはず。

 写本だよって根拠は無さそうですが、何で写本だったのかな?


 今、軽く検索しても『写本』とされた根拠はヒットしない。


「読めないから」と言うのが写本だよって言われた原因では?


 印刷機ができたのも本が作られたのと同じ15世紀。

 それまでは手書きで写すのが、本を増やす唯一の手段。


 ヴォイニッチ手稿は印刷じゃないから手書きだよで『手稿』、読めないから『写本』になったのでは?


 写本。本を写す人が、写す文字を読めれば間違いは書き間違いぐらいだけど、もし自分の読めない物を写したとしたら?


 例えば、今の時代で想像するならアラビア文字を、読めない日本人が写したら。


 そして、写した本をまた別の人が写す。それを繰り返すと・・・。


 言語としては法則性があるけど、実際には読めない本が出来上がるのではないでしょうか。


 そして、写本していた時代には珍しい事ではなかったのでは?


「読めない? あ、写した人が・・・。でもまあ、良いかな。いや、家の本棚スカスカで」みたいなやりとりがあったり、なかったり。


 ヴォイニッチ手稿がたまたま有名になっているだけで、写本時代の読めない本はまだあるのかも。

 歴史のある図書館で外国語の写本とされている本が、本当に読める字で書かれているのか知りたい。 


 話がそれましたが、この説の根拠は挿し絵。


 ヴォイニッチ手稿の挿し絵ってあんまり上手じゃないですよね。

 明らかに手描きで(トレースとか正確に)適当に写しましたって(写す工夫を使って無い)感じ。

 

 なので、文字も図形として形だけ写したかも。

 例えば英語でbird(バード)(鳥)とhardハード(固い)。

 読みもそうだけど字の形も似てます。

 こういった、違う単語がヴォイニッチ手稿では同じ単語で書かれているかも。

 写すのに慣れるにつれて「あれもこれも似てるから一緒でいいや」と。


 同じ単語に複数の意味。規則性は無し。


 読めないよね。


 日本の漢字の使い方も似てるかな。

 もし将来、地球文明が一回滅んでしまってから新しい人類が、日本語(漢字)を見つけたら読めるんだろうか?

 しかも、隣の大陸に祖先が一緒の別系統の中国語(似た文字)

 ごっちゃにしたらさらに厳しいか(難易度が)・・・。


 ヴォイニッチ手稿はAIに当時の言語で使われていた文字の形を覚えさせた上で、単語の意味を一つに絞らず複数登録可能にして、当てはめていけば読める文章になる、というのが自分の考えです。


 人はそれをデタラメ(いい加減)と呼びますが・・・。


 ヴォイニッチ手稿(写本)

 挿し絵だけでも楽しく、読めない事が好奇心をくすぐる。

 読めそうだけど、読めない絶妙なバランスが魅力の本です。

 ヴォイニッチ手稿の知識はWikipediaとネットより。

 次回はお題未定。

 あまり知られて無い物を書いてみたい。

 けど、オカルト系の知識は薄い・・・。

 有名所かも。

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