第二十七話 聖霊ディサイド
今日の一言 ディサイドとディアブロがややこしい
風のように現れたディアブロ。ジルヤはいきなりディアブロに切りかかる。
「おらぁ!!」
しかし、避けられてしまう。それどころか、
「「エアロ」」
「うわっと!!」
魔法で反撃を食らってしまう。ジルヤにとってはかなり相性が悪い。
(くそ……やったことねえけどやってみるか。)
するとジルヤは剣を両手で持ち、そのまま高く振り上げ…
「ガイアブレイク!!!」
剣を叩きつけた。
ガガガガガガッ!!
技は見事に発動した。だが、
「ガイアの技か……。僕にやっても全く意味ないよ。」
ディアブロは飛んで、ガイアブレイクをかわした。
(畜生!!こんな時にケイトは何をやっているんだ!!)
ケイトはケイトで魔導書の中で、激しい戦闘を繰り広げていた。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
「「ファイア」!!」
ディサイドのファイアだ。かなり大きい。僕は必死でそれをよける。
ズドオオオオオン!!!
「ふむ、避けるのはうまいな。」
「くそっ!「ファイア」!!」
僕の最大級のファイア。しかし
「「ファイア」!!」
ズドオオオオオン!!!
あえなく、相殺される。
(……こ、これが……聖霊の力……。強すぎるだろ……。)
「何を考えているのだ?まさか、あきらめたのではなかろう。」
「あたり……前だっ!!」
僕はその場で合体魔法の詠唱を唱える。
「氷の力と風の力、二つの力が一つになり」
そして僕はディサイドの目前まで迫る。
「新たな魔法となれ!合体魔法!「氷牙乱舞」!!!」
氷の竜巻がディサイドを襲う。完全に決まった。
「よし!!」
「「ファイア」」
ズドオオオオオン!!!
突如、氷の竜巻が爆発する。中からディサイドが出てきた。
「こんなものか、まだまだ威力が足りないな。」
完全に決まったと思っていた。いや、実際決まっていた。だが、ディサイドは簡単に魔法を相殺した。ただのファイアで。
「ウソ……だろ……?」
ディサイドは右手をぼくのほうに向けた。
「私の技も見せてやろう。「フレアブレス」。」
ディサイドの右手から広範囲にファイアが放たれる。避けられない!
「う、うわああああああ!!!!!」
僕は炎に巻き込まれた―
痛い。体中が悲鳴を上げている。実際、僕の体は黒焦げだ。
「ふむ、まだ、息があるのか。」
「ッ!!~~~~~ッ!」
しかし、声が出ない。僕は立ち上がろうとする。体中に激痛が走るが、なんとか耐えた。
「フー!フーッ!」
「まだ立てるとはな。だが、その体では何もできん。消え去れ。」
そしてディサイドはもう一度、右手を僕の方向に。フレアブレスを放つつもりだ。
「消え去れ。「フレアブレス」」
再び、炎が僕の体を巻き込もうとする。
(どうする……?この技はよけられない。2回目を耐えれるほどの体力は残っていない。だったら、やることは1つしかない!!突っ切ってやる!!)
僕は最後の力を振り絞り、ディサイドの方へ走る!炎など怖くない!!
炎が僕の体を焼いていく!痛みは感じない!!やることはただ一つ!!
「ディサイドォ!!」
ディサイドを倒す!!それだけだ!!
「っな!?なんだと!?」
「くらえ!!!「ファイア」!!!!!」
ズドオオオオオン!!!
僕は最大限の力でディサイドの顔面にファイアをぶつけた。
「……やった……か…?」
しかし、ディサイドは立っていた。何事もなかったかのように。
「畜生……」
僕は、その場に倒れた。
真っ白い空間。ディサイドが立っている。そして、その近くには倒れたケイトの姿がある。ディサイドがケイトのそばに立った。
「ケイトよ。お前の決意は見せてもらった。私の力を使うがいい。」
ディサイドはケイトの背中に右手を置いた。
「さあ!目覚めろ!!ケイト!!!」
ディサイドの体から突然ものすごい閃光が発した!!しばらく、目の前が見えなくなる。
次の瞬間、ディサイドの体はなくなって、ケイトが無傷になり、立ち上がった。
「ありがとう。ディサイド。」
そして間もなく、ケイトの体も消えていった―
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
そのころ、現世では、ジルヤとディアブロが戦っていた。ディアブロはエアロを刃の形にし、ジルヤに何発も撃ち込んでいた。
「くっ!ぐっ!このっ!!!」
「どうした?魔力を吸収しないのか?」
しないのではない。できないのだ。魔力吸収に集中してできるわずかな隙を狙われるからだ。
「ジルヤ君!!「マジックシー……「させるか!!」
リアも何度かマジックシールドを張ろうとするがそのたびにエアロを撃ち込まれる。
「くそ!!どうすればいいんだ!!」
その時、ジルヤの体に何かが入ってきたような感覚がした。そして、声が聞こえる。
「ごめん。待たせた。代わるよ。」
「遅いんだよ!!ケイト!!」
そして、体を交代させる。
「「ファイア」」
全てのエアロが燃え尽きる。ケイトはディアブロに向かって言った。
「さあ、反撃開始だ。」




