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90式戦車2型(MBT)

帝國陸軍の主力戦車。1990年制式化。

原型は冷戦当時のソ連軍戦車を北海道や満州で撃破することを目的として開発され、世界の第3世代戦車トップクラスに比肩する性能を有する。

主要国の主力戦車と比較してコンパクトに設計されており、新素材の採用などにより防御力を犠牲にせずとも軽量化が実現されている。

90式戦車2型は、10式戦車の開発に伴い、その新技術を先んじて投入するために開始された近代化改修型をベースに新造された。

それまでに無かった新たな能力として、C4ISRシステムを装備し、情報共有および指揮統制能力が付加されている。またSR機能として新たに車長用潜望鏡後方の高い位置に全周旋回可能な光学式センサー及びIRセンサーカメラを備えた車長用照準装置が設置され、その他各種センサーによる自動索敵能力など、ハンターキラー能力が向上した。

攻撃力も向上されており、独逸・ラインメタル社製の44口径120mm滑腔砲をライセンス生産して装備していたが、改修を経て初速や射程が向上した国産の軽量高腔圧砲身の120mm滑腔砲及び、砲身を水平にすることなく装填可能な自動装填装置に換装され、射撃統制装置も最新となり、スラローム射撃も可能で大幅に攻撃性能が強化されている。

さらに北部方面軍などに配備される90式戦車2型はその中でも乙仕様で国産の滑腔砲を44口径から52口径に変更して攻撃力と射程を強化している。

車体には新たに開発した複合装甲を使用し、防御力を維持したまま軽量化を図っており、楔型のモジュール装甲を追加して強化されている。パワーパックも小型・軽量化と応答性・敏捷性の向上のため、水冷4サイクルV型8気筒ディーゼルエンジンと油圧機械式無段階自動変速操向機(HMT)を組み合わせた物に換装された。

性能的には同じ西側の第3世代戦車の中ではトップクラスで、第3.5世代戦車に分類される。

乗員:3名

武装:44口径120mm滑腔砲(2型(A))又は52口径120mm滑腔砲(2型(B))、同軸74式7.62mm車載機関銃、54式13mm重機関銃

重量:54トン


10式戦車(MBT)

帝國陸軍の主力戦車。90式戦車を持って更新されなかった本州、西北方面、台湾方面へ配備されている74式戦車の後継として開発された。90式戦車以上の火力と防護力を有する一方、機動力と戦略機動のため小型軽量化されており、また最新のC4ISR能力を備え、自動索敵能力やリアルタイムの情報共有機能を有し、小隊間の同時協調射撃などを可能とし、第3.75世代戦車に分類される。

(史実の10式戦車)

乗員:3名

武装:44口径120mm滑腔砲、同軸74式7.62mm車載機関銃、54式13mm重機関銃

重量:44トン


16式機動戦闘車(MCV)

歩兵に対する直接火力支援と軽戦車を含む装甲戦闘車両の撃破などに使用する四軸八輪の装輪戦闘車。特徴としては帝国陸軍初のイスラエル製LAHAT対戦車ミサイルの運用能力が付与されたことや10式戦車同様、C4ISR能力によるネットワーク戦闘に対応していること、C-2輸送機による戦略輸送に対応した車体規模設計が挙げられ、本格的な対戦車戦闘ではレーザー照射機能を備えた無人観測機を展開し、LAHAT対戦車ミサイルによる目視外からの間接照準射撃を行い、装甲車輌等に対しては105mm砲を使用した直接照準射撃により撃破する。

車体後部は弾薬庫兼多目的スペースとなってモジュール化しており、兵員2名を収容可能とし、弾薬の他、偵察機材が搭載可能となっている。またAPUを備え、隠密な潜伏を可能としている。

(史実の16式機動戦闘車)

乗員:4名+2名または1名と無人観測機他、偵察機材

武装:52口径105mm施条砲(LAHATミサイル)、同軸74式7.62mm車載機関銃、54式13mm重機関銃

重量:26トン


95式空挺戦車

空挺部隊などの緊急展開部隊の火力支援用に開発された。空挺投下対応のために軽量化され、防護力は低く、乗員の生存性を高めるため、エンジンが前面にあり、砲塔が車体後部に位置する。動力系は、多くが陸軍が既に運用していた装備品との相互運用性を重視して開発され、低コスト化と整備性と兵站の向上が図られた。

パッケージ装甲非装着時は小銃弾に耐弾し、C-130輸送機による空輸と空中投下(低高度パラシュート抽出システム(LAPES)など)が可能で、パッケージ装甲の装備で30mm口径弾までの機関砲弾および対戦車兵器(RPG-7など)からの防御能力を実現する。

山岳地帯の多い国や発展途上国等の保有する旧式戦車代替に提案され、一部では採用され、輸出も行われている。

乗員:4名(操縦手、砲手、車長、装填手)

武装:105mm施条砲、同軸74式7.62mm車載機関銃、54式13mm重機関銃

重量:空投時18トン、通常時22トン、防護時28トン


高機動車(HMV)

汎用人員輸送車。非装甲車両(ソフトスキン)で、ボンネットはFRP等で軽量化を図り、CH-47に機内搭載可能。固定武装はなく、ロールバーに銃架を追加し、12.7mm重機関銃等を装備可能だが、ターレットは無いので射角は限られる。

乗員:10名

重量:2.64トン


高機動車(B)(LA-HMV)

非装甲車両(ソフトスキン)として設計された高機動車の派生である軽装甲型。

米のハンヴィーではM1152仕様だった高機動車をM1165仕様とした形態で、幌張りだった車体を軽装甲化し、側面ドアを二枚追加している。定員は前向きの座席に4名、後部の荷台のベンチシートに向い合わせで4名の8名となったが、展開を容易にしている。

また全周旋回可能なターレットと防楯付き銃架を備え、国際任務などにも対応。平時の国内運用では外装の装甲パッケージを外し、整備及び運用コストを下げている。

一部部隊では多用途警戒車(UPV)として運用され、スイングアームを備えて助手席や後部に74式7.62mm機関銃を装備して運用される。

乗員:8名

武装:54式13mm重機関銃または96式40mm自動擲弾銃

重量:6トン


軽装甲機動車(LAV)

小松製。陸海空軍及び国境警備庁で採用される歩兵機動車。7.62mm弾に耐弾する能力を持ち、12.7mm重機関銃等を装備する。満州等にも輸出される。

乗員:4名+1名

武装:74式7.62mm機関銃又は13mm重機関銃

重量:4.5トン


軽装甲機動車(B)

軽装甲機動車の発展型で車体はやや大型化し、防護力と対地雷性能を向上

乗員:4名~6名

重量:7トン


87式偵察警戒車(RCV)

日立重工製。4軸8輪の歩兵戦闘車。エンジンを車体前面に、M242ブッシュマスター25mmチェーンガンを備えた砲塔をその後ろに配置し、後部に5名の斥候員が乗車可能な兵員室を備える。

副武装として機関砲と同軸及び砲塔車長用ハッチにスイングアーム式の銃架に7.62mm機関銃を装備する。

夜間高感度撮像機や赤外線前方監視装置(FLIR)を装備し、高度な偵察監視能力を有する。射撃管制装置等も後日追加され、攻撃能力も強化された。

(史実の87RCVのように無理やり82CCVベースで作られていない分、余裕のある設計の戦闘車輌になってます。LAV-25、コマツ2式参考)

乗員:3名+5名

武装:25mm機関砲M242、74式7.62mm車載機関銃×2

重量:15トン

全幅:2.5m


87式自走高射機関砲(AW)

自走対空砲。74式戦車の車体を流用。のちに10式戦車の車体に載せ換えられたB型に逐次アップデートが進められ40mm機関砲へ換装、高精度化、長射程化しており、ミサイルやUAVへの対処能力も付与された。

武装:35mm対空機関砲KDA×2または40mm機関砲×2、近SAM×4


15式装輪自走高射機関砲(WAW)

近接防御システム。重装輪車の車体をベースとする。

対空レーダーと赤外線センサーを装備し、ヘリ等の航空機だけでなく精密誘導爆弾や巡航ミサイルへの対処能力が付与されており、UAVにも対処可能。このWAWをベースに対空レーザー搭載車が開発中。

武装:35mm対空機関砲、近SAM×4


89式歩兵戦闘車(IFV)2型、3型

装軌歩兵戦闘車。90式戦車にも随伴できる不整地踏破能力を持つ。ブッシュマスターⅢ35mm機関砲を主武装とし、砲塔右側面に重ATMを装備する。

(イメージはStrf 90)

当初は兵員室に銃眼等を採用していたが、2型以降廃止された。

乗車:3名+7名

武装:35mm機関砲、同軸74式7.62mm車載機関銃×2、重ATM×2

重量:26.5トン


93式近距離地対空誘導弾(近SAM)

91式携帯地対空誘導弾の四連装ランチャー二基及びそれに挟まれた位置に備わる観測装置・誘導装置に54式機載12.7mm重機関銃を装備して構成され、主に高機動車の荷台に搭載して運用されるか、単体で施設防護システムとしても運用される。12.7mm重機関銃はドローン等、近SAMでの費用対効果が低い目標に使用される。

武装:91式SAM×8、13mm重機関銃


94式装軌装甲車(APC)

89式歩兵戦闘車の車体を改良して流用したAPC。73式装甲車の後継として配備される。米国のAMPVに相当し、兵員輸送型、自走迫撃砲型、指揮通信型、装甲救護車型、地雷原処理車等の派生が開発されている。

乗員:2名+11名

武装:13mm重機関銃又は40mm自動擲弾銃、74式7.62mm機関銃


96式自走120mm迫撃砲

94式装甲車をベースに開発された機甲部隊用の自走迫撃砲。第11歩兵連隊、第3歩兵連隊等の北部方面軍の機械化連隊に限定的に配備される。

武装:120mm迫撃砲、13mm重機関銃


96式装輪装甲車(WAPC)

日立重工製。8輪式装輪APC。87式RCVと一部部品やタイヤを共有することで運用コスト、整備コストを落としている。

(史実の96WAPCに近い)

乗員:2名+10名

武装:13mm重機関銃又は40mm自動擲弾銃、もしくは遠隔武器ステーションに86式25mm機関砲

重量:14.5トン


02式装輪警戒車(APV)

小松製、6輪3軸の装甲車。PKO等の治安維持任務や警戒等に運用されるために開発された。

エンジンは車体前面の左側に搭載されており、右側に操縦席が存在する。同じ6輪式の装甲兵員輸送車であるドイツのフクスやフィンランドのXA-180と異なり、兵員区画の屋根が運転席部分よりも一段高くなっており、操縦席のすぐ後ろに機関銃ターレットが配置されている。低コスト化のため既存の装甲車輛との部品の共有性も考慮され、WAPCと一部共有する。

空挺団、中央即応連隊、特殊作戦群で運用される。

(オーストリアのパンドゥールAPCを参考)

乗員:2名+7名

武装:13mm重機関銃又は40mm自動擲弾銃

重量:13.5トン

車体長:5790mm

車体幅:2500mm


07式155mm榴弾砲

FH-70の後継。牽引式榴弾砲で、CH-47の懸吊空輸に対応する。FH-70と同様、短距離の自走が可能。



99式自走155mm榴弾砲2型(HSP)

89式歩兵戦闘車の車体を流用する自走榴弾砲。砲は52口径で射程は30km~40km。

散布式の子弾を有する03式155mm榴弾砲用多目的弾等も装備する。自動装填式であるが、装填は任意の角度で行うことができ、主砲を一定の角度に戻して装填する必要があった75式に比べて、迅速な装填を可能にしている。

砲弾のみ自動装填であった75式に対し、砲弾と共にユニ・チャージ式の装薬も自動で装填され、最大で毎分6発以上、3分間で18発以上の発射速度を有する。

近代化改修が順次行われており、89式歩兵戦闘車の改良に伴って足回りやエンジンも換装されている。

フィンランド、ノルウェー、デンマーク、オーストラリア、エストニアに輸出されている(史実のK9の実績)

乗員:4名

武装:52口径155mm榴弾砲、54式13mm重機関銃

重量:40トン


高機動多連装ロケットシステム(HIMARS)

2013年に203mm砲の後継として導入された。

重装輪車をベースとした車体に装甲キャブ・FCS・MLRSの発射装置などを搭載する。

発射機は米国のHIMARS同様227mmM26ロケット弾であれば6発、ATACMS地対地ミサイルなら1発が収納可能なコンテナを収める旋回式発射機を備える。その他同システムの構成車両も装軌のMLRSと比べて軽量・小型化されたため、自走による長距離移動も可能になり、C-2輸送機にも搭載可能で迅速に移動展開可能となった他、生産・整備維持費も安価になった。

M26ロケット弾の射程は約45km、ATACMSの射程は約128km、シーカーを対艦仕様に変更可能。


18式装輪装甲車(WAPC)

96式WAPCの後継として16式機動戦闘車の車体をベースとし、全長と全幅を僅かにコンパクト化した車体によって構成される装甲兵員輸送車。コンパクト化しているが、機動戦闘車と多くの部品、パワーパックを共有しており、整備性向上と運用コストダウンが図られている。

またC4Iシステムを搭載し、ネットワーク戦に対応する。遠隔操作銃架(RWS)により武器を車内より操作することで、射手が体を曝す事無く目標を攻撃できるため、都市戦闘などにおいて射手の安全を確保することが可能となった。

RWSには01式軽対戦車誘導弾を追加装備することが可能。

乗員:2名+9名

武装:13mm重機関銃又は40mm自動擲弾銃、01式軽対戦車誘導弾


19式装輪装甲戦闘車(WAFV)

16式MCVの車体をベースとした装輪歩兵戦闘車。

10式戦車や16式機動戦闘車と同様のC4Iシステムを装備し、連携する。16式機動戦闘車同様、装輪車特有の射撃精度の低さを高度な射撃統制装置(FCS)を導入することで克服しており、航空機に対する対空射撃も可能。

乗員:3名+6名

武装:35mm機関砲、同軸74式7.62mm車載機関銃、74式7.62mm機関銃


19式偵察警戒車(RCV)

18式装輪装甲車の車体をベースに19式WAFVと一部共通する砲塔を搭載し、光学式TVカメラ・赤外線暗視装置(FLIR)・レーザーレンジファインダーなどを内蔵したマルチセンサー視察装置を搭載しており、約15km先の目標の捕捉・監視・距離測定などが可能。またドローンなどの小型無人偵察機をコントロールする機能が追加されている。

乗員:3名+4名

武装:35mm機関砲、74式7.62mm車載機関銃、74式7.62mm機関銃


18式120mm自走迫撃砲(MMV)

16式MCVをベースとする120mm自走迫撃砲搭載車。120mm迫撃砲を車内に搭載した状態で使用可能となった。また、この迫撃砲は砲身内にアダプターを挿入することで、81mm迫撃砲弾を使用する事も可能。

乗員:5名

武装:13mm重機関銃、120mm迫撃砲


中距離多目的誘導弾(MMPM)

新型の舟艇・対戦車ミサイル・システム。通称チュータ。高機動車の車体に搭載する。

誘導方式は、2種類の光波ホーミング誘導(赤外線画像(IIR))及びセミアクティブ(SA)レーザー(L)ホーミング(H))の併用による第3世代方式で、照準は赤外線画像(IIR)またはミリ波レーダーで行なう。1秒間隔の連続射撃で同時多目標への対処能力と撃ち放し能力を有しており、また、発射後ロックオン(LOAL)が可能。

このMMPMをベースに空対地誘導弾や89式歩兵戦闘車等に搭載する車載対戦車誘導弾が開発され、TOWや重ATMを更新して配備されている。

射程:3㎞以上


96式多目的誘導弾システム改(MPMS)

指揮統制装置・捜索標定装置・発射装置(いずれも高機動車)の3両で構成されており、システムの簡素化が図られ、従来のMPMSをベースに改良した光ファイバーTVM赤外線画像誘導方式の誘導弾の他、無線方式に変更して射程をスパイクNLOSに相当に延伸した長射程誘導弾も開発され、作戦環境に合わせて使用するため同じ発射システムで混用して搭載されている。また誘導弾は戦闘ヘリ等の空対地多目的誘導弾としても流用される。

射程:10㎞以上~25㎞以上

搭載弾数:6基


80式水陸両用装甲車

AAV-7。アムトラックと呼ばれる。特内火艇の後継として1980年採用後、米海兵隊と同様のアップデートを続けている。米軍では操縦席後方は車長だが、海上機動団では車長が砲手を兼ね、小銃分隊長が乗る。

兵員輸送型の他、指揮通信車型や回収車型も採用されている。

乗員:3名+25名

武装:13mm重機関銃、40mm自動擲弾銃


15式水陸両用戦闘車

国産開発された歩兵戦闘車型の水陸両用車。

日本の珊瑚礁に阻まれる島嶼部を防衛するための上陸能力を有し、35mmCTA機関砲を搭載し、射程と火力を大幅に増強すると共に水上航行速度を強化し、生存性を高めている。

武装:35mmCTA機関砲、同軸13mm重機関銃、MMPM発射機×2

乗員:3名+16名


多連装ロケットシステムMLRS

クラスター弾による面制圧射撃の他、GPS誘導ロケット弾も配備しており、精密射撃も可能としている。北部及び西北方面軍を中心に配備されている。


1/2t小型トラック

かつて三三式小型貨車として採用されていたが、製造コストの削減・部品の共通化・民生品の活用の一環から制式化から除外された。民生車両のパジェロベースのため部隊ではパジェロや小型の愛称で呼ばれる。


3 1/2t大型トラック

かつて三三式大型貨車として採用されていた大型トラック。3トン半とは不整地での標準搭載量。部隊では大型や3トン半と呼ばれている。ちなみに車重8.5トン、最大積載量6トン、車両総重量15トントラック。

短SAMや燃料タンク車、水タンク車等様々な用途でも運用されている。


重装輪車

4軸8輪の大型車両で、前四輪で操舵を行う。

派生に重装輪回収車やPLS10tトラック、03式中距離地対空誘導弾システムの搭載車両、高機動多連装ロケットシステム等のベース車体となっている。


輸送防護車

帝国陸軍が採用したオーストラリア製のブッシュマスター防護機動車。邦人等の救出任務用として中央即応連隊に集中配備して運用される。

乗員:10名

武装:74式7.62mm機関銃または13mm重機関銃、40mm自動擲弾銃


汎用軽機動車

カワサキ製全地形万能汎用車。ポラリスMRZRと同規模。


74式戦車

かつての日本の主力戦車。満州及びタイへ輸出され、日本で退役した車両はモスボールを除き、両国へ輸出された。

満州国防軍では車体と砲塔に複合装甲を追加し、キャタピラ部分を覆うサイドスカートを装備して運用されている。

武装:105mm施条砲、同軸74式7.62mm機関銃、54式13mm重機関銃




89式6.5mm小銃

64式小銃に次ぐ帝國陸軍の制式小銃。弾倉給弾ショートストロークピストン方式。冷戦初期に諸外国の小口径化の流れに乗って開発がスタートするも、NATO規格に合わせた7.62mm弾に強烈な不満を抱いていた帝國陸軍は極端な小口径化による射程縮小と精度・威力の低下を嫌い、独自企画の89式6.5粍普通弾を開発し、本小銃で使用することとなった。

諸外国の5.56mmや5.45mm突撃銃よりも射程や威力、射撃精度に勝って優れているが、連射時の安定性はやや劣り、三発制限点射機構を備えている。湾岸戦争以降、6.5mm弾の射程と威力、弾道特性から有用性が再評価され、諸外国の火器の中にも6.5mm弾仕様のモデルが開発され、5.56mm弾と7.62mm弾の中間弾薬として採用されている。

被筒一体型二十粍規格汎用取付架(RAS)が2000年以降、戦闘職種部隊に限って順次配備が開始され、左右被筒部を交換して上下被筒部となる等、近代化改修が図られており、折曲銃床(ストック)も調整可能な伸縮式の最新型に換装が進む。

切換えレバーは安全装置、単発、三発制限点射、連射の順。

(史実の89式小銃)

銃身長:420mm(16.5インチ)、368mm(14.5インチ)

装弾数:30発

重量:3.5kg


20式小銃

2020年に帝國陸軍が制式採用した新型のマルチキャリバー・モジュール化ライフル。

6.5mm弾の他、7.62mm弾等、用途・任務に応じて弾種や銃身長、全長を変更可能。空軍が未だに運用する64式小銃の後継も兼ねており、陸軍でも空軍と同様7.62mmの選抜射手用から調達が開始され、89式小銃の更新として順次配備されている。

豊和HR6.5やHK416A5 6.5、SCAR-L、SIG MCX等の候補との選定において、槓桿が射撃と連動して動かないAR-15系の操作性の有坂M6が採用された。

基本型は406mm銃身(16インチ)で主に歩兵科及び一般職種に配備。一部は指定銃仕様。342mm銃身(13.5インチ)は歩兵科の即応部隊を中心に配備。292mm銃身(11.5インチ)は特殊任務部隊向けとなっている。折曲銃床型もあり、330mm銃身の折曲銃床の組み合わせが空挺部隊では採用されている。

作動方式:ガス利用(ショートストロークピストン方式)

銃身長:6.5mm仕様:406mm・330mm・292mm

    7.62mm仕様:460mm・330mm

装弾数:20発・30発

重量:3.4kg


74式7.62mm機関銃

設計はFN MAGのコピーであり、部品は流用可能。歩兵部隊において汎用機関銃(GPMG)として運用されたが、93式軽機関銃配備後は車載機関銃や機載機関銃として使用される。

62式機関銃の信頼性が低く、当時のサイゴン紛争(ベトナム戦争の一端)に派遣された部隊指揮官が独自の判断で62式機関銃ではなく、九九式軽機関銃やM1919を使用する等、混乱があった。そのため配備が開始されて早々に調達が打ち切られ、次期機関銃の開発と選定がスタートし、74式機関銃が開発された経緯がある。

車載型はグリップが異なり、ソレノイド撃発機構となっている。

重量:11.7kg


93式軽機関銃

74式MGの後継の分隊支援火器(SAW)として国産開発された6.5mm機関銃。設計はFN MINIMIの構造からコピーした部分が多数を占めるが、そこから発展させたオリジナルの要素もいくつかあり、銃床はプラスチック製で携行性に配慮して折曲式のものを採用しているが、緩衝器(ダンパー)を備えており、ミニミMk1に比して射撃精度は非常に高い。銃床内部の空きスペースには整備器具が収められている。

アイアンサイトを備えるが、発砲炎や煙に照準が遮られないよう光学式照準補助具の使用が基本で|二〇粍汎用取付架《20mmマウントレイル》を遊底覆いに備える。

派生に7.62mm仕様も開発された。

装弾数:200発基準

重量:7.9kg(派生7.62mm仕様8.4kg)


54式13mm重機関銃/機載重機関銃

一式十二・七粍旋回機関砲、ホ103をベースにNATO規格の12.7mm×99弾を使用する重機関銃として回帰しつつ、独自に改良された日本版M2重機関銃。

ホ103のベースとなったAN/M2航空機関銃を踏襲しており、堅牢な設計を維持しつつ軽量化が図られ、銃身交換が容易なFN M2HB-QCB相当に改良されるなど、逐次アップデートされている。

また連射速度を上げ、スペードグリップを大型化し、メタルループを取り付け、弾詰まりのトラブルを減らしたM3M/GAU-21に相当するヘリ搭載用の機載型も開発されている。

弾薬はNATO規格の12.7mm弾だが13mm重機関銃として扱われる。

重量:36.4kg~

発射速度:500~630発/分

     750~850発/分(機載)

有効射程:2000m


9mm拳銃

大日本帝國軍制式拳銃でSIG P226のライセンス生産モデル。大東亜戦争後、全軍に統一制式拳銃として採用されたM1911をベースとする9mmニューナンブM57A自動拳銃の後継選定のために1981年に行われた次期9粍拳銃のトライアルにおいて南部M57Bを下し、採用された。陸海空全軍と内務省、国土交通省等の法執行機関にも配備されている。

全軍に配備されたモデルは初期型のP226仕様でプレス成型の外装に削り出しのブリーチブロックを組み合わせたスライドであったが、SIG本社による原型のP226のアップデート後、ライセンス生産されるモデルも更新され、2001年以降、レイルを備えてライトなどの各種アタッチメントに対応するP226R仕様かつ単一のステンレススチールからの削り出し加工で製造されたスライドの9mm拳銃(R)の生産に切り替えられている。

装弾数:15発

重量:845g


9mm拳銃SFP9

大日本帝國軍制式拳銃のH&K SFP9のライセンス生産モデル。ストライカー方式の自動拳銃で、初期型の9mm拳銃を更新する他、拳銃の配備職域を拡大し、部隊への拳銃の増強配備のため2018年より採用された。

島嶼作戦を重視する時期的特性から海上機動団への配備を考慮してSFP9M(Maritime)の海水を含む耐水性能を重視したOTBモデルを採用している。

装弾数:15発/17発

重量:710g


9mm機関拳銃

ステアーTMPを参考に開発された短機関銃。ポリマーフレームを多用して軽量化されており、対戦車火器携行手や狙撃手、航空機乗員、戦車等の車長の自衛用火器として配備された。

後に伸縮式銃床部の追加や110mm個人携行対戦車弾と同じ折畳式握把への変更、操作系のアンビ化が図られ、レールを全面に追加するなどの改良が行われている。

ロータリーロック・クローズドボルト方式。

装弾数:17発・30発

重量:1.9kg


M15拳銃

2015年に有沢工業により国産開発された9mm自動拳銃。SIGに多大な影響を受けており、P320に酷似する。

撃発方式にストライカー式を国産拳銃で初めて採用した。フレームはポリマー、スライドにステンレス鋼を使用、ピカティニー・レールを装備している。グリップモジュール、モジュラー構造による拡張性がある。

弾倉はSMG M14のものを流用可能。

軍の制式拳銃を狙って開発されたが、SFP9に敗れ、日本では法執行機関への配備が進んでいる。

装弾数:17発・12(コンパクトモデル)


対人狙撃銃

豐和工業がM1500をベースに開発したボルトアクション式狙撃銃。着脱式箱型弾倉給弾方式で、大型のサムホールを備え、チークパッドなど調整可能なストレートストックとなっており、空挺投下用のケースとセットとなっている。(見た目は英AI製L96AWに類似)

狙撃用の7.7mm弾を採用している。

口径:7.7mm

装弾数:7発


対物狙撃銃

陸軍が制式採用した英AI社が開発したAS50セミオート狙撃銃。フォークランド紛争での英軍の戦訓を検証して調達され、空挺部隊や水陸戦部隊、爆発物処理隊等に配備される。

装弾数:5発

重量:14.1kg


豐和M1500

国産の狩猟用ライフル。7.7mm、7.62mmの他、各種口径に対応したものが存在。日本では内務省や国土交通省等の法執行機関でM1500LEMと呼ばれる軍用の7.7mm弾仕様が主に採用されている。


AR-M4

有坂社が開発したM4カービンのクローン。5.56mmNATO弾仕様の他、6.5mm大東亜弾仕様が存在。帝国軍特殊部隊や満州軍特殊部隊等が採用している。KAC社製のM4コピーであるSR16に近い精度を持ち、固定式の照星部ではなく、折り畳み式のサイトを採用、銃身のフリーフローティング化とフルフラットレール披筒部が特徴。

作動方式:ガス利用(直接吹き込み式)

口径:6.5mm

重量:2.7kg


有坂M6

有坂社が開発したマルチキャリバーモジュラーライフル。操作性はAR-15系であり、銃尾機関部の構造はSIG MCXに近い。20式小銃として帝國軍に採用された。

インテグラルサプレッサーの300BLK弾仕様も開発されている。

口径:6.5mm/7.62mm

装弾数:30発


84mm無反動砲M3/M4

89mmロケットランチャーに代わる歩兵携行用対戦車兵器として、1978年より採用されたカールグスタフM2の後継。

通常は歩兵連隊小銃小隊1個班に1門を装備している。本装備を使用する隊員は小銃ではなく9mm短機関銃を携帯し、予備弾を携行する副砲手が随伴する。

使用可能弾種は榴弾、対戦車榴弾、照明弾、発煙弾の4種類。軽ATMの配備により歩兵科で余剰となったM3は砲兵科、機甲科、工兵科、後方支援部隊の自衛火器として管理替えされつつあり、M4は空挺団や海上機動団、山岳部隊、空中機動部隊、レンジャー部隊、機甲科偵察隊等へ優先配備されている。

重量:9.98kg(M2:14.2kg)

   8.5kg(M3)

   6.6 kg(M4)


01式軽対戦車誘導弾ATM-5・ATM-5B

個人携帯型対戦車ミサイル。2017年以降の改良型は射撃装置に赤外線暗視装置が追加され、建築物や野戦築城、対ヘリ攻撃能力を向上したことにより汎用性を高めている。

諸外国の同等ミサイルに比べ、非冷却赤外線画像誘導方式を採用するなどし、クールタイムが必要ないため瞬間交戦能力が高いことが特徴。


91式携帯地対空誘導弾SAM-2

通称P-SAM。93式近距離地対空誘導弾や戦闘ヘリの空対空ミサイルとしても運用される。2007年より低空目標への対処能力の改善、携行SAMとしては世界初の赤外線画像(IIR)誘導方式による夜間戦闘能力の向上、煙の少ない推進薬の使用などの改良を加えた個人携帯地対空誘導弾(改)(SAM-2B)の調達が開始された。



一二式小銃

大戦中に開発されたセミオートライフル。九九式普通実包を使用し、箱形弾倉を採用した。独立したグリップや着脱式弾倉は備えず、ガスピストンが銃身上部に配置される他は従来型の自動小銃と同様の形状となっている。大東亜諸国を中心に輸出され、信頼性と優秀な狙撃性能は現在でも通用するものであり、今でもその複製版が辺境地域で使われている。後に7.7mm大東亜弾仕様が開発され、改修された。帝国軍では現在でも儀仗銃として維持されている。

口径:7.7mm

装弾数:10発


64式小銃

冷戦期に帝国陸軍において開発、採用された自動小銃。米国との同盟関係強化という政治的事情からNATO規格の7.62mm弾を採用している。通常は減装薬弾を使用する。

口径:7.62mm

装弾数:20発


62式機関銃

1962年に制式採用された7.62mm弾を使用する汎用機関銃。元々帝国軍では状況に応じた専門の機関銃を多数配備していたが、軍の効率化を図る為にこれら各種の機関銃を統一することを目的として開発された。

射撃精度は高いが部品点数が多いことや複雑な構造で信頼性が低く、2622年に制式配備されて早々に調達が打ちきられ、予備役に回された。

口径:7.7mm

重量:10.7kg


ニューナンブM66短機関銃

1966年に開発された9mm短機関銃。自衛用、近接戦闘用火器として開発され、機甲科や無反動砲、対戦車誘導弾、狙撃銃を運用する歩兵を中心に配備された。

装弾数:30発

重量:3.9kg



7.7mm弾(大東亜弾)

九九式普通実包(7.7mm×58)の後継として帝国陸軍の小銃、機関銃や選抜射手用小銃、狙撃銃の弾薬として新規開発された7.7mm×52の小銃弾。狙撃にも適しており、専用のマッチグレード弾の有効射程は1200mに達し、大東亜連合諸国でも採用されている。高い低伸性を持ち、7.62x51mmNATO弾と比較すると1000mで2倍以上の命中率を持つ。


89式6.5mm弾

諸外国の小口径化の流れに沿って7.7mm弾を更新するべく開発された。

想定される戦場に満州やシベリア等の平原地帯を想定した帝国陸軍は5.56mm弾のような極端な小口径化を嫌い、独自企画の6.5×44mm弾を開発し、89式小銃で採用した。


多段式閃光発音筒

安全レバー解放から約0.5秒で起爆する非殺傷手榴弾。いわゆるナインBAN。


61式破片手榴弾(てりゅうだん)

M26の後継として開発された。独DM51に類する形状。樹脂素材で軽量化を図り、内部には硬質鉄線が込められ、M26以上の殺傷能力を持つ。通称フラグ


Mk3攻撃手榴弾

破片ではなく爆発の衝撃波で人員を殺傷する。通称コンカッションやホームレッカー


Mk14 Mod0 ASM対構造物手榴弾

破片ではなく爆発、衝撃波で構造物や対人殺傷を狙った設計。Anti-Structural Munition



個人用暗視装置 JGVS-V8

AN/PVS-14を日本電気でライセンス生産した単眼暗視装置。

単3電池2本使用増幅管が第2世代のV8から単3電池1本使用第2世代+の増幅管としたV8Cに調達は切り替わり、更新されつつある。

歩兵部隊の標準装備で、その他戦闘職種のみならず後方部隊にも配備される。単眼のV8を2基使用して双眼化するマウントが車両操縦用に配備され、PVS-31未配備部隊で使用される。


個人用暗視装置 J/PVS31

V3の後継としてAN/PVS-31を日本電気でライセンス生産される双眼暗視装置。増幅管が第3世代の暗視装置で従来の緑管から白管の白表示のため、視界はより鮮明となっている。

“特に即応性を求められる部隊”に優先して配備される他、単眼鏡に比して遠近感が把握しやすいため戦闘職種の車輛操縦用としても配備が進められている。PVSはPortable Visual Searchの略。別名BNVD(Binocular Night Vision Device)


閉所戦闘用暗視装置 GPNVG-18

GPNVGはGround Panoramic Night Vision Goggle(地上用パノラマ暗視ゴーグル)の略で、通常の単眼・複眼のものより広い視野と白黒表示が特徴。特殊作戦群等、対テロ任務部隊に配備される。

当初特殊作戦群は調達を急いで航空機搭乗員用のAN/AVS-10 PNVGを採用したが、海軍特別陸戦隊はGPNVGを採用し、その後調達はGPNVGに一本化された。


微光暗視眼鏡 JGVS-V3

国産暗視装置。PVS-5に相当。双眼暗視装置として予備役で使用されるが第一線部隊からは退く。



戦闘鉄帽2型(空挺用)

超分子量ポリエチレン複合材を使用して軽量化した他、88式鉄帽にあった鍔部分が廃止され、聴音性を向上するために側面の防護面積が僅かに減っている。


防弾チョッキ(海上用)

上陸作戦や山岳地帯等での戦闘を意識して兵士の負担軽減のため、防弾チョッキ3型をベースに米RBAV(Releasable Body Armor Vest)を参考にして軽量化を図っている。


防弾チョッキ3型

カマーバンド方式を採用するなど、防弾チョッキ2型に比して隊員の疲労軽減を考慮した設計となっている。


戦闘防弾ベスト

いわゆるプレートキャリアで、デザインはFirstSpearのストランドホッグV3に相当する。カマーバンドは3バンドのスケルタル・カマーバンドで通気性と軽量化を図り、わき腹用耐小銃弾板の側面付加器材のう(サイドプレートポーチ)を追加する等して防護力を強化する事が可能。


個人携帯無線機4型

湾岸戦争以降、NATOとの通信規格統合を目指して一部部隊用に取得されていたPRC148/117の後継として、それらをベースに開発された国産無線機。1号がマンパック型、2号がトランシーバー型となっている。



AAM-4 99式空対空誘導弾

中距離空対空ミサイル。誘導方式は初期から中間誘導は慣性誘導と発射母機からのデータリンクによる指令誘導、終末誘導にはミサイルに内蔵されたレーダーによるアクティブ・レーダー・ホーミング(ARH)が用いられる。中間誘導は僚機に引き継がせることも可能。また指令送信機、シーカー、近接信管などに特殊な変調方式を採用しており、敵のレーダー・ミサイル警報装置に探知されることがなく攻撃可能。巡航ミサイル等にも効果的に対応するため、指向性破片弾頭を採用。シーカーの改良や単価低減が行われたAAM-4Bも開発された他、AAM-4をベースとした終末アクティブ誘導方式艦対空誘導弾(AHRIM)等が開発されている。


AAM-5 04式空対空誘導弾

短距離空対空ミサイル。IIR誘導方式。改良型のAAM-5Bも開発され、空中哨戒時間の延伸に伴う在空時間の延長に対応してジュール=トムソン効果からスターリングエンジンによるスターリング冷凍機に変更して、ガスタンクを必要とせず電力供給のみでミサイルのシーカー部の冷却持続時間の延長が図られ、シーカーの性能向上が行われている。


AAM-6 21式空対空誘導弾

射程:100km以上

誘導方式:INS+COLOS、終末:ARH

長距離空対空ミサイル。|可変推力ダクテッド・ロケット《TDR》・エンジンを採用し、超音速/長射程を実現した。目標接近までの中間誘導を慣性誘導と指令誘導(COLOS)で行う。ステルス機のウェポンベイへの搭載が考慮され小型化されつつ、中国軍のPL-15に対抗可能な射程距離としてAIM-120 AMRAAMの射程を上回る3倍の回避不能ゾーン(no-escape zone)が要求されている。Su-27に搭載するラムジェットエンジン搭載の長射程空対空ミサイルR-77-PDに対抗することを目的に開発されたミーティアがベース。

発射されると固体燃料ブースターで加速、高速度(マッハ3 / 3,700 km/hr程度)になると空気取入れ口が開きTDR/ラムジェットが作動を始める。ガスゼネレーター内には酸素を殆ど含まないボロン系固体燃料があり、高温でガス化しTDRに送り込まれ、ラムジェットが作動する。この燃料は普通の固体燃料ロケットに比べ比推力(ターボジェットの燃費に相当する値)は3倍にもなる。推力調節はガスゼネレーターの出口面積を可変にして行なっている。TDRは作動開始後着弾まで、低空から高空までの範囲、可変推力を安定的に維持できる。空対空ミサイルとしては、空自のAAM-4Bや米国製AIM-120C-7の100km級の射程の数倍に達する(関係筋は300 kmと推定)。

ミーティアの誘導は、双方向データリンクで母機から誘導され、途中での目標変更も可能。目標に接近するとミサイルに搭載のシーカーが作動、アクティブ・レーダー・ホーミングで目標に接近・衝突する。

ミーティアの諸元は、直径17.8cm、全長365cm、重量185kg、速度はマッハ4+。フィンの改修をすることで日、英、ノルウェーなどが導入する最新型ステルス戦闘機F-35のウエポン・ベイに4発収納できる。弾頭には多数の弾片が収納され近接信管の作動で放出し目標を破壊する。

日本では特にAMRAAM以外でF-35のウェポンベイに搭載可能な中距離空対空ミサイルとしての価値が高い。AAM-6はA型がフィンを小型化せず命中精度を重視したタイプでB型はステルス機のウェポンベイへの搭載を重視した仕様となっている。


AIM-54E 81式空対空誘導弾

射程:150キロ(80マイル)以上

誘導方式:セミ・アクティブ、終末:アクティブ・レーダー・ホーミング

長距離空対空ミサイル。F-14Jが運用する大型のミサイルで、日本独自の命中精度向上を図る改良や新型ロケットモーターの採用等が行われている。


SSM-1 88式地対艦誘導弾

80式空対艦誘導弾ASM-1を基礎に開発され、1988年に制式化された陸軍が運用する地対艦ミサイルシステム。

派生として海軍が90式艦対艦誘導弾SSM-1M、91式空対艦誘導弾ASM-1C、空軍が93式空対艦誘導弾SSM-1Aを開発した。

空軍はさらにロケットモーターからターボジェットへ変更したASM-1A等を開発している。

現在は新型の12式の配備に更新が進み、大東亜連合へ輸出されつつある。


ASM-2 93式空対艦誘導弾

空軍が開発した空対艦ミサイル。中間誘導用にGPS誘導方式を追加して誘導精度を高めた改良型の93式空対艦誘導弾(B)(ASM-2B)も開発されている。


ASM-2C 空対艦誘導弾

12式地対艦誘導弾をベースに開発された哨戒機用の空対艦ミサイルで、93式空対艦誘導弾の派生ではない。

射程:

飛翔速度


SSM-1改 12式地対艦誘導弾

2012年に制式化された最新型の地対艦ミサイルシステム。

捜索標定レーダー装置(1/2tトラックに搭載)×2基、中継装置(1/2tトラックに搭載)×1基、指揮統制装置(3 1/2tトラックに搭載)×1基、射撃管制装置(3 1/2tトラックに搭載)×1基、発射機(重装輪車1輌当たり6発)×1-4基、弾薬運搬車(1輌あたり6発を7tトラックに搭載)×1-4輌で構成される。

派生として海軍が17式艦対艦誘導弾SSM-2、哨戒機用の空対艦誘導弾ASM-2Cを開発している。


ASM-3A 18式空対艦誘導弾

空軍独自開発の超音速空対艦ミサイル。

射程:400㎞

飛翔速度:マッハ3以上


RIM-4

AHRIMとして03式中距離地対空誘導弾改をベースに射程を延伸するなどして開発された。RIM-156 SM-2ERに相当する300キロを超える射程を有し、イージス艦以外の防空艦艇にESSM短距離艦対空誘導弾と共に配備される。

射程:160㎞~370㎞以上(SM-2ERブロックⅣと同等)


SGM-1 13式艦対艦誘導弾

海軍が運用する艦対艦ミサイル。コルベット艦で採用されていたSAAB社RBS-15Mの後継として開発された。

派生に14式空対艦誘導弾AGM-1が開発されている。


SLAM-1 96式空対地誘導弾

空対地ミサイル。SSM-1Aをベースに開発されたスタンドオフミサイル。


ARGM-1空対地誘導弾

空対地対レーダーミサイル。ASM-2をベースに開発された。


航空魚雷システム

日本が独自に開発した短魚雷に滑空用の翼と誘導装置を取り付け高高度・長距離投下能力を付与する装置。米軍のHAAWCに相当。

S-3ヴァイキング対潜機の廃止後、F-4戦闘機に搭載可能な簡易的な装置として開発され、97式魚雷に装着されて航空魚雷化を図った。以降長射程化も実施され、駆逐艦のASROC搭載負担を減らす試みで維持改良されている。

運用コンセプトとしては艦隊対潜ヘリの魚雷搭載数を減らして哨戒時間を延伸、不足する魚雷をF-4などの多用途戦闘機から投射することでそれを補い、かつ艦艇のVLSに占めるASROCの数を減らして対空ミサイル等の搭載数を増やすというもの。射程は50マイル、最大運用高度2万フィート



M82 25mm機関砲

GAU-12イコライザー機関砲をベースに日本が独自開発したガトリング機関砲。航空機用や艦船の近接防空火器等の派生が多数存在。NATOと同じ25×137mm弾使用。帝国軍の25mm機関砲は陸海空全てでこの弾薬で統一されている。

砲身5本 M82:艦艇の近接防空火器及び航空機用、対空砲

砲身4本 M82A1:戦闘機搭載用


86式25mm機関砲

M39A3リボルバーカノンをベースとする機関砲。陸軍の他、海上保安庁等が運用する。RWSと組み合わせ、車載火器として運用されている。

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