天才の失敗
第三十四話 ムジナの思いつき
____現在、クノリティアの麓を南下中。ターゲットを捕捉できないところには放火処置を行っている。ターゲット、依然として発見できず、放火活動を続行するものとする。
「……はぁ」
「どうしたのですか、シフさん」
「なかなか見つかんないなぁ。ムジナのこと、侮ってたよ」
俺は火炎ビンを持ったまま空を見上げた。
澄み渡った青空。雲ひとつ無い空は、さっきまで雨が降っていたと感じさせないほどだった。
生命ひとつひとつが頑張って育とうとして全てが育ちすぎた森は、今や炎に包まれている。それを俺は森林伐採や自然破壊などとは思わない。なぜなら、今人間界からして程遠い世界。森を伐採し尽くした人間界を生きる人たちにとって知らない世界なのだから。最初からこういうものだ、と思っていたからである。
俺にとって『森』とは夢物語。そういうところが異常だととある死神は言った。そういうところが人間の本性だととあるインキュバスは言った。
だが、それがどうした。人一人にそういう価値観があってもいいじゃないか。ある資源は全て使い尽くす。無くなったらあとで考えりゃそれでいい。
「……とりあえず学校……いや、エメスにおびき寄せるために、放火を続けてください」
「了解しました。……ところでシフさん」
「何?」
「二人の弱点などはご存知ではないのですか?」
「弱点……ですか。そうだな……」
俺は再び空を見上げて考えた。そういや二人の力は知っているが、弱点は考えたことがなかった。しかし……。それっぽい戦いはあった。
包帯男の時だ。帰ってこないムジナをヘラは異常に心配していた。いつも仲が良いのか悪いのかよくわからないことを言っているが、本当は互いに求め合っているのだろう。彼らの起源は知ったことではないが、弱点……それはどちらかを危険にさらすことだと思う。
だが、もし二人が共に行動していたら?その時は二人とも倒すしかない。
この特別なカモフラージュ性能の銃で……いや、一見ふざけたような外見だが、確かな破壊力を持つこの銃で倒してみせる。
「一人一人は弱い、ということですか。まるで電流のようですね」
「電流……そうかもしれないね。乾電池は多い方が心配ないからね」
兵士は俺の言葉をさらさらとメモに記していく。……そこまでするようなものじゃないが、まぁいいだろう。それに二人一緒だと意味無いし。
「さて、ここじゃ出会っても存分に力を発揮できない。戦車も動かせないだろう。早くエメスに向かい、二人を待ち伏せするんだ!」
「了解しました。では、前進準備!」
メモしていた兵士が叫ぶ。俺はこの人に連れられ、戦車の中に入った。
森の中をゴリゴリと進んでいく。木を薙ぎ倒す音が聞こえるが、お構い無し。ここはムジナたちの世界。俺には関係ない。倒した木なんてあとから拾えばいい。ここは俺たち人間の世界になるのだから。
__________
「……なぁ、ヘラ」
「ん?」
燃えていない道を行く俺たち。突然ムジナが俺に声をかけた。突然なのはいつものことだが、その顔を見るに、何か言っても良いのか悪いのかと考えているようだった。
「戻っていいか?」
「……は?」
……今更戻る、だと?
俺はポカーンと口を開けた。
城はいいのか?
「いやぁ、なんか戻れーって言われてるような気がしてさ」
「……別に問題ないが、いいのか?エンカウントするかもしれないんだぞ?」
「行く道の先が燃えているということは後ろにはいない。戻るなら今のうちじゃん」
「……それもそうだな。わかった、戻ろう」
俺はムジナの考えには少ししか反論しない。俺はもしもの時のために力を残すだけだからだ。それは全て危なっかしいムジナを守るためにある。それのどこがおかしい。
「……で、どこに行くんだ?」
「マリフさんのとこ。あの人なら打開策を考えてくれるかも」
「あぁ、あの発明家か……。でも住み家は不明と言われている。知ってるのか?」
「うん。行ったことあるから。さて、レッツゴー!」
ムジナは右腕を高く上げ、元来た道を戻っていった。だが、ムジナが言う場所はそう遠くないらしい。俺は少しだけため息をつき、後ろをついていった。
__________
____どれくらい経っただろう。
オレは目を開け、視界がちゃんと機能しているかどうかを調べる。そして手を左右じっくりとチェックし、さらに動くかどうかも確認する。……視覚も触覚も万全だ。あとは……。
「……おや、起きたかい?よく眠っていたね」
まだぼんやりする意識のなか、耳に入ってきたのはカリビアの声。……聴覚も問題ないようだ。……というかカリビアのせいでこんなに眠っていたんだっけ……。
「カリビア……ここは?」
「一階。客が待つソファーの上だ」
「そっか……二階はレインがいるもんね」
「お前、痛みで気絶してただろ」
「誰のせいだと心得ておる」
「ほんとすいません故意でした」
「このやろう!」
オレは半笑いで叫んだ。助けてくれたんだ、怒っているわけがない。
「まぁまぁ。水でも飲んで落ち着きなさい」
「……カリビア……」
カリビアは水を入れようとコップに手を伸ばしたとき、蚊の鳴くような声が聞こえた。カリビアは振り返り、疲労度がいつもより増した目を丸くした。
「レイン!」
『お兄ちゃん!』
カリビアとサニーは同時に叫んだ。サニーの声は頭に直接響くので、頭が痛い。
そしてオレはそんな二人より早くレインに質問を投げかけた。
「動いて大丈夫なのか?」
「……まぁ……それに、嫌な気配を感じたからな……起きないといけないと思った」
『……きっと僕のことですね』
「……だろうな」
レインの言葉にサニーは真剣な声で呟く。
「リスト、何かに乗っ取られているんだろ?……自称オレの弟、に」
「……」
「本当なのか?リスト」
下を向いて黙り込むオレにカリビアは諭すような声で訊いてきた。
『いいですよ、リストさん』
「……あぁ、そうだ。今、サニーと視界を共有している」
レインは大仰に首を縦に振った。彼はつい先程下りてきたはしごに手をつき、痛いのを我慢しながらも強気に言い放った。
「やっぱり……聞こえるか、それとも見ているか、サニー。お前は何をしたいかはわからんが、一発殴らせろ!そしてオレたちに関わることをやめろ!」
「レイン……!それは言い過ぎじゃないのか?」
「なんだ、リスト!お前……サニーの仲間か?!」
レインは八重歯を剥き出しにして半狂乱になって叫ぶ。
「……っ!……それは……」
……否定はできなかった。手を貸している以上、いいえとは答えられないからだ。
「カリビア、早く追い出してよ!同じ空気を吸いたくない!」
レインは声が裏返るほどヒステリックに叫ぶ。ただ嫌なのか、それとも変わらない日々への訴えなのか。それはわからない。だが、精神的におかしくなっていることは確かだ。
カリビアは少し驚いたあと、こちらに向いて困ったような顔をした。
「……治療は終わった。……本当に出ていいのか?」
「あぁ……。サニーもちょっとショックだったみたいだし」
サニーは先程から一言も発していない。
「そっか……ごめんな、まさかこんなに精神的に参ってるって知らなくて……」
「オレも知らなかった。ちゃんと散歩くらいはさせろよ」
そう言ってオレはその後カリビアの店をあとにした。バタンとドアを閉めた少し後、中から泣き声が聞こえてきたが、振り返りはしなかった。
「……出てきちゃったけどいいのか?サニー」
『……えぇ。ありがとうございました。そして、お疲れ様でした』
声からして気分は沈んでいるようだが、返事ができるうちはまだ好調だろう。
「これで満足したか?」
『はい。元気そう……ではなかったですが、安全な場所にいるということが確認できました。それだけで十分です』
サニーができるだけ嬉しそうな声を出そうとしているのがバレバレだ。
そういうオレだって気にしないでおこうとする気持ちを保つのに必死だ。……あんな形相であんな言葉をかけられたのだもの。情緒不安定になり、未だに心臓がバクバクしている。
「そうか。……これからどうするんだ?というか、どっちの味方をするんだ?」
『どっちの、ですか。あなたは馬鹿ですか?今の状況を見て、人間側だと答えない人はいないと思いますよ』
サニーは呆れた声を出しているが、泣きそうになっているのか声が震えている。……そもそも元気になってもらおうと冗談を言ったのになんで呆れられてるんだろう。
「……はは、すまんな。それに周りに兵士たちがいるんだ、そう答えないと消されちまうな」
『まぁ僕にかかれば返り討ちなんですけどね』
サニーは自慢気に言った。
よかった、元気になってくれた。
「……なんか後ろから抗議の声が聞こえる気がするが……。オレはこれから黒池探しを続ける。お前はオレの視界を共有し続けるのか?」
『そうですね。お兄ちゃんを一目見て満足しました。……報酬と言っちゃあアレですが、あなたに黒池さんの目撃情報が届くように手配しましょう。……その、本当にありがとうございました』
まるでこれから消えるのではないかというような声で再び礼を言うサニー。
その礼と共に頭の奥で何かが切れたような気がした。サニーとの共有から解放されたのである。……体自体は軽くなった気がしたが、気分は逆に重くなった。
サニーは『一目見て満足した』と言った。だが、本当にそれで満足したのだろうか。本当は会いたかったのではないか?
崩壊寸前にまで追い込まれた街にただ一人立つオレは、レインのこともカリビアのこともサニーのことも忘れるように何も言わずに走り出した。
__________
私とフローラ、ウィルはリメルアとマリフを待つために店の地上階で待機していた。
綺麗に整理された店だ。ショーウィンドウには銀色に光る機械が並んでいる。……どんな使い道かは知らない方が吉だと脳は警鐘を鳴らしているが……。先程店内放送で「好きなもの触っていいよー」と言っていたので、ヤバそうなものは店の外で触ることにした。……ヤバそうなものは安全そうなものより多い気がする。
「あ、あの……」
「ん?」
振り向くと光線銃というタグがついたものを持ったフローラが恥ずかしそうにこちらを見ていた。
「あなたのこと、何て呼べばいいですか?」
「スクーレでいいわよ」
「じゃ、じゃあ……スクーレさん!」
フローラが笑顔で私の名前を呼ぶ。その時、持っていた光線銃の引き金を強く握ったらしく、ドンッ!という音と共に天井が明るくなった。間髪入れずにパラパラと砂や木材が落ちてくる。私とフローラは顔を見合わせ、そして共に天井を見上げ、細々とした声で「うそぉ……」と呟いた。
「……二人とも、危ないのは外でやるんじゃなかったのか?」
「ウィル……」
「それに」
ウィルは気合いを入れたあと、高く飛び上がった。何事かと思い、見上げると大きな木材が私とフローラのところに落ちてくるところだった。
「……危ないから」
ウィルの鋭い爪で八つ裂きにされた木材が落ちてくる。とても小さくなり、当たっても痛くも痒くもない。
「あ、ありがとう!」
「……上司を守るのが部下の役目……当然のこと」
ウィルは後ろを向いてクールに決めているが、狼の耳と尻尾がバサバサと忙しなく動いている。……かわいい。
「ごっ、ごめんなさい!!」
「いいのいいの。説明は私がやっておくわ」
「あ、あぅぅ……」
一方、フローラは涙目でこちらを見てくる。この二人、性格が正反対だなぁ……。
……と私がそう思っていると、地下からものすごい音がした。そして地面が揺れる。私が呆気に取られていると、外に出ていたウィルが急いで中に入ってきた。フローラは蜘蛛の足まで使って私に抱きつく。混乱する店内にマリフが放送を流した。
『いやいや、すまないねぇ。ちょっとした手違いで爆発しちゃった。ま、逃げたクローン吸血鬼はそっちに向かってるから、できたら倒してちょーだい。んじゃ、またねー』
……ブツン、と音を立てて放送が終了した。終了する直前、リメルアの声が聞こえた気がした。だが、その声は悲鳴に近かった。もしやリメルアの手に負えないモノが出てきたのではないかとエレベーターの方向に身構えた。
「……スクーレ……」
「ウィル、フローラ。あなたたちは私が守るわ」
不安そうにこちらを見るウィルを安心させるために強がったが、内心ガクブルだ。ちなみにウィルは私に抱きつくフローラを引き剥がし、怖がる彼女を庇っている。
「……来た!」
チーンと音がし、扉が開いた。……開いたのはいいが……。
「……何だ?」
ウィルは呆れた声を出した。……いや、それは私の台詞だ。……いやいや、それはここにいる全員の台詞だ。
『あー、そうそう、あのクローン、爆発のせいでおかしくなっちゃったんだよね。さ、ファーイトッ!』
マリフの楽しそうな放送が聞こえる。殴りたい。今すぐ殴り飛ばしたい。
なんせ、今目の前にいるのが……。
「フーッ!フニャー!」
「猫だ!」
猫である。青色の瞳をした白猫だ。黒いマントを羽織っている。
それを見たフローラは目を輝かせて飛びついた。しかし猫は嫌そうに手足をバタバタと動かしている。
「ニャー!?フギャー!!」
「食べていいですか!?」
「食べっ……えっ?!ダメ!」
「普通逆じゃねぇの」
またしてもクールに決め込んでいるウィルだが、耳が楽しそうにピコピコと動いている。いろんな意味で混沌としたこの状況に、再び蝙蝠の姿で現れたリメルアが清涼剤として割り込んだ。
「ほら。言ったでしょ。おかしくなったって」
「リメルア……あの悲鳴は何だったの?」
「悲鳴?あぁ……黄色い歓声みたいな?可愛くなったでしょ、サメラ」
リメルアは私の肩に乗って言った。
____サメラ……サメラねぇ……。え?あのサメラ?!
私は二度見した。彼の髪の色の瞳。服の色の毛。そして吸血鬼の黒いマント。……まさかと思っていたが、本当にサメラだったなんて……。
「ニャー……」
ふわふわなサメラはウィルの腕の中で丸くなっている。同じような種族なのか、安心しているのだろう。
先程より大分静かになった空間に、またもや混乱を起こすような、その状況を楽しむような声が聞こえた。
「やーやー、みんな、新しいサメラはどうだい?ビックリしたでしょ」
ゴーグルをつけたマリフが飴を食べながらエレベーターから出てきた。本当に爆発したのだろう、ところどころが煤けている。
「ビックリどころじゃないわよ。マリフ、何入れたの?」
「いやぁ……キャットフード味の飴ですわ……」
「バッカじゃないの!?」
リメルアはいつもの彼女と思えない話し方で話す。この二人、初対面じゃなかったのかな……?
というかキャットフードっておかしすぎる。
「でもかわいいっしょ?これなら危害の心配無し!」
腕を組んで首を縦に振るマリフ。だがそれだけでは半袖で見えた腕の引っ掻き傷は隠しきれていない。
「……ところで今は何の飴なの?」
「ん?あぁ、これ?ドッグフード味。くっそまずい。……ったく、この味の情報を送ってきたあの幸薄そうな睡眠不足研究者に文句言ってやる」
モゴモゴと呟きながら飴を噛み砕く。……質問した私がバカでした。
……いや、待てよ。研究者?そんな人、この世界にはいないはず……まさか人間界にも裏切り者がいるということ?マリフがこちら側の裏切り者……スパイ的な存在だとすると、その研究者はあちら側の裏切り者だということだろうか?まず、あちら側にも裏切り者がいたなんて……。
「その顔、研究者について知りたいって顔だね?」
「ひゃっ?!」
いつの間にか私の顔を覗き込んでいた。私は思わず小さく悲鳴を上げ、飛び退いた。その様子を見てマリフは煤を払い落とし、ゴーグルを外しながら笑った。
「いいさ、教えてやろう!研究者が教えてくれたのはたったの一つだけ。それは情報だ」
「情報?武器の作り方とか?」
「もうちょっと考えなさい、スクーレ。情報と言っても一つじゃないわよ。ジャンルで言う一つよ」
横からリメルアが指摘してくる。……それくらいわかってたわよ。
「その通り!情報は大きく分けて二つ。一つ目は……ま、武器の作り方だね。光線銃の作り方は理論上では向こうもできてたんだけど、それを実行するまでのエネルギーが無かったんだ。だからボクが作り、そして転送したんだ」
「どうやって転送するの?」
「それはまた別の話だよ。で、二つ目は飴のデータだね。ボクが仕事に専念できるように、ボクの飴の技術に加え、フレーバーのデータをだね……」
「へ、へぇ……」
この話は長くなりそうだ、さっさと終わらせた方がいいと本能が言っている。私は適当に話を切った。
「もちろんお返しもしたさ。エネルギーや悪魔たちのデータだよ。ボクがあげたエネルギーであのグループが侵入してきたと言っても過言じゃない。まずは霊界に行って、そこからいろんなとこにワープするんだ。その前後の記憶はごっちゃになるけどね」
今やっと理解した。黒池さんの証言の差異のことだ。霊界から入るとき誰かに押されたり、全く別の記憶があったり……となっていたが、記憶がおかしくなる仕様というのならしょうがない。そういうものなのだから。
「でも、大勢をワープさせるなら相当なエネルギーが必要じゃないの?ムジナがシフを連れてくるだけでも精一杯だったらしいのに」
「あんなエネルギーじゃ人っ子一人連れて来れるわけないよ。その子、この前ここに来た子でしょ。ぜーんぜん強そうじゃなかったよ。この前の騒動のことはボクも記憶にあるけど、あれは人為的なものだと思ってる。あと、彼も気づいてない事実もあるしね」
「ムジナが気づいてない事実……?」
「そ。まぁそれはシフが直接彼に言うと思うけど。今追いかけっこしてるんでしょ?いつかは追いつかれるよ。大体そんなもんだよ。人間は思ったより執念深いから。ボクからしたらドン引きレベルさ」
黒池さんに捕まることを覚悟してなのか、ペラペラと自白していくマリフ。否定されているのが同じ人間なのであまりいい気持ちではないが、マリフの感性には納得できる。
「……執念深い……か。リストがいい見本かもしれないね。……内容的にはよくないけど」
リメルアの言葉に頷きかけてしまった。
もう既に死んでしまった排他的対応をした相手を恨み続けているリスト。確かに執念深いという例では間違ってはいないが、もし私も同じことをされたらリストと同じようになってしまうだろう。
「そうだ、リメルアから聞いたよ。ムジナたちを追いかけてるんだろう?ならここにいなさい。移動式カメラ……人間界の言葉で言ったらドローン……っていうやつによると、ここに向かうらしいよ。だからここで待つといい。あと、言っとくけどその防具じゃボクの光線銃『爆散モード一号』の火力を防ぐことはできない。言ったろ?人間界にはエネルギーが無いって」
マリフは新しい飴を出しながら馬鹿にしたように言う。
まるで教授のような言い方に、私たちは何も言えずにただ頷くしかなかった。
「エネルギーが無いなら、それを上回る防具は作れない。もし作れたとすれば、それは宇宙の摂理に反する。普通に考えればわかることだと思うがね?」
緊迫とした空気の中、一番緊張感の無いにもかかわらず、この事態の根源は怪しげに笑った。
どうも、iPadになって文字が打ちにくくなったグラニュー糖*です!
もう夏休み終盤ですね!私はまだ半分ですけど。
4期新作は9月最初の方に出せると思います!
では、また!




