将来の夢 -マセガキと中二病ー
たまに、作文におかしな事を書く人っていますよね。
将来の夢 〇年〇組 山田 太郎
ぼくの将来の夢は、国で一番えらい、そうりだいじんです。
国民を見下せるほどの地位に立ち、けん力をふりかざし、人生の勝ち組になりたいです。
そのためには、かしこくならなければなりません。
なので、ぼくは勉強をがんばります。あと、計算高くなるようになります。
将来の夢 〇年〇組 田中 花子
私の将来の夢は、超能力者です。
現実的では無いと、大人の先生方は思うかもしれません。
それでも良いのです。夢は夢です。現実的かどうか、実現するかどうかなど、関係無いのです。
なぜ、超能力者かと言いますと、別に、超能力では無くても良いのです。
誰でも捻じ伏せる力があれば、何でも良いのです。
しかし、女である私がいくら体を鍛えようと、刃物や銃はもちろん、たくさんの警察官に勝てる訳がありません。
という事で、超能力さえあれば、刃物や銃を遠くへ弾き飛ばし、身を守る物が無くなった彼らに近づく事無く、攻撃をする事が出来ます。
その調子で気に入らない人や邪魔をする人達を次々と消していき、私の力を知った人達は、恐れて言う事を聞くようになります。
大人しく従えば、害は与えません。なので、平和になります。
中二病だと思ったでしょう。
でも、考えてみてください。
もし本当に、自分にそんな超能力があったら。
嫌な物は寄せ付けず、近づく事無く攻撃できる。
最高だと思いませんか?
それこそが、私の夢なのです。
嘘偽りなく、本当の事を書きました。
偏見を持たずに、評価してください。