ヴォイニッチ手稿 五号
ヴォイニッチ手稿、写本とも呼ばれる謎の本。
ネットで検索すれば、全ページ無料で見れる素敵な本です。
異世界、都市伝説関連だと、あるページに描かれている、風車のような赤と緑と白の図柄が有名です。
〈都市伝説〉
ある日、普通に町を歩いていたら、突然見たことの無い建物の並ぶ場所へ。
携帯電話は通じたり通じなかったり。
看板の字は日本語っぽいけど読めない、通行人が話している言葉もわかりそうでわからない。
ここでヴォイニッチ手稿の風車マークが登場。
「ここ、あなたの世界と違うから帰りなさい」と警告して、現実世界に帰してくれるオジさんの服の胸とか手の甲に共通して、ヴォイニッチ手稿の風車マークが描かれている。
無事にこの世界に帰ってきてから異世界で体験した話を知人に話したり、ネットで広めると、「あ、俺も同じような体験した」、「夢だと思ってた」と、同様の体験をした人がいて、最後に「赤緑白の風車マークの人! 俺も見た! 俺たちの迷いこんだ場所は一緒だったんだね」となるお話です。
あの世界なんだったの?
オジさんの言う事を聞かなかったら・・・。
また、迷いこむかも。
という、恐怖系の異世界モノですね。
まあ、それはそれとして。
このヴォイニッチ手稿は面白い本です。
最初に『無料で見れる』と書きました。『無料で読める』では無いんですね。
日本語版が無いので読む事は不可能です。
ちなみに英語版も出てません。
それどころか翻訳が一切されていない。
オリジナル言語オンリーです。
発見されてから今まで誰も読めて無い。
異世界モノに登場するのにふさわしい本なのです。
本は1912年にポーランド系のアメリカ人のヴォイニッチさんがイタリアで発見。
日本人が発見したなら『鈴木手稿』とか『佐藤手稿』になってたかも。
サイズは23.5 cm × 16.2 cm × 5 cmで、今は約240ページあるそう。
そう現在は、残念ながら完本ではないそうで・・・。
読めるようになって、ラストが切れてたら嫌だなぁ。
羊皮紙製で、使用されている羊皮紙は15世紀の物、カバーに挟まっていた手紙から色々な来歴が判明。
有名な人だと神聖ローマ皇帝のルドルフ二世が600ドゥカートで購入したそう。
600ドゥカート、日本円でいくらだろう? ドゥカート、検索。
1ドゥカート金貨が98・6%純度の金で一枚3・5グラム。
今日の金相場が六千円なので1ドゥカートが約二万千円。掛ける六百。
一千二百六十万円!
これが、無料で見れるからネット時代ってありがたい。
本の読み方は不明だけれど、挿し絵があるので内容は想像できるそうで。
「植物」「天文」「生物」「十二宮図」「薬草」「レシピ」の六つの章があるらしい。
暗号学の専門家、各国の暗号担当の部署でも解読できた、となってはいないので暗号では無さそう。
まあ、暗号は軍事部門なので、読めても「読めました!」と発表はしないですよね。
専用言語で書かれている未知の文章だと言われています。
今日は既存の物ですが、都市伝説は書いちゃったので作者の考察を。
写した人が間違ってない?
今はヴォイニッチ手稿って呼ばれてますが、以前はヴォイニッチ写本だったはず。
写本だよって根拠は無さそうですが、何で写本だったのかな?
今、軽く検索しても『写本』とされた根拠はヒットしない。
「読めないから」と言うのが写本だよって言われた原因では?
印刷機ができたのも本が作られたのと同じ15世紀。
それまでは手書きで写すのが、本を増やす唯一の手段。
ヴォイニッチ手稿は印刷じゃないから手書きだよで『手稿』、読めないから『写本』になったのでは?
写本。本を写す人が、写す文字を読めれば間違いは書き間違いぐらいだけど、もし自分の読めない物を写したとしたら?
例えば、今の時代で想像するならアラビア文字を、読めない日本人が写したら。
そして、写した本をまた別の人が写す。それを繰り返すと・・・。
言語としては法則性があるけど、実際には読めない本が出来上がるのではないでしょうか。
そして、写本していた時代には珍しい事ではなかったのでは?
「読めない? あ、写した人が・・・。でもまあ、良いかな。いや、家の本棚スカスカで」みたいなやりとりがあったり、なかったり。
ヴォイニッチ手稿がたまたま有名になっているだけで、写本時代の読めない本はまだあるのかも。
歴史のある図書館で外国語の写本とされている本が、本当に読める字で書かれているのか知りたい。
話がそれましたが、この説の根拠は挿し絵。
ヴォイニッチ手稿の挿し絵ってあんまり上手じゃないですよね。
明らかに手描きで適当に写しましたって感じ。
なので、文字も図形として形だけ写したかも。
例えば英語でbird(鳥)とhard(固い)。
読みもそうだけど字の形も似てます。
こういった、違う単語がヴォイニッチ手稿では同じ単語で書かれているかも。
写すのに慣れるにつれて「あれもこれも似てるから一緒でいいや」と。
同じ単語に複数の意味。規則性は無し。
読めないよね。
日本の漢字の使い方も似てるかな。
もし将来、地球文明が一回滅んでしまってから新しい人類が、日本語を見つけたら読めるんだろうか?
しかも、隣の大陸に祖先が一緒の別系統の中国語。
ごっちゃにしたらさらに厳しいか・・・。
ヴォイニッチ手稿はAIに当時の言語で使われていた文字の形を覚えさせた上で、単語の意味を一つに絞らず複数登録可能にして、当てはめていけば読める文章になる、というのが自分の考えです。
人はそれをデタラメと呼びますが・・・。
ヴォイニッチ手稿
挿し絵だけでも楽しく、読めない事が好奇心をくすぐる。
読めそうだけど、読めない絶妙なバランスが魅力の本です。
ヴォイニッチ手稿の知識はWikipediaとネットより。
次回はお題未定。
あまり知られて無い物を書いてみたい。
けど、オカルト系の知識は薄い・・・。
有名所かも。