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ゴブリンの罠

村を出るとちょこちょことモンスターと出くわしたが何とか倒すことができ洞窟の前までたどり着いた。

グォオオと洞窟から音がしている。

『流石に迫力があるな…』

<シュシュ>「大丈夫ですよぉ。こんなのただ風の音が反響し鳴り響いてるだけですぅ。ベルルンはすごいびびりですねぇ」

『しょうがないじゃないか…ドラゴンの声みたいにグォォって聞こえるじゃんか…』

<シュシュ>「ベルルンは知らないのですぅ?ドラゴンは2年前に絶滅したそうですよぉ」

いつまでもここにいたって依頼は達成されないし覚悟決めていくしかないか…

『じゃ、じゃあ 行こうか…』


洞窟に入り真っ直ぐ進んでいると3本の道にわかれている。

『3本か…どこへ進めばいいのかな…』

<シュシュ>「シュシュ的にはぁ…左ですねぇ」

『え~っと。その理由は?』

<シュシュ>「勘ですぅ」

まぁ迷ってるよりは、勘でいく方がましか…

『じゃあ 行こうか…』

<シュシュ>「はいですぅ」

…少し進むとゴブリンが現れる…

数は…ざっと70体以上…

<シュシュ>「道を間違えたらしいですぅ」

『引き返そう…戦うのは無謀だよ』

<シュシュ>「そうですねぇ行きましょうか」

走って逃げるもののゴブリン達は前からも現れる…

囲まれた…

『追い詰められたか…』

<シュシュ>「皆ぶったおしていきましょうか。こんなザコどもは皆殺しですぅ」

シュシュは走りだしゴブリンを次々に倒していく。

僕も戦わなくちゃ。

『やぁ、てぃ、しゃありゃぁあ』

うん 声だけで、びびって当たってもいない…

てかすごいな…シュシュはもう50体は倒してるんじゃないか…

せめて3体は倒そう…

ゴブリンが1体でいるところを狙い

磨いてもらった剣で斬りかかる…

あれ?シュシュは1撃で倒しているのに僕は倒せない…

もう1撃、そしてもう2連撃…

4撃でやっとなんて…

1体を倒してる間にシュシュはゴブリンを一掃していた…

<シュシュ>「疲れたですよぉ~」

『シュシュって強いんだね…』

<シュシュ>「シークに教えてもらったんですぅ」

『シークさんってそんなに強かったんだ…さて行こうか…』

ゴブリンから落ちたお金をすべて拾い。

先へと進む。


…行き止まりか。

『何もないね…別のルートだったかな…』

<シュシュ>「まってくださーい。あそこから風が流れてますぅ。外に繋がる道か何かあると思うのですぅ」

確かに風がある。

匍匐前進(ほふくぜんしん)でぎりぎり通れるぐらいの隙間だ…

行ってみるか…

『行こう、ここならゴブリンも来ないからね。』

<シュシュ>「ゴブリンがいないのが主な理由ですぅ…ベルルン、臆病者ですよぉ」


道は、意外と短くすぐに広い空間に出た。

そこには宝がどっさりとゴブリンが1匹いる。

<ゴブリン>「誰ですか?」

<シュシュ>「ベルルン…このゴブリン、エルプレン語話してますぅ 殺っちゃいますぅ?てか、殺っちゃいましょうよ。」

『シュシュはゴブリンと何かあったの?それとゴブリンに似てるけど人間だよ…多分。』

<シュシュ>「そんなこと言ったってぇ ゴブリンですよぉ ほらぁ見てくださいよぉ。この面とごつい身体つき。もろですよぉ」

『もうシュシュ待ってってば。』

シュシュをとめ、ゴブリンに似た人間に話をかける。

『名前は何て言うんですか?』

<ゴブリン>「僕の名前は、ゴビリンです。」

<シュシュ>「ゴビリンって絶対ゴブリンですよぉベルルン。もう殺りましょうよぉ。」

『ゴビリンさんは、何でこんなところに?』

<ゴビリン>「僕は、昔ゴブリンに育てられたんです。ゴブリンと言っても優しいゴブリンさんです。迷子になった僕は、ゴブリンたちに食べ物として運ばれましたが優しいゴブリンさんがここへ運びこみ。かくまってくれたのですが3日前僕の存在がばれてゴブリンさんは殺されちゃったんです。」

『ゴビリンさんも一人ですか…うーん…仲間はいるにこしたことはないので僕たちと来ますか?』

<ゴビリン>「いいんですか?あとさん付けはいらないです。」

<シュシュ>「……ゴブリンが仲間に…うわぁぁああ」

シュシュはゴビリンの顔を何度も踏みつけた。

『ちょっとやめてよ、シュシュ…ゴビリンごめんね。』

<ゴビリン>「はぁはぁ…いいんですよ…てかもっと蹴っとください…」

あ~もういっちゃってる…

いわゆるドMってことだね…

<シュシュ>「ベルルン、こいつ気持ち悪いんだけどぉ…殺しましょうよぉ」

『もう…やめてぇぇぇぇ』


そんなことでボスがいる部屋に着いた。

部屋はゴビリンに教えてもらった…

『行こう…』

<シュシュ>「ベルルン足が子鹿みたいになってますよぉ」

シュシュはガンと部屋の扉をあける。

すると10メートルぐらいのゴブリンだ。

<シュシュ>「さっさ殺るですぅ。」

シュシュは走りだしデカゴブリンに斬りかかる…

<シュシュ>「お腹すいたですぅ。ベルルン早く帰りましょうよぉ。」

瞬殺だった…剣が紙を切るかのようになめらかに入りデカゴブリンは倒れる。

『はい…行きましょう。』

シュシュは怒らせたらダメだね…

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