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『週刊 都市伝説をつくる』  作者: さくそう★ぶらっく
5/11

UMA 四号

 UMAはUnidentified Mysterious Animal の頭文字なのですが、和製英語だそうです。

 なので英語圏の方に伝える時は略しちゃダメ。

 意味は未確認動物でUFOの未確認飛行物体に似てるけど、Mysterious(ミステリアス)どこいった? 神秘的未確認動物でしょ。


 神秘的って言っちゃった(入ってる)よ。


 ネッシーとかビッグフットとかの事です。


 日本だとヒバゴンとかツチノコが有名。


 大抵は目撃情報、写真、動画と進んでいき、決定的な証拠は見つからずロマンを残していく存在。


・ネッシー

 ネッシーに代表される○○湖に現れる大形水性爬虫類っぽいUMA。

 流木、波、大型魚類らしいと言われているが大型魚類すら見つからない。

 そして、餌に充分な大型魚類の居るところでは目撃されない。

 生態予測から呼吸の為に水面にくるならすぐ見つかるはず、餌が足りない、繁殖の痕跡がないなどそれなりに説得力のある否定的な意見は多数。

 でも、いないよって(悪魔の)証明は難しい。

 例えば、正体が水性の巨大キノコで何十年、何百年単位で栄養分を貯めてから、一日だけ生えてすぐ腐ってなくなるとかだと、ほとんど証明不能。


・ビックフット

 大きい足の類人猿、原始人類らしいUMA。見つかる足跡が大きい。

 日本だとヒバゴンが有名。

 ゴリラとかパンダが『発見』されたのが十八世紀なので、類似の事例があるんじゃないかなと言われてるらしい。

 でも、ゴリラやパンダは、「なんか」いるよね。の「なんか」が「ゴリラ」や「パンダ」って名付けられただけなので、いる事は確定してました。

 存在そのものがあやしいわけではなかったようです。

 今も捜索中なので案外あっさり、いたよってなるかも。


・ツチノコ

 日本だと幻の蛇っぽい生き物で存在があやふや。

 海外だと普通に似た形の(アオジタ)トカゲがいるUMA。

 過去に大ブームがあり、賞金がかけられているので、一攫千金も夢見られる素敵なUMA。

 でも、必須条件が生け捕りのところが多い。

 毒牙持ち、跳ねる、転がる、イビキをかくなど、見つかってないけど特徴は多い。

 似たような姿の生き物の死体がDNA鑑定でヤマカガシと判明。

 がっかりだけど、これって正体がヤマカガシの体型変化って事じゃないの?

 正解があるのにまだ探してる感。


 ヤマカガシさんも不思議な蛇。昔から田舎ではよく見かける蛇ですが、wikipedia先生によると毒蛇認定は昭和四十九年。まだ五十年たってない。しかも自分の毒だけでなく、ヒキガエルを食べるとヒキガエルの毒も使えるようになるという、まさかの二種持ち。

 ゲームならボスの風格。

 残念? なところは毒牙が奥にあって毒確率が低い。

 自分からは襲ってくることが少ない温厚なところ。(変温動物なのに温厚とは?)


 〈蛇足〉

 蛇に噛まれるって滅多に無いけど、噛まれたら噛んだ蛇を絶対に記録しましょう。

 病院に着いた時に会話できないかも知れないので。

 現物を捕獲、デジタル写真、形、模様とかを書いとく。もちろん噛んだ蛇を知ってれば何々に噛まれたでOK。

 ゲームと違って血清は蛇や毒に合わせて何種類もあるので、何に噛まれたかわからないと治療しづらいらしいです。


・大蛇

 最近よく撮られる水中の長モノ。

 ラーガルフリョゥトルムリンの映像が本物認定されて有名。

 正体は網とか縄が引っ掛かって水流で揺れてる。

 にょろにょろしているのに画面が固定=進んでいないのが特徴。

 映像だとそうでも無いけど実際に見たらかなり怖そう。



ーーーここまでがお話の枕ですーーー


 ここから都市伝説を作ってみよう、と言うのが主旨です。


「お前、聞いた?」

「なんの話?」

「ほら、溜め池に」

「ああ、タメッシーな」

「いると思うか?」

「う~ん。ネッシーサイズは無理だけど、小さいんだろ?」

「大きくて一メートルらしいな」

「でも、あそこ、ゴンぐらいしかいないだろ?」

「最近やってきたのかもよ? 上手く撮れたら売れるかも」

「行ってみっか」

「だな」


~~¶~~


「おう、すごい人出」

「どうみても村外の人だな」

「Youtubeとかの人かな?」

「うわ。スゲーカメラ」

「俺らのスマホ、ショボいな」

「場所もないし帰るか」

「ああ」


「あ、ゴンだ」

「お~。よしよし。お前、追い出されたのか? 大変だな。ソーセージ食べるか?」


~~¶~~


「以前から噂のタメッシーですが、新展開です」

「この画像、少年二人と写っているのは」

「はい、川獺のように見えます」

「日本川獺は絶滅されたとされていますね?」

「国内で確認されたのは昭和六十一年の死体が最後です」

「とすると大発見ですね」

「続報が期待されます」


~~¶~~


「最近、ゴン見ないな?」

「溜め池がアレだからな」

「川の方に行ったか」

「まあ、人出が無くなれば帰ってくるだろ」


 タイトルは「驚愕! ○○の山奥に伝説のタメッシーを見た!」あたりで。

ジャンルをホラーからエッセイに変更。

全然怖く無いので。

次回は・・・思いつかない。

あの本のお話にしようかな。

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