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片思い合い 1
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叶わない…
叶えちゃいけない恋…
ホントは俺、お前が好きだったんだよ?
いや…
今でも好き…
でも、もう伝えることは無理だけどさ。
~片思い合い~
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「え!フラレたの!?」
友達の声が私の鼓膜を揺さぶる。
「五月蝿いなぁ~、
そうだよ…
告る前にフラレた。」
なにそれ~!?最悪~!!
と、またしても私の隣で騒ぐ友人。
さっきの五月蝿いという忠告は、一切無視なようだ。
まぁ、最悪なのは本当だけど・・・。
あれから、連絡の一つもない。
廊下ですれ違っても私を見ることはないその瞳。
本気になった私がバカ…だったのかな?
こんな変な別れ方するんだったら、いっそのこと告ってフラレた方がまだましだった。
ねえ…どうして?
私をもう泣かせないって言ってくれたじゃん、
あれは嘘…?
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